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偽善であろうと、善は善だ。
何も為さない善よりも、
誰かに何かを為す偽善の方が尊いと、サーシャは思う。
[フードを下に引っ張りながら、ヘイゼルと僅かに反らす。
偽善であろうとも、蜜菓子に込められた思いは嬉しかったから]
[ とうさま。 かあさま。 ねえさま。 にいさま。
そう呼べと。 ことに、人前ではそう呼べと。
養父のいいつけ。
しかられたことはあれど。しいたげられたことはない。
養父も養母も。ただ、だまって、掃除や片付けをさせるだけ。 ]
「ああ、こんなみっともないきのどくなこをひろって。そだてて。
村長さんは、なんてすばらしいひと。」
[ だれかが、そう呟くのを、なんどもきいた。 ]
[渡した包みをぎゅうと抱く腕。>>513
すっかり女性らしくなったものの、可愛らしい仕草の少女に頬が綻ぶ。]
どう致しまして、です。
お誕生日は特別なものだから……
何と言ったって、この世に生を受けた日だもの。
["その日"に対し抱く想いは様々であると知っていても。
祝うべき日を持たない自分には、やはり眩しくて。]
良かったら、使ってあげてね。
[微笑を湛えたままそれだけ告げて、ひらひらと手を振った。]
―回想・森の奥にて―
[思っていなかった彼女の返事。>>519
ものを施すだけで他者に対し何の働きかけもしない自分に、善だと彼女は言う。
未だ視線は合わせられぬまま、不意に話題を変える。]
それから…その、サーシャ。良かったらヨールカを見に行かないかい?
今年のヨールカも素晴らしいんだよ、ジェット・マロース人形が一番てっぺんにあってね……
[男は時折、こうして村での話をいちいち伝える。サーシャはこれに対し、どのような思いを抱えているのか。そんな事も考えず。]
[あちらこちらを回り、残った料理を少しずつ取り分けてゆく。
ふとリクエストの品に行き当たれば]
あ、
ああっ、サリャンカ………!
ドラガノフさん、作ってくれたんですね。
こっちの海の幸のプローフも美味しい。
[人々から離れた所に腰をかけ、至福の表情で好物を口に運ぶ。
少し前にも、美味しい嬉しいと口にしながら食事を取るシュテファン>>499の姿を見かけた。
一際寒い夜でも、暖かな手料理は心を解してくれるのだろう。]
スチェおじちゃん・だって。
[ 森がつぶされたら。 かなしむはず。
集めた破片。 塵取りのなか。
とびらをあけて。 外のごみ捨て場へ。
空になる塵取り。
ふりかえる。
灰翠にうつる、碧。 ]
おかし。
とどけて、くれた・かしら。
[ 聖なる夜に。
おなかがすいてないと、いいと。 ]
ヨールカ……。
[昼にも聞いたお祭りの飾り。
綺麗だったと笑うカーチャを思い出し、僅かに表情が緩む。
だけど――]
……だめ。サーシャは森を出られない。
だからサーシャの分までシュテファンが見てほしい。
[結局、カチューシャには会うことが出来なかった。
例え会えたとして、プレゼントの理由はと問われれば、言葉に窮してしまうのだろうけれど。
思いつきで用意した包みは、肩から下げたポーチの中に。
誰が置いたのか、或いは勧められたのか。
誤って口にしたヴォートカ>>463に意識が飲まれてしまったのは――今年最後の*不覚*]
―回想・森の奥にて―
……どうしてだい?皆が何か言うからかい?
森の中でしか居られない事はないはずだ、だって君は…!
[気付けば顔を上げて彼女のヘイゼルを真っ直ぐに見て。そこで、言葉を切った。]
…イズヴィニーチェ。
無理矢理に、というわけではないんだよ。
君がそう言うのなら、でもね。
[一緒に行けたら]
気が、向いたら、おいで。
僕はヨールカを見上げているだろうから、すぐ見つかるだろうしね。
[言いたかった言葉を飲み込んで、菓子を届けると告げて炭焼き小屋を後にする。
何度も振り返って小屋を見つめたが、大きな溜息を付いて前を向いて中央広場へと急ぎ足で戻って行った。]
―回想終了―
[粗方片付け終えた後だっただろうか。
大地は大分白みが掛かっていて。少し吹雪いてきていたかもしれない。]
あらら、オリガさんたら……
風邪引いちゃいますよ?
[先程ヴォートカを口にしていたオリガが広場で眠ってしまっている>>526
揺すってみるものの、反応は無く。
誰か手伝ってくれる者が居るならば、お願いしますと彼女を預けて。周りに男手が無ければ、彼女に肩を貸して人形店まで連れて行っただろう。]
[ おうちのなかへ。
ご飯を食べて。
お風呂にもいれられて。 ]
おやすみ・なさい。とうさま。
おやすみ・なさい。かあさま。
[ ――かれらの子どもたちとは、会ったかしら。
姉のほうには、おかえりなさいと。
弟のほうは、気配がちかづく前に、外へ。 ]
は……
[ 白い息が、散る。 つよい風と、雪。
ばさ。 うすぞらいろの寝巻きを煽る。
うでに抱いた、おともだち。 ぼろぼろの、くまのメドヴェージ。
飛ばされないよう、しっかと手をつなぐ。
邸宅より、すこしだけ、はなれたところ。
使い古された、ちいさな馬小屋。
とびらをあける。 ]
[言葉を切ったシュテファンへ、
ヘイゼルはその色に金を滲ませ、真っ直ぐに見詰める]
サーシャは妖精の子供だよ。
シュテファンがどう思っていても。
[ 馬たちは、とっくのむかしに、りっぱな小屋へお引越し。
おへやがあいたから、ここがカーチャのおへや。
寝床へはいり、毛布を2まい、3まい、かぶる。 ]
おやすみ・なさい。
[ 腕のなかのおともだちに、おやすみのキスを。
かたかた、屋根をゆらすおと。
すきま風にふるえながら。
灰翠を、*とじる*。 ]
―現在・中央広場―
[残っている料理も美味しい美味しいと連呼し、平らげて行く。ヴォートカも入れば気分は良い事この上なく、少し前の不甲斐ない自分の態度>>527も一時だけは和らいだように感じられる]
ん……あ、今日は…!!
[オリガがナタリーへ何か贈り物を手渡している>>508のを見て、弾かれたように駆け出した。]
今日は、ナタリーの!!
贈り物!置いて来て何をやっているんだ僕は!
[それでも、ドラガノフの料理とナタリーのケーキ。双方を味わう事が出来たのはやはり嬉しい事だった。
急いで家へと駆け込み、用意していたはずの贈り物を探すが何処に仕舞ったのかと部屋を引っかき回す事数十分。随分と*手間取っていた*]
[祭りもお開きとなって。
残っている人が居たならば、おやすみなさい、冷えてきたので温かくして寝てくださいと告げて。
娘もまた、小さな包みを抱いて。
台車と共に、家へ戻っていく。]
― 自宅 ―
[今のソファへ腰掛けると、早速リボンをしゅるりと解いて包みを開ける。]
ふ、わぁ……
[掌サイズの、小さな編みぐるみ。
それを両手で掲げてから、胸元へ寄せる。]
可愛いっ。
[自分の部屋に飾っておこうか。
……否、人目につかないなんて勿体無い。
だから、首飾りの入っているポケットとは、反対のポケットへ。顔だけを出すような形にして、すっぽりと収める。]
皆にも君を見てもらわなくっちゃね。
[それから、貯蔵庫から小さなケーキを取り出して。]
…………
[それを口へ運ぶでもなく、暫くじっと見詰めてから。]
……星、見えなくなっちゃった。
[窓の外へ目を移せば、空はすっかり暗く。
吹雪が村を*包んでいた*]
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