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To 総吾くん
From 朱音
Sub おはよう
昨日はありがとう。
なんだか、まだ夢をみてるみたい。
どきどきしすぎて、みんなの前で普通にしてられる自信ない…。
総吾くん、みんなの前でからかわないでね?
はわわ、もうこんな時間!
急がないとコンテストに間に合わない〜
[急いで身支度を整え、家を出る。タイミングがあえば、総吾と共に会場へ向かうかもしれない]
今日はコンテストの日だっけ!
賑やかかな!面白いこといっぱいかな!
ヨハンもミスコン出ないのかなー!
って、何言ってんの!
取材、取材ー!ひゃーほー!
[頭をぶんぶん横に振り、
機材をまとめて鞄を手に持つと、急ぎ足で会場へと出かけて行った]
どうしよう…総吾くんに会ったら、平静で居られない気がする…。
っていうか、無理!意識しまくっちゃって絶対挙動不審になっちゃうよ〜。
いっそ開き直った方が楽なのかな。
はう〜!ほんと困る!
[呟きながら会場へ向かう。総吾の顔をまともに見られる気がしないので、あえて総吾には声をかけずにいたのだが。同じ時間帯に、同じ会場へ向かうなら、それは必然的に起こるに違いない]
−イベント2日目−
や、やべー!!早く行かないと…
[急いで準備してると、妹がかけってきて]
「兄ちゃん、ばか?昨日のはっぴぴーのイベント、どうして連れて行ってくれなかったの!」
[かなり怒り浸透の妹]
ちょっと待て!俺、急いでる…
[わたわたしていると、今度は両親が来て]
「総吾!!お前、朱音ちゃんを連れ出したそうじゃないか!何やってんだ、馬鹿もん!!」
[こっぴどく怒られている。
しばらく説教は56分続いた。唯でさえ遅れているのに、間に合いそうそうもない!]
[エルに声をかけられて、はたと顔を上げるが、すぐに目を逸らして]
あ、だ、大丈夫。全然なんともないから、気にせんといて。
[かろうじて、笑みを浮かべるが、頬がほんのり赤いのにエルは気がつくだろうか]
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