情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
きみは自らの正体を知った。さあ、村人なら敵である人狼を退治しよう。人狼なら……狡猾に振る舞って人間たちを確実に仕留めていくのだ。
どうやらこの中には、村人が4名、人狼が2名、占い師が1名、霊能者が1名いるようだ。
あー、諸君、聞いてくれ。もう噂になっているようだが、まずいことになった。
この間の旅人が殺された件、やはり人狼の仕業のようだ。
当日、現場に出入りできたのは今ここにいる者で全部だ。
とにかく十分に注意してくれ。
自警団長 アーヴァインが「時間を進める」を選択しました。
― 各フロア中央中空・開始カウントダウン ―
≪11、10、9、8、7、・・・・・・≫
≪・・・・・・3、2、1≫
≪ゼロ≫
「エッホン、えーコホン。」
塔の中に気が抜けたような声が響いた。
「えー、聞こえてますかー。皆さん。」
じじじじじ、と小さな音がした後、
各フロアの中央に、新たにホログラムが現れた。
「サイバージェイル」に収容された囚人であれば誰でも知っている人物。
「サイバージェイル」の所長のバストアップホログラムだ。
「今から開会の挨拶をします。
皆さんも長いのは大変でしょうから、手短に終わらせます。」
パン、と一つ手を打ち鳴らす。
所長と「塔」の簡易MAPホログラムの周囲に、
ゲームへの全参加者のホログラムが等間隔・円形に表示された。
矩形のホログラムの下には、エントリーネーム。
自ら参加する代わりに、AIを送り出した電脳犯罪者には、
製作者の電脳犯罪者の「ハンドル」が合わせて表示されていた。
ゲーム開始前に脱落した者の名前は、邪魔とばかりに消去される。
「はい、えー。このゲームの趣旨は分かっていると思います。
勝ったら解放、負けたら牢獄戻り。
「バビる!」でお馴染みの「Babylon」ゲームです。
皆さんのお陰で「バビる!」の視聴率もうなぎ登りです。
今頃は、「Channel:nHk」の「Babylon」でオープニングトークが始まってる頃ですね。」
腕時計を見るような仕草。
ここで、そのオープニングの様子を見る事は出来ない。
辛うじて、「サイバージェイル」に収容される前に動画配信を見た事がある者が、記憶を呼び起こし、思い浮かべる事が出来るだけ。
「それで、言ってない事があったので今言います。
このサイバージェイルの収容者も随分と増えました。
コストがかかって大変ですし、
昨今の電脳犯罪者の増加もあって容量が足りません。
なので、今日は皆さんにちょっと、殺し合いをしてもらおうと思います。
はい、牢獄戻りはありません。
現実の体も死ぬようにセットしました。
AIには擬似バイタル信号を噛ませてあります。
完全に信号が途絶えれば、AIの皆さんのマスターも死にます。
えー、はい。
最初の約束通り、最後まで生き残った人は無罪放免になります。」
「ああそうそう。時限式プロテクトはもう外れていますが、
何人かペナルティを課せられてます。すぐ落ちないといいですね。
それでは皆さん、頑張って。」
―――プツン―――
所定の事は言ったとばかり、所長のホログラムが消える。
その後は、所長のホログラムがあった場所に幾つかの注意点などが流れる。
その中には、センサーアイで集めた映像・音声は「Babylon」側で編集され、臨場感溢れるナレーター音声と共に流されるという事が、誇らしげに書かれていた。*
[1F ゴミ置き場 回想 〜所長のアナウンスが流れる少し前]
[見知らぬプログラム…Corneliusに声を掛けられ、少女は、びくっ…と、体を震わせる。そうだ。自分は何をしているのだろう…?質問を受けたのだ。答えなければ]
えぐ…っ…あのっ…わ、私は…私は…
…泣いています。
[それは、あまりに愚かな答え。だが、思考というプロセスを始めたばかりの少女には、そう答えるのが精一杯だった。
いや、少女のプログラムの性能が低かった訳ではない。逆に人工AIとしてはありえない程、高すぎたのだ。
「お前は何をしているのか?」自らの存在意義を問う質問に、理念的な回答を含んだ数百、数千の回答が少女のプログラムの中で浮かび、却下され、最終的に選択された回答がそれだった]
/*
BGM:Programmed Life
ところで名無しさんもといiraが人狼希望っぽいとは思うんだけど他の面々が何希望したか分かりませぬ。
とりあえず霊能者希望した人はいなかったみたい?
―4F―
[すぐ傍のワープゾーンは、ひっきりなしに参加者を移動させていた。金の髪を高く結った女性アバターも、そこを通ったかもしれない。騒々しい、などと過ぎらせつつ、しかし眼鏡の男はそこを動かない。
観察対象―Cornelius―が男とぶつかり、身を守ることすらせずに転ぶ。ぶつかった男は何事か話しかけているようだった。いくつか言葉を交わしたのか、Corneliusも動きを見せる。どこか緩慢な動きの中、こちらへ視線が向けられた。ゆるく首を振り、視線をずらせば簡単にその噛みあいは外れる。Corneliusの姿はやがて、ワープゾーンに呑まれていった。]
[中央のホログラムに視線を向ければ、タイムカウンターがgameの開始を告げる。]
――時間ですね。
[独りごちる。誰に聞かせたいわけでもない、確認の呟き。
しかし今まで殆ど動きを見せなかった女中MARIAが、その言葉にようやくひとつ、頷いた]
― 開始時刻・1F ―
[ホログラムのカウントダウンが秒読みを始め――やがて、0となった。
途端に響くのは、気の抜けたような声。>>#1
そして新たに現れたホログラムに、参加者の一部がどよめいた。
その顔とmemoryデータに一致するもののない少年は、首を傾げたまま挨拶を聞いている]
[やがて、表示される沢山の顔のホログラム。>>#2
見覚えのある顔も幾つかあった。
少年の顔の下には、Tobey、そしてTanatosの名が記されている。
Tanatos――それは製作者の名だと認識出来るものの、具体的な姿はmemoryには残されていなかった]
マスターも……死ぬ?
[ルールの説明。>>#4
人間にとっては衝撃的であっただろうその発言も、少年AIからすれば特に動揺するような内容でもなかった。
顔も知らない製作者の生死など、端から気にしていない。
大事なのは、自分が生き延び――そして楽しむ事]
さあさ、早速始めようよ!
[とくん、とくん。
期待に高鳴る胸の音が、少年の周囲の空間に響く。
ハートに赤青の筋が走り、血管のように生々しく浮き上がった]
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新