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― 現実世界・収容施設「サイバージェイル」/高速エレベータ ―
〔管理システムが沈黙したフロアが幾つかある。〕
…u…aだ。
〔掠れ切った声は、コールドスリープの影響だけでなく、それ以前から普段喋っていなかった事を示していた。
19層目、そこは管理システムがダウンしていた。別系統であるエレベータはまだ無事であったが。
19層目でエレベータは一時停止し、ドアが両側へ開く。〕
>>31
[廊下の突き当たりのドアが、こちらからアクセスを仕掛ける前に開く動作を見せ]
――っ
[柱のない廊下。急ブレーキをかけるように少女は転がりながら伏せていた]
……、て、人間かぁ?
[薄蒼で扉の中を視認すると、滑り落ちそうになった端末を胸に抱き直して立ち上がる]
――ぁー…やっほー。はじめましてぇ?
のーせて?
[擦りむいた膝の赤さに構う事なく、少女はエレベーターの中へ滑り込む。
端末の画面には、次々と更新されるgulaからの戦果報告と、「ついてってる」ことを示す蠅のアイコン]
[歩きながら自問自答は続く]
あの少女も、私達が育てた芽も――ECLATANTも?
[彼女の存在を表現するなら「子供の頃の私の写し身」だ。
子供時代を中途半端に中断させられたとある電脳犯罪者(いや、もう「元」がつくのか?)が作り出した永遠の子供。
だから彼女は愛情など求めない。
だから私は愛情をもって接することはない。
だから――]
世界はあんたが考えてるほど甘くはないんだ。
[その時近くにあったエレベーターが開いた。
私はエレベーター内の人影に向けて問う]
なあ、あんたもそう思うだろう?
世界は甘くない。むしろそこには苦しみしかないかもしれないと。
愛なんて永遠には存在などせず、一時の安らぎかもしれないと。
― 高速エレベータ>>32 ―
〔エレベータ内の監視カメラを操作し、少女を確認。
親指をエレベータ内側へと、くいと倒し、無言で了承の意を行う。〕
― 高速エレベータ>>34修正 >>32返答 ―
〔エレベータ内の監視カメラを操作し、少女を確認。
一つ頷き、無言で了承の意を行う。エレベータの壁に凭れ掛かった。〕
〔>>33Carole Redfeathers、Redfeathers達と出遭った時にデータとして見た事のある顔だ。〕
……。
〔あまりにも唐突な問いだ。
だが、男には少女は頼りなく、何かを求めているようにも思えた。
されど。その両腕は何もなさず、その目は何を語りかける事も出来はしない。〕
世界は、私にとって地獄そのものだ。
愛すらも明日には消えるかもしれん。
だが、愛があるからこそ地獄を生きていけるのだ。
其れが正に更なる苦痛を生み出したとしても。
〔言葉が終われば、無言で移動を促す。〕
>>-33
なぁにそれ?哲学?
…あー…世界なんざクソッタレだねぇ。
だけど…安らぎは、そこにあったんだ。
アタシは永遠に覚えてる。
[桜色の唇を笑みの形にして、少女は端末を持った片手をエレベーターに入り込む女性に向けて軽く振った]
−???−
………
[目の前で世界が崩れ去った、その場所を。
意味を成さない虚空しか映らないその場所を。
男はただ、じっと見ていた。ぼんやりとただ、じっと見ていた]
へっ
[その口元に、不意に笑みが浮かぶ]
へひひッひはっ!
はぁーッはハハははハハッッッ!!!
[やがて高笑いへと変じた勢いのままに、男は手近にいた人間の背中をばしばしと叩きながら、それはそれは愉快そうに、笑っていた]
ひハッ…ハァーッ…ハァーッ
ぁー…笑ったなァ。ひヒっ。
なァ、見たか?見ただろ?アレ。
キレーだったなァ。アレ。ひひヒひひッ。
[相手の反応などお構いなしに問うのは、いつもどおりの男の流儀だった。おもむろに、立ち上がる]
さて。
オレッチ様にゃァお前ェ様に構ってる暇ァなくなった。
そんじゃァな。
継ぎあうときにゃァ、ぶち壊し甲斐のあるもん作っとけよ。
おう、そっちの手前ェ。さっきっから眺めてやがった手前ェだ。手前ェもだからな。
[指差し、告げて、告げた男の体にノイズが走る]
ヒヒッ。
クヒヒはハハ!!
なァにしろこれからブチ壊すのァ世界の壁だからなァ!!
これほどブチ壊し甲斐のあるもんァなっかなかねェや!
オゥ。手前ェら。せめてこいつよっかブチ壊し甲斐のあるもん作っとけ。いいか?いいな?
ヒハァッ。
じゃぁな。
さらばだ。
ひヒャはハハハッ!!
[最後に高笑いを一つ残し、ノイズの砂嵐となった男はいずこにか去っていく]
死んだ?だからなんだ?
ひヒっ。
オレッチ様の邪魔するやつァ、どいつもこいつもブッ壊れっちまうって天地開闢世界創造のそン時から決まってんだよッッ!!
ひははハッ!!
待ってろシャーロット!すーぐぶち壊しに行ってやっからよぉっ!!
[どことも知れぬ地平の果てで。男の笑いが、響いて。響いて響いて。その残響はノイズとなって、何もない世界に響き渡っていた**]
〔やがて、「サイバージェイル」の出口フロアへと近づく。〕
私は世界が綺麗だとも美しいとも思わん。
だが、そう思う者こそが、世界を真に生きるに値するだろう。
〔世界に、人生に答えはない。少女達の実年齢双方を合わせたよりも、より生きた男は、そう言葉を結んだ。〕
……。
〔沈黙。外では、雪が、降っていた。〕
…………。
[私はエレベーターに乗った。
誰かに話しかけられない限りは無言でいただろう。
求めるものは既に失われたもの。
取り戻すことはできないと分かっているものの方が多い。
新たに何かを求めることができるだろうか。
ただそれだけが気がかりだけど。
それでも――行く。
新しい世界へ――**]
― 高速エレベータ ―
[箱は地上を目指す。
初冬の空気に冷やされて輝く朝の光が、やがて彼らを出迎えるだろう]
……。どこにいこうかなぁ…アタシ。
グラたん、どこがいい?好きな場所に翔んでいこーよ。
―???―
[外れたグリッドとともに、黒衣の青年は落下する。
眼下には、崩壊した塔-Babylon-]
ああ……そうだった。
バベルの塔は倒れ、ヒトの言語はバラバラになった……
[そして、心を表現する青年の言葉-Program-もまた。
バラバラに崩壊し、その魂とともに*消えた*]
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