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[ 落下が 止まる ]
――危険 危険
回帰行動 目標地:Babylon
[解析したプログラム。
世界に設定された重力に干渉し、物理法則を曲げるもの――を模倣し、補助AI invidiaが展開に成功した]
――危険
[天へ向けての垂直落下運動が停止し、同時にソレを苛む雨の運動へも働きかけて攻撃性を緩衝する。
ソレは直ちに体勢を立て直すと、塔へ帰還するべく移動(落下)を開始した]
[−target lose−
Irvineの脱落が確認された瞬間、]
―――…!
[ じわりと流れ込んでくるものがあった。
黄金の輝きをした、複雑な暗号のような―――欠片、]
あ……。
[ きゅ、と眉根を寄せる。
それは「ポッド」の鍵の欠片だった。欠片は、全参加者の間へ流れてゆく。]
/*
投票デフォがトビーな件。
でも大技暴走って死亡フラグ。せめて一回は霊判定を見たいが……どーなることやら
― 1F/外 ―
[狭い隙間から体を引き抜き、雨にけぶる上方を見上げる。
それは一瞬で地面付近に到達し――そして。
雨越しでも明らかにわかる程に、その姿はノイズに包まれ霞んでいた]
あれって、やっぱり――あいつ、だよね。
[該当するプログラムの使用者は一人しか知らない。
相手はこっちに気付いているのか。
シャーロットの方に意識が向いているなら、その間にそろそろと移動する。
塔の外壁の影にでも隠れて、ひとまずは様子見に回る心算だった]
…ああ?
[ゆっくりと、その瞬間を味わうように、ゆっくりと、少女の姿をなしたAIへと近づけていた手を止める。
不意に記憶領域へ、外部からの書き込みがあったからだ。
生存し、脱出するための方策。
他の参加者にしてみれば重要であろうその情報を、男はただの雑音として処理した]
あー…クソ。こっちャあお楽しみの最中だっつうのに邪魔するなんざどこのクソバカだっつぅンだクソ。
[顔をしかめ、悪態をつきながら耳を小指で穿る。ノイズを形を成した何かを抜き出し、ふっと吹いて飛ばした]
さて。これでよしだ。
改めて改めてブチ壊す。
[吹き飛ばしたことで満足したのか、再度その手に、ノイズを発生させた]
― 4階 外・ドーム上 ―
[ばしゃり。
音を立てて、優美な形を描くドームの一つに着地する。
『塊』はその場でカタチを変え、灰色の男のアバターを模した。
ふわり、傍らに球体の補助AIも浮かび上がる]
……これ なに
[呟く。
不明なデータ。Irvineを呑み込んだ瞬間に流れ込んで来たが、喰らったことで得た情報ではないように感じられた]
code? かぎ?
[降る雨は、ソレの周囲で軌道を変えてドームを叩く。
周囲の重力に干渉して攻撃性プログラムを防御しながら、ソレは首を傾げ、思案の素振りをした]
[ 笑いながら手を差し出す男。
ノイズだらけの手、ジラジラと一時も収まらない手に、手をかけようとした。
大きな手に収まる、白い手。だが、>>11挙動を見て、]
……嫌。
[ 僅かに強い調子で告げる。]
あなたは、壊す相手に、
まるでパパのように手を差し出すのね。
[ 背後のAI−bluebirdが、こちらへ向けて重力操作を行なう。AIの予想では、二人とも重力が逆転する筈だった。]
おい、無事か……?
[届くわけもないのに、眼下の女性に向けて声をかける。
その時。眼前でフレームが展開した。
フレーム内には黄金の輝きを模したアイコンが一つ。そして上部中央には――何も書かれていない。名無しのフレーム]
何だこれは? プログラム? 名前は、あるのか?
[黄金――Golden。
だが連想はECLATANTの声で打ち切られた]
『ねえねえ、〈New Catsle Legions〉とかどうよ?』
[黄色い傘はこの場では目立つ。
決して心地よいものではないが、ここでなら雨を浴びても深刻なダメージにはならないだろうと判断する。
そうして、どうにか物陰まで移動した時。
何かのデータが、内部に流れ込んで来た]
……? 何だろう。
[sandplay techniqueを掌の上に発動させ、流れ込んだデータのイメージを投影する。
それは黄金色をしていて、何処かに嵌め込む事で発動する暗号――鍵、のようだった。
ただし、明らかにその形は不完全で、幾つかある欠片の内の一つであろうと推察された]
これを集めたら……何かが起こるってこと?
gameにそんなルール、あったっけ。
[首を傾げるも、すぐにその表情は楽しげなものに変わる]
宝探しってことだね! おもしろそう!
[かつて存在していた区画では、そのような催しが定期的に開かれていたのだ。
ちょっとしたスリルと興奮が味わえる、しかし安全な"遊び"。
男の子はそういったものよりも、本物の冒険を選ぶものだ。
わくわくした表情を浮かべながら、鍵の欠片をハート――データ内部に仕舞った]
― 4F ―
[ pierrotは「塔」から下を見下ろし、傍らのLittle Dancerの声を聞きつけ、ひょいと覗く。]
『何ていう無茶を。
ん、何だいそりゃあ。お嬢ちゃん、解析出来るかい。』
【ペナルティ解除。これよりOneの保護へ向かう。】
〔 seraphへのペナルティ解除が行なわれる。
拘束用Programが解除され、黒い帯がほろほろと解けてゆく。ボロボロになったそれは、床に落ちると消え去った。
まるで、Charlotteのback up消失が必要だったとばかりにペナルティ解除が行なわれた。〕
『チッ。悪いが俺達は先に行くぜ。お嬢ちゃん、後でな。』
[ pierrotが、seraphの肩に乗る。]
【ECLATANT、先刻は感謝する。貴方が居なければ彼女は死んでいた。】
[ seraphは背を向けたまま告げ、「塔」から身を躍らせた。]
あァーあ、そうだ。
ブチ壊されるヤツはみんなそう言う。
(ザッザザッ)
嫌だとか、壊されたくないとか、死にたくないとか、まァいろいろな。(ザザッ)
[強い調子で告げられた言葉を、ニヤニヤとあざ笑う]
(ザザザザ)
パパか。パパね。(ザザッ)そんなもん考えたこともねェ。
ンで?そんならどうした?
パパの手に甘えたくなっちまったか?
オレッチ様ならいくらでもかまわんぜ?
[嘲った笑みを浮かべたまま、誘うように、ことさら演技めかせた調子で腕を伸ばす。接触すれば、即破壊するノイズを持った手が、少女の姿をしたAIへと迫り…そして、それは叶わなかった]
(ヂッ!!!)
[男の明確な苛立ちをそのまま音にしたような短いノイズ音とともに、辺りの空間がノイズの霞に包まれる。重力を変化させようとする、その干渉自体が、破壊されていた]
手前ェ…クソ鳥。おゥ。お前ェ…せぇぇぇええっかく!オレッチ様がシカトしてやってたっつうのに、手前ェはよゥ。
しょうがねェよなァ。あァーあしょうがねェ。
オレッチ様に全身全霊全力で以ってブチ壊されたってそりゃァお前ェ、どうしようもなくしょーがねェよなァ!!ああ!?
[苛立ちをそのまま、鳥の姿のAIにぶつける]
……行け。
[鳥に振り返り、背を向けたままで、蒼いAIに告げた]
あのクソド畜生、お前ェよりもよっぽど先にぶち壊されてぇらしい。
手前ェはあとでゆっくりぶち壊してやっから、今はさっさとどっか行ってろ。
そンでオレがブチ壊すまで、確実に!間違いなく!絶対に!誰にもぶち壊されんじゃねェぞ?いいな?分かったな?
分かったらさっさと行けッッッッ!!!
[有無を言わせぬ剣幕で叫んだ。その苛立ちの内圧が漏れ出したように、男の体が激しくノイズによって霞んでいた]
/*
うーん…どうやればけねすたんを●せるというのだろうか。
さっぱりわかりませんねぇ。
ぼくは自分の壊し方ばっかりいっぱい考えついています。
/*
この感じだと、屋根で網張って待ってなくても誰も飛んでかないかな?
じゃあ助けにいかなくていいからどっか行こうっと←
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