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そういえば、一つ私考えたことがあるの。
[ 小首を傾げて、ira=Ant-lionに話しかける。]
削除したはずのアイラが、元のAIが、いた事の理由。
[その時、蒼白いスパークを放ちながら現れたのは。
過去の映像でRedfeathersの名を出した当の本人(>>84)]
(何が『流石は〈Redfeathersの子供達〉』だ。そんなセリフを吐くとはさては――)
[だが、床に降り立ちつつそいつが放った次のセリフに、]
…………。
破壊と恐怖の時代。
私がよく知るRedfeathersの面々はね、そんなこと望んでなかった。
統制機構と過激な犯罪組織の潰し合いが電脳世界に及ぼす悪影響を本気で心配していた。
い・い・か?
過激派だけじゃなくて穏健派もいたんだからな?
−Timetable >>+0 after−
ははっ! ははははっ!!
はァー…ぁー…?
ンだァ?ここァ?
[戦闘と、その後のちょっとしたいたづらの高揚感で笑っていた男が、ふと我に返る。
そこは既に塔ではなく、見渡す限りのグリッドが広がっている]
なンだなンだ死ぬんじゃァなかったのか?
それとももう死んだ後か?
どっちにしろ、拍子抜けだなァ…どうせなら!もっと!
ゲロカスのクズみてェな地獄だったら!楽しかったんだろうになァ!!
[当り散らすように、唯一存在する床面を踏み鳴らしながら、誰に聞かせるでなく大声を張り上げる。返事は返ってこようはずもない]
けどまァ…ありゃァ楽しかった。ひひッ。
やァーっぱイイオンナだったな、ありゃァ。
時計屋の飼い犬にゃァもったいねェや。
ひゃはッ。あーあァー。アイツ、ブチ壊せてたら最ッ高にヨカッただろーになァ。
[思い出し笑いにくつくつと笑いながら、ごりごりと顎をさする。とはいえ、それも長くは続かない。しょせん思い出し笑いは思い出し笑いに過ぎなかった]
さて…ヤるか。
[ニヤニヤと笑みを浮かべたまま、手を握り、開いて感触を確かめる。
自分自身が“笑い声”を上げていることから既に察しはついていたが、ここはどうやら元居た電脳空間とは異なる法則に従って存在する場所であるらしい。
ならば、ここはどこか、という問題は、男にとってさほど重要ではなかった。
問題は、なにができるか。と言うよりも…
そのことを確かめるために。
男は何の躊躇もなく、ぞぶり、と、自らの頭蓋に手を差し入れた。
ノイズとなった部位をまさぐるのとも違う、どこかしら湿ったような生っぽい感触]
おォ…イケるイケる。
なるほどなァ…ここがこうで…
…こうか。
(バヂィッ!! ヂッ!ヂヂヂヂヂッ! ザッ―――)
[自らの頭をごそごそとまさぐることしばし。なにごとか把握したような男がずるりとその手を引き出すと。
その手に、ふたたびノイズが走っていた]
ひひッ。我壊すゆえに我ありッつってなァ。
[それは、いつだったか、出くわした少年の姿のAIにも言った言葉だ]
他に壊すモンがねェんじゃしょーゥがねェーよなーァ。
ヒハハッ。
こンだけ“でけぇ”仕事もひッさしぶりだ。
ブチ壊れるまでおもっくそブチ壊してやるァ。
ひひッ
あー…ドンだけやったらブッ壊れるんだろう…なッッッ!!!
(バヂッ!! ヂヂヂヂッ! ヂヂヂヂヂヂ――――!!!!)
ヒャハぁーッははハハははァっ!!!
[勢いをつけ、ノイズを纏った拳をたたきつけたのはグリッドの走る床面。
意味があるのかどうかさえも構わずに、男はひたすらにノイズを走らせ、流し続ける。
目前に唯一つだけ存在する『境界』が壊れる、そのときまで**]
その子、超攻性システムDioneの基幹システムから発生したのではないの?
あなた(Ant-lion)を食べて。
[ 一語一語区切るように、はっきりと。
そして、嫣然に微笑む。]
あなたは、「化け物」だなんて言っていたけれど。
あなたと、初めて出会った時、まるで花の蕾のようだったわ。
あいら
[ 柔らかに発音する。]
というわけで話の続きだ、ECLATANT。
『え、いつの?』
とあるプログラムを組んでいる時の話(>>61)
だ。
[真っ直ぐに少女の姿をしたそいつ、Ant-lionを見据えながら話す]
統制機構と過激な犯罪組織の潰し合いは……私や他の〈子供達〉のような、電脳世界を純粋に遊び場にしている者達にしたら非常に困った話でしかない。
おじじもおばばもそれをよく知っていた。
そこで二人は、過激派が作成した攻性システム〈PARADISE LOST〉を解析して、それに対抗しうる防御プログラムを秘密裏に作りあげた。
そのプログラムデータの一部は組織壊滅の日に、ひょんなことから私の手に渡り……今こうして、記憶を頼りに組まれた。
[過去の映像が映し出されているフレームの横に、もう一枚フレームが展開した。
さきほど組んだプログラムを操作するためのフレームだ]
過去の映像内のそいつの話を総合するに、超攻性システム「Dione」とやらは〈PARADISE LOST〉の上位互換の可能性が高い。
どうやら組んでおいて正解だったな。
このプログラムなら、〈PARADISE LOST〉だろうがその上位互換だろうが何だろうが、一回くらいは防げる。
―???―
[静寂の時間と空間は、無限に続くかと思われたが――
異変は微かに、しかし確実に始まっていた]
なんだ、これは――
……ノイズ、か?
[床面に、時折砂粒のようなものがちらついた。
電脳世界そのものの異常、と考えられなくもなかったが、砂粒の現れる方向や濃度には、明らかに偏りがあるように思われた]
ノイズっつったら……一人しかいねぇよな。
[他に行く当てもない。
黒髪に黒衣の青年――Tanatosは、砂を飛ばす風を辿るように、グリッドの世界を歩み始めた**]
絶対たぶんきっとだけどな。
『それ安心できないよっ!』
[ECLATANTの、この場に不釣り合いなツッコミが響き渡った――**]
[ >>87Little Dancerの言葉を受けるように、]
Redfeathersの過激派のプログラムが在ったのなら、
ゼロフォードは当然、他の製作者が、統制機構への破壊のみを遂行するAIを搭載する可能性を考えていたのではないかしら。
ゼロフォードが、アイラをつくったのなら、その恐れを、可能性をいれて搭載したと考えられる。
どのようなAIが搭載されても、
私達は、「本質」を変える事は出来ない。
本質を凌駕する人格というのもあることはあるけれども。
[ くすりと微笑み、]
どんなに、あなたの中でアイラが消えようと、
アイラとなる「本質」は消えないように、私は思えてならないわ。
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>>95が長すぎてアンカーオンマウスでも全文表示されねぇごめん
Sub 3の名前か……ノリ重視ならANTHEM LANDINGだけどプログラム名これまで一応ギタドラ曲で揃ってるからなー……ぬーん。
案外、あなたのすぐ裏がアイラなだけだったりするのかも。
ねえあなた、本当に自分は道具だって言い切れるの?
本当に道具なら、
さっき、どうして涙を流したの?
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