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……サーシャ。
[伸ばしたかった手は、
届くようになったのかもしれない。
けれど、こんな形を望んでなどいなくて]
ごめん、サーシャ。
[零れた謝罪は、おかしな話だけれど
自分が死んだことに対して、だった]
[ゆるゆると顔を上げ、カチューシャとベルナルトを見やる]
カチューシャ、怪我はないな…?
あぁ、ベルナルト…お前、傷が増えてるじゃないか…。
……すまん。
[鼻が麻痺しているようだ。
辺りはこんなにも、血の臭いで溢れているのに]
ん、あぁ…。そうだ、な…。
[エーテルの提案に賛同する。が、食堂車の方まで運ぶには…]
ぃや、そこの部屋が調度良いんじゃないのか…?
[ユーリーがサーシャの身体を丁重に横たえようとすれば、聞き取れぬ位に小さな礼を。謝罪には緩く首を振る。]
何も謝るこたねーだろ。
……ユーリーこそ、あちこち傷出来てんじゃねえか。
サーシャは……死んじまったん、だな。
[突き立てたナイフは、酷く重かった。]
………、
こんなになっても、まだ心臓は動いてやがる。
[人間の生命力とは案外侮れない、と呟く声は、酷く苦い響き。
赤に染まった自分の掌に視線を落とす。]
[ユーリーがサーシャの身体を丁重に横たえようとすれば、聞き取れぬ位に小さな礼を。謝罪には緩く首を振る。]
何も謝るこたねーだろ。
……ユーリーこそ、あちこち傷出来てんじゃねえか。
サーシャは……死んじまったん、だな。
[突き立てたナイフは、酷く重かった。]
………なのに、
こんなになっても、まだ俺の心臓は動いてやがる。
[人間の生命力とは案外侮れない、と呟く声は、酷く苦い響き。
赤に染まった自分の掌に視線を落とす。]
…そうね。ユーリー…怪我が大丈夫なら、手伝ってもらえるかしら…?
[諾を貰えるなら、一緒に近くの客室のベッドにサーシャを運び、寝かせる。]
…また、一人犠牲者が…。
[…目を伏せる]
あ、エーテルさん、手当て、お願いできる?さっきみたいに。
[そういって、エーテルに持っていた救急箱とタオルを手渡した。]
私、自室に荷物を取りにいきたいの。
― 食堂車 → 後方車両 ―
[がつりがつりと、刃が薄い扉を穿つ音。
それを頼りとして、列車の後方部へと足早に向かう]
[ナプキンに残されていた文字を己の背後から覗き込んで居た者の存在や、
何処かで行き違っていた者の存在には、気を払う余裕などあろう筈も無い]
[やがて見付けた扉の前。
扉が立てる厭な音、人々が争う音、サーシャの叫ぶ言葉]
[其れ等の喧騒に、直ぐ届く所にある光景に、手を伸ばす]
――――だめだ!!
サーシャくん、だめ……っ!!!!
[手を伸ばした。それなのに]
[彼に触れる事も、言葉を届ける事も、叶わない。
ナイフに掠めた指先だけが紅を散らす]
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