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−食堂車−
「引き金は、2回引け。」
[有り難い助言は、不意打ちが失敗してから聞こえてきた。
でも、多少なりともダメージは与えられたようだ。]
(心臓を打ち抜くつもりだったんだけど、そうは上手くいかないか。)
[半獣化して唸るユーリーを睨みながら、息をつく。
弾は後1発。当てずっぽうに撃ったら、喰われるだけ。
ユーリーが後ずさりして、エーテルの耳元で何事か囁くのも、
銃を構えたまま、ただ見守って。]
(あ、きた…。)
[完全に獣の姿となったユーリー。
じりじりと近づいて、毛を逆立てながら。
牙を鈍く光らせて、飛びかかってくる。]
ひっ!
[2度目の引き金をひいたのは、思わず目を閉じた瞬間で。
駄目だ。はい、死んだ。
ミハイルがシュテファンを貪り喰う様子が目に浮かんだ。
が、ドサッと大きく鈍い音が響いた。その後しばらくの静寂。
恐る恐る目を開けると倒れ伏す大きな獣。運良く口腔を貫いたようだ。
腕がぷるぷる震えて、銃を取り落とした。いいか、もう弾はない。]
ふふっ、ははは…。
[完全に尻餅をついたまま、声を出して笑った。]
[変わらず、諭すような言葉に見上げる]
……君は私を無知だというのだろうか。
狼が人々からどのような感情を向けられる存在であるか、
私はこの身を持って知っている。
いや、経験している、というべきか。
君には話しただろう。
私がどのような生まれであるか。
[忌むべき存在、とされた身の上、
施された仕打ちについて多くを語る気はなく。
ただ、その袖口を硬く握ったまま]
…………。
[先刻よりも寄せた椅子に、部屋の奥に背を向ける格好で脚を組んで座っている。
僅かに開いたドアの先、闇の中へと瞳を凝らしていた。]
終わったか?
[背後で戸の開く気配。
また堂々と出てきたのだろうか、湿った足音に眉を顰め、シャノアールの支度を待つ。]
>>3
終わってると良いんだがな。
[ベルナルトの前へとやって来ると、くるりと回ってみせる。]
綺麗なものだろう?
腕とか、足とか。
>>+4
ああ、聴いたさ。
だから、お前はオレを好いてくれるのかもしれないな。
[見つめてくる眸も、袖口を掴む力も、ともに強い。
怒っている顔も、ああ、好きだなぁ、と思って、思わず笑った。]
傍にいないと、嫌いになるか?
[でも、あえて、そんなことを訊いてみる。]
[口腔を貫かれ、地に落ちる獣の姿。
息子では無い、息子に良く似た。
そして、人では無い生き物の――死]
………………ああ。
[ただ、嘆息を漏らす。
何を言えば良いのか、何を思えば良いのかすら、分からなかったから]
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