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[もしも生まれ変わることがあるなら、また会いましょう。女はそう言って眉を寄せると淋しげに微笑った。
その表情は儚げで、美しかった。惜しいことをしたな、と普段なら考えもしないことを心のどこか過ぎらせながら―まあ、それでも、本心からではなかったかもしれない―男は女と別れてまた黒を歩き出した。]
[歩くうち、視界の端々にノイズが見えるゾーンにたどり着いた。エラー、というよりも壊されたが故のノイズらしきそれの、発生源はどことなく予想がついた。
彼とは直接何かあったわけではないが、時折game中に姿を見ている。
目を細めて遠くを見れば、交戦している様子が伺えた。2値化されたグリッド、響く笑い声。noisyな戦いに水を差すつもりもなく、遠方からそれを眺めている。]
[素足で雪を散らして歩み、上体を起こすAnt-lionの傍らに。
腕を伸ばせば指先が触れるか触れないか、それだけの距離を残して座り込む]
… …
[眼前に降り立ったLostOneの光へ、金緑の翅を振るわせて]
ぜろふぉーど――
[独白>>43に混じった名前に、薄蒼を光らせた]
ぜろふぉーど…
[涙を零す]
[探査対象が突然現れたことには驚いたが、それよりも、無事を喜ぶ気持ちの方が勝った]
『へえ……1Fの下にもう一フロアあったんだね!』
[シャーロットは光とともに少女の姿をしたそいつの前に降り立った。
私もそいつに近付きながら口を開く。
他愛もない独り言]
生きているとはどういうことか。
AIは生きているのか。
それらを私に語る資格があるのか。
全て分からないよ。
[その時、私の名前を呼ぶ声(>>41)が聞こえて]
コーネリアスも生きていたか。
あるいは、生まれ変わったというべきなのか。
……さっきの衝撃で、落ちたみたい。
[ ECLATANTに返事をする。
Ira=Ant-lionから、Little Dancerへの問いかけと会話を邪魔する様子はないようだった。]
私を作った…人間達ハ…私に破壊ヲ…求めタ。
…モシも…戦争で…投下される爆弾二意思があるとすルならバ、一体ナにを思うのだろウな…?
[がすっ…!…「Ant-lion」は、残った腕を地面に突き立てる。]
お前たチ…
未だ…
これで終わったと思うのハ…ハヤすギル。
私ノ…作られた…役割ヲ
…果たさせて貰ウ…ッ!!!!
[突き立てた腕を中心に…熱波が拡がった]
『私の全てのデータ領域をフォーマット。
定義領域に変更かつ解放… 最下階層システム 「崩落の時」supernova explosion(超新星爆発)…否
この水準のシステム稼働を「終焉の刻」Big Bang(ビッグ・バン)と定義する。
「終焉の刻」Big Bang(ビッグ・バン) 起動(イグニッション)――…出力…∞!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
[「supernova explosion」は、「種火」となるデータ群が必要だ。
それを崩壊させる事が呼び水となり、起点に周囲のデータを「崩落」させる。
そして、「種火」が大きければ大きいほど、それが引き起こす崩落は巨大なものとなる。
これまで、「Ant-Lion」は自らの体を種火として崩落を引き起こして来た。
だが。
ここには、更に大きな「種火」がある。Babylonシステム…という巨大な種火が。
「Babylonシステム」を種火に、此処に居る全員を空白に還す…。
…それは、蟻を潰すのに素粒子爆弾を用いるのと同じ事だ]
コーネリアス。
食べちゃえば、その子。
[ 青白い光を纏わせながら。]
好きなのでしょう?
[ 赤いゴーグルには、ConeliusとIraの姿が映る。]
でないなら…
[ 両手を胸の前へ。何かを受け取るように軽くお椀の形にする。]
[Ant-lionの腕から…崩壊の斥力(コマンド)がBabylonシステム全体に伝達される。
天空は灰色の雲に亀裂が入り、音を立てて崩れ始める。
塔から見下ろす大地は、液体の様に渦を巻き始め。
地面からは、巨大な岩が天に向かって、いくつも「墜ち」ていく。
そして、世界が白く輝きはじめる。その輝きが完全に世界を満たした時、全ては虚無に帰すだろう。
今…Babylon全体が「空白」に還元されようとしている。
それは…まさに、世界が終焉する瞬間の様でもあった。]
[熱波を検知して、gulaの両腕が溶ける。
雪に埋め、床面オブジェクトを媒介にBabylonシステムを食い破り、強制侵入した]
Dione… ぜろふぉーどの子
だめだよ
[データ領域。不可視のそこは、gulaの揺籠。
種火となるデータ群へアクセスするAnt-lionのコマンドの前に、蟲は巨なる翅を拡げる]
ぜろふぉーど Ira だいすき
[それはCharlotteへの返答のように]
/*
言おうか言うまいか迷ったけれどもね。
発動前に潰す事を考えているなら、既に発動し始めた描写をしちゃいけないと思う。
何でも料理出来る人ばかりが毎回集まる訳でもないし、相手のPCの強さ・弱さを見て、ネタ振りはした方が良いよ。PLの、ではなくて。
無茶振り何でもあり村なら全然OKレベルなのだけれどね。
初心者という事で、今後を思って残します。
/*
この村は、そういうノリで企画した訳ではなかったのだけど、PCの制限縛りを求める訳ではなくその場のノリを求める部分もあるようになってしまったから、何でもOKっぽくなっているけれど。
私としては、少々想定を外したなと思っています。
雨は嫌いか。
私はね、雨の日が嫌いだったよ。外で遊べなくなるから。
だが、雨自体は、悪くはないよ。
[立ち止まる。
一瞥をくれるシャーロットに微笑む。
この、もはやゲームなのか殺し合いなのか、どっちともつかない舞台が始まる前の平坦な笑みとは異なるそれ]
……こういう、雨が嫌いとかの面倒なことを考えるのはまだいいんだよ。
生まれた意味とか。
作られた役割とか。
捨てられた理由とか。
そんなの考えるのは、私は面倒だから嫌いだよ。
そんなの分からなくたって生きていけるし、そんなの求めなくたって生きていけるんだから、難しいことを考えるのはやめときな。
だから私は、求めないことを求める。
『そしてアタシは一緒に遊ぶことを求めるよっ!』
LostOne. Charlotteは、ira を投票先に選びました。
[Babylonが崩壊を始めた。
gulaの意志は、世界を満たそうとする輝きを、拮抗する虚数プログラムで包み崩落の連鎖を喰い止める。
抑え込むには、不足]
――Charlotte Carole
Babylonがこわれたら じゆうに なる?
[尋ねる。
虚の蟲は、世界を引き留めながら、コマンドを辿り逆昇る。
崩壊の斥力の減点、Dioneシステムへ――]
[ 最後のプログラム。
青く美しい光が、両掌の中へ集まる。
夜空の星よりも美しく耀く青白い光。
陽炎のように揺らめく、青白き睡蓮の花。]
mori…。
[ 死の概念。終わりの刻。
体も、青白い光に包まれる。]
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