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>>+188
だから、それをさせる理由を作ったのは狼だろう?
お前が人間を殺した。
人間と人間が殺しあった。
なぜか?
狼がいたからさ。
[声色は、低く、かすれ気味に響いて…。]
>>+190
人間のことも知ってるさ。
だけど、人間は簡単には殺さないだろう。
そうか、でも、狼がお前を助けたのか。
中にはそんな奴もいるだろうよ。
[そこで、止める。
所詮、だけど、そんな狂った人間を使おうとするのも狼なのだと。]
味方のふりして、上手に使って、
歯向かえば、牙を振るう。
そんな狼もいるけどな。
[それはナタリーに爪を向けるユーリーをやはり見ながら。]
ユーリーはナタリーに狂人が狼裏切るのはオカシイ!言ってるんでしょうかねぇ。
RP村ではおかしくない…らしいですよ。
そもそもそれを言うなら狩人庇う狼もおかしいですしねぇ。
あぁ、俺は結局ケモノのままで。
甘い言葉に、あぁそれも悪くはないかもしれないと。
エーテル。
お前を喰って区切りをつけて。
お前の魂とやらを傍らに感じながら、暫く断食するのも悪くはないと思ったが…。
やだ、やだ……っ!
[きつくきつく握られた手。泣き出す寸前のように呼吸は浅い。]
ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい……っ!!
[この言葉がなんの効力も持たないことは知っているのに。ただの条件反射。]
ロラン…
別に近くにいなくたって、オレはお前が好きだし。
それに、おまえは人間なんだから、人間のところにいなさい。
別にお前がいないところに消えるつもりなんかないし……。
[少し、遠くにいるだけだと、諭す。]
[...は>>102ユーリーの言葉に軽く頭を振った。もう、何も言う気はなかった。
そして、エーテルの行動に体が固まっていたが、嘆くユーリーと対照的に、冷静なナタリーがじっと自分を見つめた>>111
何を考えているかわからず、息を呑んで見返した。その後に響くくぐもった銃声]
[ナタリーがユーリーに造反したことはわかったが……体が怯えで動いてくれない。ただ見守るのみだった]
友達の傍にいてやれよ。
オレは一人でも大丈夫だし……。
[そして、きつく己を握り締めるサーシャをさした。]
友達は大事だろ?
しかも、お前のことを本当に心配してくれてんだ。
いい奴じゃないか。
……サーシャ、手が。
それでは痛いだろう。
[ミハイルを掴んでいるこの手を離したくはないけれど、
きつく握られた彼の手の痛みを、思うから。
サーシャへ、手を、伸ばして]
……彼は、何を求めているんだろう。
[気付けば、また食堂車の中。
己の身体の横に佇み、生者の場を、ただ見詰める]
[血溜まりの中に落とされたエーテルの身体。
現れる獣]
私には――彼に……愛があるようには、見えないんだ。
[見える感情は、愛と言うよりも執着。
ただ子供が気に入りの玩具を壊されたくないと、ぐずっているような。
縋る者を持てば、己もそうなっていたのかもしれないと思わせる様]
……縋る対象を無くした彼は、どうするんだろうね。
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