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あぁ、待てよ、サーシャっ
[服を下にと引っぱり、少しでも彼の歩みを止めようとするが…]
…っ!
[サーシャの暴れる腕が。手に持ったナイフの柄が。…の頭部に振り下ろされる]
[ふと、サーシャを振り返る。
抵抗もせず押さえ込まれているのか、と、彼に向けた双眸が複雑な色を帯びたのも一瞬。サーシャがユーリーの腕を振り解き、声の限り叫びながら少女へと飛び掛った。]
サーシャ!!!!
お前、ナイフ―――!!
[自分が警戒を解いたのも拙い。
繰り返し叫んでいた言葉通り、奴の狙いはカチューシャだった。
自由が効かない半身を半ば捩じ込むようにしてサーシャの腕を止めにかかる。]
ロランをカチューシャが殺す理由はねぇ!!
何を勘違いしてんだか知らねーが、お前、もう少し話を…!
[必死の叫びも、彼の耳に届くことは無いだろう。]
[当然、サーシャには話が通じるはずもない。このまましばらく、カチューシャの顔を見ないで、落ち着く時間があれば―――あるいはわからなかったが。これは、きっと。カチューシャかサーシャのどちらかが死ぬまで、止まらないのだろう。]
……っ!
[カチューシャは、ずりずりと。後ろへ後ろへ、尻餅をつきながら下がり。]
………! こいつ……ッ ……!!
[尋常でないサーシャの力。腕一本では支えきれない。
後ろからサーシャを止めに入ってくれているのだろう、ユーリーの悲鳴が聞こえた気がしたが、何が起きたのか分からない。
滅茶苦茶に振り下ろされ続けるナイフが首を、腕を、彼方此方を掠め。
視界が霞む。腕が痺れる。意識が遠のく。]
―――ぐ、う…!!!
[不意にサーシャの力が弱まった。
これが最後とばかりに押し込んだ腕、その刃は反転し。
彼の体へとずぶりと深く沈む。
―――眼前に、真紅が散るのを見た。]
[カチューシャに違和感を感じたのは…。
そんなのは俺の気の迷いで。
今はただ、この男を止めるのが先だから。
あぁ、嫌なんだ…]
[「きっと逢える」と、言語化して貰った事で、未来の無い身も未来を信じようと云う気になり]
……有難う。
[その頬を緩ませた。
と。
シュテファンの叫び声を聞けば]
よく叫ぶ人ね。
[呆れ声。]
…!…ユーリー!
[...は、態勢を崩したユーリーを庇う様に前に出る。サーシャの更なる攻撃を予想したが、ただ、彼は目の前の少女…を血走った眼で睨みつけ…]
大きな茶葉は、ティーメジャーに山盛り1杯、
CTCや細かな茶葉はすり切り1杯、
汲みたての水を沸騰させてポットを温める。
それをカップに注いでカップを温めて、茶葉を入れたポットに高い場所から再び注ぐ。
その間に湯は適温95度になっているから。
ストレートティーなら2分蒸らしてカップに注ぐ。
……ローズジャムを入れたロシアンティー。
ジラントは、わたしの紅茶が大好きだったわ……。
[淹れる相手はここには居ないけれど、手順を呟く。]
[べちゃり。サーシャの躰から溢れ出る鮮血が、少女の顔にかかります。それはとても熱く。そう、人間の血って、暖かいんだよなぁ。そんなことを、賢者は考えていました。]
[赤。あか。
突き立てた刃を伝い、ぽたり、ぽたりと降り掛かるのは。
雨のような。涙のような。]
[サーシャの手が空を切っている。
色の無い唇から、声なき声が漏れている。
呼び続ける名は、ひとつ。
「ろらん」―――]
[サーシャに突き立てられた果実ナイフは。
どんなに彼の身が薄かろうと、刃の先が背に届く事はなく。
ただ、サーシャの体を抑えていた腕に、手に、零れ落ちた血が……]
[遅れて後部車両へ到着した。もみ合う男達。その先で後ずさる少女。
刺されても尚、少女に止めを刺そうと足掻く青年、そして、
白刃が、少女ののど笛を切り裂いたようにみえたのは…。]
[崩れた床から、虚ろな瞳の青年の顔をじっと見上げる。]
サー…シャ。
[最早上がらない腕を、ゆっくりと伸ばす。
ぽふぽふと、小さな子供を宥める時のように動かして。]
お前は頑張った。
今度は、しあわせに――――
[サーシャを見つめ、表情を緩める。
囁きは、目の前の男と、遠い遠い誰かに向けたもの。
そうして、長く息を吐くと、そっと双眸は伏せられた。]
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