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[通信回線は途切れていた。
開放しようとサイドパネルに手を伸ばした時、女性の声]
▽ターゲットを選択しなさい▽
▽ターゲットを選択しなさい▽
▽ターゲットを選択しなさい▽
――ああっ、もう! 今、それどころじゃないのに!
/*
わりと襲撃先に悩んでいる。
シャーロットかな? でもGJ出た後の展開とかどうしよーって。ロジャーでもいいんだけどね。
他はあんまり考えてない的な。
むしろナサニエルをターゲットに出来ないRPをどこで組み込むかに悩んでたりも。
次はお前だ、俺はそう言った。
なのに、そんな風にふらついているんじゃない。
今のお前は倒す必要も無いな。
倒したいと思うくらいになってみせろ。
[そう言って、男は機体を遥か上層へと向けて上昇していく]
……ウ。
[最後に呼んだのは、彼女の名前か、それとも別の何かの言葉だったのか。
それは空を駆ける烏羽の音でかき消された]
―― 南エリア/中層 ――
(撃墜出来たが、被害は甚大だ。)
[ピットの場所を確認。]
カ・エディーリの歯車は殆ど使い物にならん。
[呟き。少しのショットならばまだ撃てるかもしれない。
だが、それまでか?
全方位モニタとは別に、薄黄翠色と橙色の色味のある薄い真鍮色の光が、クロノの手元を照らす。]
―南空域・中層―
[自分とマリンブルー・スネイルが初心者だと認識されている事はそれはもう理解している。だから上へと昇る間にも、落とすには絶好の相手だと掛かって来るBFが在る事も]
確かに…私達はまだ慣れていないから、狙われ易いのは解っているけど…
[右手の指先でパネルを強く弾く、ガクンと機体が揺れた次には相手に体当たりを仕掛けていた]
私達は、まだまだやれます。
また…後程。
[体当たりから続けてRainy Dayを至近距離から放ち、相手の行動の自由を奪って落とすが完全に行動不能まで追い込んでいないのは甘さ故か。
体勢を崩して落ちて行くBFを触覚を伸ばして見送ると、今度は上へと伸ばして……]
あ…
[遥か上から光が溢れ、周囲を埋め尽くさんばかりに飛んで行き、>>148更にレーザーが縦横無尽に走る様が見られた。>>150]
―― 南 上層 ――
『しまっ……』
[下から来る、滝のような弾幕。
たまたま勝利の行く末をマリアの視覚で追っていた。
チョーカー越しの回線に警告を送ったと同時、私は身を翻す]
[やはり常よりも反応は鈍い。
小型機は不意をくらって落とされるものあり、子の場を離れるものあり]
(ぐっ……ぁあああ……!)
[私の足が片方穴が空いた。
マリアは首を竦めて避けた。マリアの左肩を焼けたものが通りすぎる。どう怪我をしたってそう変わらないのだが、人目のある場所でマリアの首が飛ぶのだけはまずい]
[滝の中、私はリトルアースの下へともぐりこむ。
マリアは焦げ付く匂いと共に、2人の騎士をおとした天球儀に向けて引き金を引く]
『倶利伽羅不動 ―― tir ――』
[それは、武装に対するダメージで弾数が減り、その分速度の緩急に差がついた追尾弾幕]
[クロノに対して今、攻撃をしかけるのは危険かもしれない。
それでも、前回と今回と。広範囲への弾幕はこちらにも危険だ。落とせるならば、今、落としておかなくては]
[現エリアの機体は、
先程の攻撃を避けた機体がほんの少し居るばかり。
他のBigFireの位置状況を把握し…
メッセージが届く。]
ん?
[先程も届いた。それは、観客達からの電子メッセージだった。ゴードンの集中砲火時の事を讃えるものもあれば、その事に対する非難の言葉。所謂ブーイングだ。
この度届いたのも、同じような類。クロノは片隅に展開し、それらを眺めるも、さっと手を振るう。展開されたメッセージは、手の振りと同期し、片隅に押しやられて消えた。]
――中央エリア/低空→南エリア――
……まだ、わからない、よ。
本当にそれで、正しいのか、どうか。
[男の言葉に向けたものではなく、自らへと。左手に一度視線を落とし、機体を加速させた]
――上空/観客席(南西エリア西より・中層)――
[少女が過去の記憶に浸っている頃。
修理工場の面々は黒竜が突如として墜ちる様(>>94)を見て、ある者は呆然と、ある者は騒然としていた]
「ありえないだろ……数時間前にメンテったばかりの機体が急に停まるなんて」
[その瞬間を見ていた者の目にはそう見えていた]
―南空域・中層→下層―
[それが>>148>>150メテログラフトの弾幕である事には気付かず、下層へと退いて回避行動を試みた]
スネイルネン、一度下がって…弾幕の間隔が開いたら間を抜けましょう。
[左のパネルの上で手が小刻みな動きを始め、被弾しかけたならば右手が動きレーザーで相殺も試みる]
っ…は、だ、大丈夫…?
[勿論、返事は無い。そこで何かを思い出したように]
そういえば…ロジャーくん、スネイルネンが大丈夫だと言ってたって……どういう、事?
[ふとした疑問、ロジャーに話す事が更に増えた。
周囲にはもう弾幕は見当たらない。危なっかしい避け方ではあったがなんとか回避は成功したようで、もう一度上昇を始める]
[男は空を駆けていく。
視認したアルトキュムラス。逆に追ってきたのだろうか。
機体の損傷度は、まだいける。
ここでピットインする事も出来たが、男は避けた]
…さて、潰させてもらうぞ。
[アルトキュムラスの間近まで近づくと、ブラスターの火を噴かせた。
その火線は渦を巻くようにアルトキュムラスを中心に放たれていく]
―― 南エリア/中層 ――
チッ
[先程のウィルアトゥワとマリアからの攻撃。
先程の弾幕で墜としきれてはいなかった。]
追尾弾か。
(ギリッ)
[現在の天球儀の状況。――環は僅かに軸とその付近を残し消失。外郭装甲は全消失。ラント母星を象っていた外郭装甲下の歯車もかなりの量が毀れ落ちている。
メテログラフト(ラント母星)の姿は、歯車の塊のようにも見え、かつ、随分小さくなっている。
軍神ティールのルーンを模した弾幕がこちらを狙っている。]
―― …
[メテログラフトとウィルアトゥワを結ぶラインに、小さな光が生まれる。]
―― 南エリア/中層 ――
[ひゅん、ひゅ、ひゅん。
小さな青白い光は、追尾弾を相殺すべく放たれる。
だが、数が足りない。]
―― …
[それを見越してか、ラガリアの刺塵が紡錘型に固化。
レーザーが放たれ、何とか相殺が完了。]
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