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――昔の話――
[こどもの頃から、声が聞こえていた]
[血塗れの獣の囁きと、彼らに殺された者達の怨念の声。幼いこどもの心が、耐えきれるわけがなかった。
両親に相談しても困った顔をされるか、大声で笑われるだけ。ひとりで抱え込んだまま、姉の影で怯えるように暮らした。
ただ、その姉にだけは、声のことを言えなかった。彼女にまで否定されるのが、ひどく怖かったから]
[ある日耐えきれなくなって、勇気を出して囁きのひとつに声をあげた。やめて、と。
帰ってきたのは、どうしてという言葉。ひどく平和な声音だった。
囁きを聞ける仲間を見つけたそいつは嬉しそうに、ここまで来てよとささやかれた。常の残酷な話が嘘だったみたいに]
[囁きの主は、妖魔の森の浅いところにある、小さな洞窟の中にいた。
それは女の姿をしていた。結局来てしまったこちらの方を向くと、童女のように笑った。ドミニカと名乗った]
[彼女は怪我をしていた。足が嫌な方向に折れていた。棲み家を捜す熊などを食べて繋いでいるらしい。獣の姿にも戻れないのだという。
さらに盲いてもいて、その瞳に光はなかった。鈍く赤い虹彩は、暖炉でぱちぱちと燃える埋み火のようだった]
[弱々しい身体とは裏腹に、態度は明るく無邪気でこどもっぽかった。
へまをしてから、囁きという名のひとりごとをこぼすしか楽しみがなかった、とぼやく彼女はふつうの人間にも見えた。
彼女の話はとても面白かった。見たこともない異国の話。おとなが教えない汚い世界の話。ことあるごとに自分を邪魔してくる妖魔の話。
どれもとても新鮮すぎて、そこに人狼にしか通じない価値観が滑り込んでも、いつの間にか何となく肯定しまった]
[ドミニカはことあるごとに言った。
わたしの代わりに、あなたが愉しい世界を見てくれるといいわ、と]
[ドミニカはことあるごとに言った。
でもわたしが視えない世界なんて、やっぱり全部燃えちゃえばいいわ、と]
[彼女は次第に弱っていった。家にあった生肉や酒、果ては煙草や薬までくすねて持って行っても、人狼の腹は膨れない。
いっそ自分を、と告げても、彼女は苦笑して首を振るだけだった]
[そんなことをするくらいなら、わたしが燃えちゃう方がいいわ、と]
[ある日の朝、騒がしい囁きが止んだ。不安を覚えながら、いつもの獣道を走った。
辿り着いた小さな洞窟は、燃えていた。
全身を炎に包まれたドミニカがそこにいた。どうしてそうなったのか、そのときは分からなかった。
こちらを見ると彼女は、すべてを諦めたように、弱々しく笑った]
[それが、とても許せなかった。
何の躊躇いもなく、炎の中の彼女へと、両の手を伸ばした。朱に包まれた腕を、思い切り掴んだ。
勝手に絶叫を上げる喉を尻目に、心はなぜか喜びに包まれていた。ひどく、暖かい。
肩を掴まれた彼女は驚いたように硬直した。しかしやがて、炎に照らされた赤い瞳を、弓のように細めて]
[強い力で、手を振り払われた。大地に頭部を叩きつけられて、視界はあっさり闇に閉ざされた。
最後に彼女がつぶやいた言葉は、聞き取れぬまま]
[気がついたら家にいて、掌が包帯に包まれていた。
火傷は神経までは達していなかったものの、痕は死ぬまで残るのだという。
それを聞いて、とても嬉しかった。
外出を許されると、すぐに洞窟に戻って、物言わぬ灰となった彼女をかき集めた]
――いまの話――
[赤く爛れた手で、ひとり煙草の紙片を開く。>>39
刻み葉を指で器用に広げると、その上に小瓶の中身を少し落とす。
黒い粉末。ドミニカの遺灰。
煙草の葉に紛れさせて封をすると、燐寸の火を付けて、それを朱に染める。彼女を燃やし続ける。
強烈な苦みを持つ葉を使っているのに、ひどく暖かさを覚える味。
そこにあったはずの愛しさは、もう感じないけれど]
[小瓶の中身は残り少ない。
ならば彼女の墓地を、つまり森ごと燃やして増やせばいいと、ぼんやりと思うようになった。
囁きに対する恐れも、姉に対する思慕も、それこそドミニカに対する思いさえも。
こどもの頃に抱いていた感情は、すべて紫煙となって消え失せて、もうない]
[ただ、代わりのように現れた、彼女に面影が似た居候に対する憎悪以外は*]
/*
誰か、役職希望弾かれた後の、スマートな伏線回収の仕方をおしえて下さい。
もっと短くしたいんだよ!ヽ(`Д´)ノ
……共食い?
昨日ぐらいしか話す機会はなくて、妙な子だとは思ったけど…。
でも人狼に村の総意とやらが処刑で対抗し始めたのに、同族を殺してる暇があるのかどうかは……。
[オリガの傍にいる時に聞こえてきた、ユーリーの言葉。>>73
反芻して、片隅では妖魔としての記憶の森に潜り始める。
共食いを行うケモノは、存在すれど稀だった気がするのだが。
しかし、ベルナルトとしての記憶はともかく。
こちらの記憶は数十年分しか保持できず、その保持できている分でさえ抜け落ちている箇所がままある欠陥持ちだ。
信じ難いが否定もし難い。
自然と、判断をつけかねているような表情に]
……殺すなら惨たらしく殺してくださいね。
[>>*16ヒトのコエを聞いても、恐れるでもなくコエを落とすだけ。
どうせ死ぬのなら。苦しんで苦しんで苦しんで、死にたいと思うから。
ダニールならきっと、うんと相手が苦しむ殺し方を知っているだろうし、決行する事も可能なのだろうけど。囁きを持たぬ人間達に、同族である事を悟られる可能性の事を考えると、頼むのは躊躇われた。]
/*
ドミニカきたあwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
くそう、ユーリーのいろいろ拾いたいのに中身も外身もそれどころじゃねえwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
―回想・サンドラの部屋の前―
[暗がりに浮かんだサンドラの姿は、つい先程の悲劇を目の当たりにした後の今であっても]
サンドラ先生ぇ…ロラン、ロランが
[おかしくなりそうな心を宥める。そんな暖かさと懐かしさを持っていて、我慢していた涙をとうとう零してしまった]
ナタリーが………っ!?
[息が詰まって続きを告げる事が出来ず、その間に室内へと引き入れられて>>77余計に焦る事となる。
仮の住まいとはいえ女性の部屋。しかも自分の記憶では家族が居るはずの、女性]
せ、先生、たいした事……いや、話は大変な事だけど
怪我とかじゃなくて……
[何から告げれば良いのか、分からなくなっていた]
―回想・サンドラの部屋―
[ベッドに座らされてから数刻。
少し落ち着いて来たのか、ぽつりぽつりと話し始める]
……ロランが、亡くなりました。
でも、僕も食堂に行った時には…息を引き取る所だったので、何故そのような事に、何故ロランがそうなってしまったのかまでは分からないんです。
…あんな事があった後だから他の皆に聞くわけにも行かないし、それにナタリーを見ていると…昔の僕を見ているみたいで。
[ぐ、と更に俯いて]
何も言えなくて、出来なくて、食堂から逃げてしまったんです。
そうしたら、これが血だらけになっているのを思い出して…。痛みはそこまでではないし、しばらくすれば止まると思うんですがその間押さえるものを持って来るのを忘れてしまったので…それで先生に。
[襟を引き、後ろ首を晒す。蝶の痣から見える血は未だ滲み出している。
また、いくつかはサンドラに全く理解出来ないだろう話だったが、過去の自分と痣の事を改めて訊ねられる事があったならば全てを話し「自分にとっては忌むべき痣」とミハイルに話した時と同じように苦々しく言い放つだろう]
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