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[なんとなく気まずくなったので、隠れるようにダニールのそばに移動してみる。]
……なんでかなぁ。
[彼女にはユーリーが居たのに。呟いて、冷めてしまったシナモンティーをもらった。]
>>85
そりゃあ、獣達が好き勝手暴れたんじゃな?
人間の出る幕は大して無いさ。
―――あそこで護衛だと紹介したから、他の人間達もお前と組もう等と考え難くなったろうし、ね。
[散らかしたり、片づけたりを繰り返しながら、目的の物を集めて行き]
数は、厄介なモノだよ。
その昔、それしか能がないならず者達に、何十人と―――一辺に襲いかかられた事が在ってね。
抵抗空しく、捉えられて首輪を掛けられ何日も何日も犯し通されるハメになったよ。
あれは正直、危ない処だったな。
[昔を懐かしむよう、そんな事を口にする。]
あ。
―――やっぱり、何か不味いかもな。
[手早く荷物を集め]
避難しておいて、正解だったか。
湯浴みをし、着替えるだけの余裕は……無いかな。
[エーテルの叫びが聞える…
俺はそんな声に、ぐらついている。
あぁ、あんたの言う『闇の道を歩む』事を辞めたら俺は俺でなくなるよ。
あんたは俺に何を言おうとしているんだ?
何をさせたいんだ?
獣の俺に、死ねと……
『人』に戻れとでも言うのか?]
[とりあえず、情けないので起き上がろうかとがんばってみる。
でも、結構きついぽい。]
水…もういっぱい……。
[とりあえず、そんなお願い。]
あ、いや、ちゃんと自分で飲むから。
[付け足してもみる。]
……相手を止めるのに、こんな方法があるなんてね。
[思い付きもしなかった。
そして、思い付いたとて実行が出来たかも危うい]
[此れは、相手の愛を心から信じている者にしか、取れない行動だろうから]
呪縛、ね。
[付け加える。]
愛して呉れないのなら。
永遠に消えない疵を与えたいのよ。
常に想い出して、苦しんで。
それは、まるで愛されているみたいで、ある意味幸せだわ。
のろいで、きず……?
[よく、わからない。わかりたくないのかもしれない。]
なんで、一緒にいちゃ、いけないの……?
[ぎゅ、っとコートの胸元をつかむ。生前の癖は未だ残って。]
/*
吐かない方が良い毒もあるらしいけれどね。食道燗れるから。
あと飲むなら牛乳が良いのだっけ?うろ覚え。
愛の呪縛は時と共に薄れて行くよ。
相手に人の心が無いなら呪縛にすらならない。
女性よりも男性には効果的だろうとは思うけど。
おじさん鈍感だからここまでは考えない。
あぁ、スリー…
お前さんに、サンドラを殺しておけって言って置けば良かったかな。
それとも、サンドラをあの場でさっさと殺しておけば良かったかな…。
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