577 【憑狼】それでも列車は北へと向かう【飛び入り歓迎】
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沈黙の カチューシャ
[はやく逃げて。
その言葉によろよろと立ち上がり、半分壊れたクローゼットの中からはい出します。
出口に向かい、とてとてと歩きだし、ぽけっと転んでしまいました。元より怪我をしていた膝をすりむいて、かさぶたが剥がれてとても痛そう。
こんな事態に、腰が抜けてしまったのでしょうか？それでも、全力で駆け出さないともっと痛いことになるのでしょうが。]
落胤 ロラン
[照準を構えていれば、
唐突に横から伸ばされてくる腕に邪魔をされる]
――……サーシャ、 ッ、
[少しばかり、もみ合いのようになれば、
彼が怪我を負っているとはいえ、やはり男女の差はあっただろう。押されれば足元はぐらついて、けれど銃を手から離すわけにはいかない。]
君は…、――…ッ
君は、獣の悲しみを考えたことがあるか……！
[喰らわれることを願う彼へ、
そんな叫びは零れて、邪魔する腕を振り払おうと肘に力を込める]
沈黙の カチューシャ
[四つ足ではっていく姿は、イモムシよりも遅く。
人狼からしたら、まるで誘っているかのように見えるかも知れません。
当人からしたら、必死なのでしょうけれど。]
【独】 沈黙の カチューシャ
面白そうだから、この躰はとっておきたかったんだけれどな。
いい移り先を見つけたら、解放してやって―――どんな顔をするか見たかったし。
とは云え、此処でツーペアの奴に喰わせてやって、私はローラとか云う女の意識を闇に落とし、憑依する方がいいか。いや、残念だな。この躰でもっと色々遊びたかったのに。
【赤】 沈黙の カチューシャ
*/
喰われたらこの躰を捨てて死の間際にローラに憑依するだけだし、生き延びたらそのまんまというだけだぞ。
両面受け。ただ、喰うなら即死描写だと合わせるのにちょっと超常的になり過ぎるかなー、という感じがある。
【独】 放蕩息子 ベルナルト
［村一つ町一つ喰い尽くすまで止まらない、人狼の習性を己は良く知っている。
止まらぬ列車、逃げ出せぬ速度、闇に散る雪。
この好条件の揃った檻を人狼が見逃す筈はない、と苦く笑った。
シャノアールの死体から人狼以外の関与の可能性を示唆したのは、そうであって欲しいという己の怯えだろう。
以前とは違い、今度は人狼の庇護の及ぶ立場ではない。
人狼を見つけ出し、殺さなければ自分が殺される。］
放蕩息子 ベルナルト
［シュテファンの部屋の方向に向かう。彼の部屋からは明らかな死の色が漂っていた。中を見ずとも、どのような状況であるのかは想像に難くない。
それよりも。］
な………！？
［乗客の隙間からシャノアールの部屋を覗き込むと、その双眸が見開かれる。
黒々とした獣が、部屋に居る。人間を喰らったばかりなのか、獣の毛から滴る血液は紅く、まだ新しいものに見えた。］
【赤】 無頼な整体師 ミハイル
/*
了解、そういうことね。
カチューシャがものすごく誘いまくっているんで、
襲ってほしいんだろうけど、襲撃していいものかどうか悩んでしまってた。
ちょっと意図読めなくてすまんかった。じゃ、続行
青年 サーシャ
悲しみ……？
[わからない。獣と悲しみ、結びつかない言葉。
だって、狼はいつだって強くて。強大で。その爪に、その牙にかなうものなんていなくて。]
わかんない、わかんないわかんないやだっ！！
[どこから言葉に出来ていただろう。狼に褒めてもらいたいと、それだけで動く幼い精神は、ロランの言葉の理解を拒絶する。]
おおかみさまが、いたいの、やだ！！
[かろうじて出た対話らしき言葉は、そんな単純なもの。
振り払われようと、大きな声で怒鳴られようと、ただがむしゃらに銃へと手を伸ばす。]
【独】 医者の娘 ナタリー
/*
ベルナルト辺りがサンドラに気づいてくれるかな、と思ったけど、
タイミング難しいかー。私も遠い！サンドラさん好きなのに！
しかし、ダニールさん繋げ方上手いなぁ。
危うく何かのスイッチが入りそうになった(*ノノ）
【独】 写眞店店主 シュテファン
そうです、手荷物検査を嫌がったおとこのこの秘密は、えっち系にしようかと思ったのですが、実は育毛剤というオチでした。
…さすがに挟む隙が見つかりませんでした…。orz
放蕩息子 ベルナルト
［思いがけず旧知に会ったような感慨が浮かんだのは一瞬、この状況で、人狼の前で、無防備な背を晒す少女を見れば顔色を変え何を思う間も無く中に走りこんだ。］
カチューシャ！！！
［近づく黒い獣と少女の間に、割って入るかのように立ちはだかる。］
……っ、何してる！
早く逃げろ。入り口だ！
［攫い上げるには遅かった。
少女を背に庇い、素早く視線で扉を示した。］
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