586 凍れる水車 ― dva ―
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【赤】 雑貨屋の娘 ナタリー
血……
……おいしそう……
[獣の血が騒ぐ。
今すぐにでも飛び出して、吸い付いてしまいそうで。
ヒトが織り成す血の宴に、震え上がる。]
【赤】 村長の子息 ユーリー
どうした。……死んだか？
人間相手に？
[彼女の表情など知らぬまま。
怖がる囁きがなくなって、からかうようにつぶやいた]
料理人 ドラガノフ
[...は掠り傷が出来た腕を見る]
おっと、こりゃ二箇所も出来るとは痛いな…。
ここはどうするか？
[...は考えた。]
変更だ。
[...はナタリーの方へ移動し、大声で叫ぶ。]
戦闘でも逃げる事は大事！それを守る事も大事！
逃げる事自体は臆病じゃない！
[...は大声でそう叫んだ後、ミハイルにこう言う。]
わかったかな？
【赤】 村長の子息 ユーリー
そりゃ無理だな。
[ダニールの言葉に即答を返す]
どこにいるか分かんねえ人狼を捜すならともかく。
明確な敵がひとりそこにいれば、人間ってやつはそれに向かって団結できる。
あいつは細いし、上手く行って二人、だろうよ。
……だいたい、楽できて愉しいか？
[にやりと笑んだ]
すながみの花つみ カチューシャ
[ 塔のなかは、くらい。
昨日の朝。 一面にひろがっていた、紅。
いまは僅かに黒ずんだ染みがのこるだけ。
その床のうえを。 紅の靴が踏む。 ]
……なにか。 かいて・ある？
[ ふと。
しゃがみ込む。
文字は読めない。
けれど、昨日少年が読みあげたものだろうかと。 ]
雑貨屋の娘 ナタリー
あ、っ！！
[叔父に背負われ、未だ戦い続ける村人達が遠ざかる。
手を伸ばすけれど、彼らの姿はどんどんと小さくなって。]
だめ、叔父様、降ろして……！！
菓子職人 シュテファン
[床を這う男、撫でる手。それが何かを弾いた]
…あった！
[それが眼鏡である事を確信し、手に取って掛ける。
瞬間に見えたのは、腕を斬られたサンドラ>>372
見境い無く斬り付けているその姿を見たからか、それとも頭に血が上ったからか。
痣が更に痛んだ]
―――先生、離れて！！！
[無我夢中でミハイルへと駆け寄り、小麦粉の袋を全開にして頭目掛けて投げ付けた]
【独】 菓子職人 シュテファン
/*
ラビさん来た！これでかつる！
おっさんも何かこう…戦おうよ……小麦粉て…。
聖痕パワービートアップ！とか出来る世界観だったら絶対やってたなー！
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