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[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
夢幻の竜騎士 マリア は 記憶喪失 シュウ に投票した。
黒詰 ユージーン は 改造好き シャノン に投票した。
記憶喪失 シュウ は シルバーコレクター ナサニエル・ウエクサ に投票した。
シルバーコレクター ナサニエル・ウエクサ は 夢幻の竜騎士 マリア に投票した。
赤貧宇宙人 ニーナ は シルバーコレクター ナサニエル・ウエクサ に投票した。
改造好き シャノン は シルバーコレクター ナサニエル・ウエクサ に投票した。
シルバーコレクター ナサニエル・ウエクサ は村人達の手により処刑された。
赤貧宇宙人 ニーナ は、夢幻の竜騎士 マリア を占った。
次の日の朝、夢幻の竜騎士 マリア が無残な姿で発見された。
大会スタッフ グレン は立ち去りました。
屋台のお手伝い ダイアナ は立ち去りました。
《★占》 夢幻の竜騎士 マリア は 人間 のようだ。
《★霊》 シルバーコレクター ナサニエル・ウエクサ は 【人狼】 のようだ。
現在の生存者は、黒詰 ユージーン、記憶喪失 シュウ、赤貧宇宙人 ニーナ、改造好き シャノン の 4 名。
[マリアには後ろ楯……シャノンの援護があった事には一切気が付いてはいない]
何としてでも、あの竜にダメージをっ……。
[マリアにレーザーを打ち込もうとする。すると、後ろにいたシャノンの攻撃を受ける]
[顔を上げたクロノと視線がぶつかる。]
[戦闘とはまた違う空気に気圧されるが、そのまま通りすぎられても困る。]
よう、あんたが『宇宙を跳ぶもの』、クロノか?
ちょっとこいつが聞きたいことあるらしいんだが……
[「こいつ」、イノウエ研究員を指して問う。]
お時間もらえるかい?
―― 廊下 ――
… 何だ?
… ヲレは … まあいい
食堂に行くつもりだ。
話したいなら、来い。
[ゴードンの居るリラックスルームと、少しだけ離れた場所の部屋へとクロノは勝手に向かう。]
『死んだ――?』
[今、確かに。ロジャーはスネイルネンは死んだと言った。>>4:67
確かにコアは止まった、それでも再び動き出して空へ行けると心の何処かで願っていた]
ロジャー、くん。それは…どういう事ですか…?
スネイルネンが死んだって、何ですか…?
[同じようにマシマの方を見上げ、どういう事なのかを無言で問うた]
[クロノのその姿に気圧されていたダグラスは、殺伐とした受け答えに、むしろ安心した。]
オーケー、それじゃお言葉に甘えてご一緒させてもらうぜ。
[言って二人は、黒兎の後に続いて食堂へ――]
…連結解除、フルムーンを起動状態のまま待機、コメットを並列起動。
出力20・40
リミテッドコード…
[月と太陽が衝突し、目が眩むような閃光を発する。矢継ぎ早に呟くような指示の声は下方から。
白昼の残月はもとより目晦まし。機体自体の機動力に加えて、衝突の衝撃で生じた衝撃波を追い風に、下方へと潜り込む。
機体が黒い太陽の残滓に吸い寄せられるのを感じながら、二つの弾幕兵装を起動する]
シューティングスター!
[叫びとともに撃ち上げられたのは、収束されていないコメットの光の柱。機体下部から烏羽の機体を狙った]
あ…!!!
[言葉が、悪かった。
けれど、もう遅い。シャーロットの瞳に不安そうな光が宿っている。
ロジャーは、諦めたように、こくんと頷き、それからふるふると首を振った。]
うん。
おれも、ユージーンさんのところで、聞いた話。
…スネイルネンは、ゴードンと同じ現象で落ちたって。
…だとしたら、もう、きっと、二度と。
…シャーロット。
信じてくれるかわかんないけど、おれ、核’コア’の声が聞こえるんだ。
みんな…声があるんだよ。生きてるんだ。
[思い切ったように、一気に言って、シャーロットを見る。
やっぱり、バイザーでちゃんと顔が見えなかったけれど。]
―― 食堂 ――
[クロノは席に座らず、適当な机の前にコアのまま移動した。]
… で、 何だ ?
[ダグラスとイノウエを一瞥する。]
おい、何か飲み物を―― フン 水で構わん。
[程なく、『水』がクロノの元に運ばれてくる。
運んできたのは、小さな掌サイズの赤い小型コアが下部についた、自動ロボットだった。]
[ズィルバーンが堕ちた、その時。
全空域に、不可思議な咆哮が響き渡った。
『コォォォォォオオオォォォォ!』
それはクヴォルの咆哮だとわかったものは、少ないだろう。
そして、クヴォルの出力が再びあがっていく]
97、99、100。
…110%
なんだと、この計器、狂ちまったのか。
[しかし計器は狂っていなかった。そのまま120%まで出力は上がっていく。
それに気が取られ、太陽と月が衝突し、その影響で黒い壁が消え去る事や、リトルアースから気が逸れた]
けど、おれも、聞いただけなんだ。
たしかめようよ、シャーロット!!!!!
もしかたしたら…まだ、生きているかもしれない。
[希望。持てば、絶望が待っているかもしれないけれど。
それでも、もう一度マリンブルー・スネイル――
青紫色の美しい甲殻のBFに。
会いたかった。
それに――――アルトキュムラスにも。]
― 食堂 ―
じゃ、あとはイノウエ君に任せる。
[クロノの向かいに座り、適当にメニューを物色するダグラス。]
「真面目にやってくださいよ、局長……。
ええと、私はGR社の研究局員のイノウエ、こちらは局長のマクドネルと申します。
以後お見知りおきを。」
[名刺などはなかったが、研究員が堅苦しく自己紹介をする。]
「それで質問というのは……今回のコア停止について、何事かご存知じゃありませんか?」
ああ、俺はとりあえずホットティーね。
「……。」
[ロジャーは、拙い言葉で、研究員に聞いたこと、
ユージーンに聞いたことを話す。
赤い光がコアを停止させる力を持っていること。
ユージーンは、BFが死ぬ瞬間の声が聞こえるということ。
BFの停止は、つまり人間の死と同じ、であると考えたこと。]
[マシマにもそれは聞こえていただろう。]
[光の柱が、烏羽の左の翼とレイジングブラストの一つを貫いた。
機体が大きく揺れ、誘爆はしなかったものの、左右バランスは崩れ、烏羽の翼はよろよろと機体を保つ]
チッッ
あまりの事に、気を取られすぎた。
どうやら、赤い光を放つ機体が堕ちたみたいだな。
これはクヴォルが…歓喜して、いるのか?
[相変わらず、オープンチャンネルで男は話す]
あと、マリアが赤い光で堕ちたか。
…シュート。
[男は光を収束させ、稲妻を放つ。
稲妻と、光弾の二つの弾幕は、まるで荒れ狂う海のように、リトルアースに迫っていく]
―― 大会本部 ――
フヅキと話していたみたいじゃないか。
「うん。色々お話したよ。」
[本部へ一度戻り、肩に乗った白兎と話しながら歩く。]
「沢山のこと。
ボク達が外側から知ってるものを、内側から教えてもらった。」
[僅かに瞳を細め、黒隗は大切なものをしまうように、胸の辺りで両前脚を、そっと少しだけ重ねる。]
「ボクの事も少し話した。
紅蓮の事も。」
私の事も?
[目をぱちくりして、恥ずかしそうに頬をかいた。]
――中央エリア/高層――
[マリアが放った倶利伽羅不動ガンが、宙をうねる光跡を描いて飛来する。『アンギャルド』のスクリーンに表示されたのは、それが直撃する寸前。強い衝撃がコクピットを揺らした]
――つっっ、ここで――
(落ちるのかな)
[機体制御が間に合わない。内部にまで振動が伝わってくる。球体スクリーンのそこかしこにノイズが走り、視界が不鮮明な部位が増えていく]
……だ、め、かな……
[ブゥン、と遮断音が聞こえ、コクピット内が真っ暗になった]
――コクピット内――
[内部を暗闇を満たしたのはほんの一、二秒だった。
回復した映像にも明らかな異常。
赤く滲む様な色合いでフィルタが掛かっているように見えた]
もしかして、これ。外に……?
[四囲を見回せば、自機の周辺に薄くぼんやりとした光球が纏わりついているのが確認できた。そして、それはナサニエルの機体にも、同様に]
……あの機体のせいって、こと……?
[『ズィルバーン』を取り巻く光球は、黒騎士の周りのそれよりも明らかに鮮明かつ強い光を放っていた]
[真紅の輝きがナサニエルの機体周辺から発せられる。
マリアの騎乗する、『ウィルアトゥワ』が同色の光に包まれた。
一瞬の後、それはコアに向かうように収束していく]
――!
じゃあ、ナサニエルが――!?
[視線を『ズィルバーン』へと振り向ける。
答える声は無い。そして、彼の機を取り巻いていた光も、今は全く見当たらなかった]
「何を……ですか。」
[研究員は言い淀む。]
さあな。お偉いさんが何を考えてるかは分からんが、大方、軍事転用でも考えてるんじゃないのか?
「局長……!」
[開けっ広げなダグラスに、研究員は批難めいた声を上げるが]
んなことは言わなくてもバレバレだろ。
あ、公式な見解じゃないからな。俺は今休暇中だ。
「卑怯な……。」
[ぐぬぬと唸る研究員。]
…直接、核の機能を停止する装置を兵装に組み込んでいる機体が参加しているようでね。
[少女に問われて答える声はやや硬い。]
うちのもやられた。
ゴードンのも…恐らく君のカタツムリさんもだろうね。
コアの稼働原理と基盤システムには、現代の技術でもいまだに解明されていない部分が多い。
…意志の宿るものも、あるいはあるのかもしれないな…。
[暫く思慮に沈むよう。]
気になるなら、行っておいで。
無理しないなら、そのくらいかまわないとおもうよ。
―― 食堂 ――
ハッ ハッハ …
[クロノは乾いた哄笑をあげた。]
軍事転用か。
フン
ヲレは事前に、
コアが停まるシステムが持ち込まれた事を知っただけだ。
拡散して、誰が持ち込んだかまでは分からなかったがな
[拡散して。それはデータ収集を行うに際して行った方法、それに関する用語である。]
[昔の話をしよう。
そう、初めて墜ちた時の話を。
きりもみ回転して落ちたせいで三半規管がやられたため丸一日くらいまともに物が食えなかった。終]
――大会会場・屋台通り――
[リーダーと別れた少女は結局余ってしまった焼きそばと焼きそばパンを前に迷っていた。
本部にお見舞いと称して向かうか否かを。
しかし少女は過去の経験から、墜ちたばかりの者に食べ物をあげるのはあまり喜ばれない場合があると知っていた]
とりあえず花でも買って行きますか……
[ちなみに本部に入れるか否かの心配はしていない。
なぜなら自分は焼きそば屋台のお手伝い。立派な関係者だと思っているから]
あいつめ…
[ユージーンの名前が出れば、ぽつりと。
あのメーカーが彼を欲しがったのは、そういう適性があったからか、
もしくは、自分がBFをあくまでも道具としか思えていないからか…どちらかだろう。
あいつはまだ、空に居るのか。]
名前の呼んだのはゴードンとナサニエルだけか。
ナサニエルを呼んで失敗したー><とか思ったけれど
これなら、まあいいかな。
(チャンピオンと二位だし、目上だしね。
ユージーンの中で名前を呼ぶのは、かなり認めているといった感じで
一応マシマも認めてはいるんだけれど、超えられなかった存在みたいな感じで認めたくない辺り?
マリアは戦ってきて認めて、シュウはもうちょっとしたら認める感じかな。
― 食堂 ―
「システムということはやはり、これは人の手によるもの……
いや、それとも"Big Fire"のように結果ベースで利用しているのか……」
[研究員はひとりで考えこむ。]
あー、それで、お前さんは誰が持ち込んだまでは分からなかったというわけだね。
だが、なぜ知っているんだ?
そんなシステムのことを、お前さんは。
―― 食堂 ――
フン
推測を立ててないのか?
立てていそうにも見えた、が
[クロノは研究員を無視し、
ダグラスを睨みつけるように見つめる。]
貴様、タダ者ではないのだろう。
[物怖じしない態度か、ダグラスから感じるものがあるのか。
暗い瞳が、ダグラスに*注がれる。*]
―大会本部 治療室―
やっぱり…あの時言っていた事は。
ロジャーくんは本当にBF、コアの声が聞こえる人だったんですね…。
[聞きたい事であった、BFの声が聞こえるという件については何故か否定せずそのまま受け入れた。
自分自身がBFに限らず全てのものに意思や心のようなものがあると、信じていたからだ]
生きている、生きていた…。
赤い光に、みんな落とされたのね…。
[ロジャーが研究員から聞いた事>>+9を静かに聞き、何故そのような事になったのか、頭の中を巡らせた]
…でも、何故その赤い光は何処から来てどのようにしてあの子達を落としたのかしら…。
あの時、アンギャルドの周囲には他にもBFは居たはずなのにその中で何故私達だったの…。
[マシマの返事>>+13と実際見聞きして来たアンギャルドについてを合わせてみても、確かあのパイロットは女の子で自分とそう年は変わらない…はず。普通に戦闘をするのならまだ解るが意図的に他BFの命を奪うなど…するのだろうかと俯いて思う]
[マシマの言う通り、コアについては解明されていない部分も多く…死んだとなっていても、まだ何かがあるのではないかと思い]
――はい!
[ロジャーから差し出された手を取り、マシマからの「行っておいで」と掛けられた声に小さく頷いて立ち上がった。
不確定な望みではあるが、死んだと言われてもまだ…胸の内には空を共に行くマリンブルー・スネイルの姿が在った**]
――だ、だめ、だめだめだめだめ。
こっち、向いて!
[黒騎士が、銀色の機体が、はっきりと朱く染まる。
悪夢の矛先は、自身ではなく『彼』ウィリー。
その紅い光球が『ウィルアトゥワ』を包む様は、コマ送りの様にも見えた。]
止まれ止まれ止まれ止まれえっ!
[機銃弾幕が『ズィルバーン』を引き千切る、それでも核に向かっての収縮は止まらずに。]
――ぁ………―!!!
[こえに、ならなかった**]
おいおい、俺はシャイなんだ。そんな熱い視線を向けられちゃ照れるじゃないか。
[クロノの視線に、軽口で応え]
さあな。
コア停止もついさっき知ったところだし、テクノロジーはさっぱりだ。
「政治」に口を挟む気もさらさらない。
「局長」なんて肩書きだけは立派だが、結局のところ俺は、ただの兵隊さね。
[と肩を竦める。]
まあタダ者じゃぁないってのは……ある意味当たっているか。
[大半が悪い意味で、だろうが。]
とは言え……パイロットが危険に晒されてるんだ。
ただ堕とされるだけの状況に甘んじる気は、さらさらないね。
だからこそ、GRなんかの兵隊でいるわけだ、俺は。
原因が分かれば、身を守る方法だって生み出せるだろう。
【コアを護る力】が――
― 食堂 ―
ま、こんな話はつまらないかもしれんな。
[ふ、と空気を入れ替えるように一呼吸ついて]
[そして再びメニューに目を落とす。]
おいおい、冗談だろ?
やっと焼きそばにありつけると思ったのに、洋食しかないのかよ!
[もっとも、メニューに焼きそばがあったとして、屋台のそれとは「魂」が違うかもしれないが。]
ああ、そうだ。
全く関係ない質問なんだが……
[再び顔を上げ]
お前さん、元気かい?
[シャーロットが聞きたがっていた、クロノの様子。
脈絡なく質問だけ取り出してみると、甚だ*マヌケだった*]
―― 空 ――
『……堕ちて』
(堕ちろ、堕ちろ堕ちろ堕ちろ!)
(『頼むから』)
[魔導銃の軌跡を私とマリアは祈りと共に追う。
ホーミング弾が黒騎士に着弾。
いけるかと私が息を飲んだのもつかの間]
[ズィルバーンと黒騎士が赤い光に包まれて。
恐怖で目を見開く私を、赤い光が包む]
[怖くて、恐慌状態になる。
大きな悲鳴をあげたような気もするが、2人への固有回線のスイッチは入れなかった。オープン回線のスイッチは、ナノマシンが自動で切断する]
嫌だ、いやだいやいやいやいや
いやぁああああああアァあぁあアアアアああアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアあアアアアアアアアア
[音もなくコアが停止して。
コアから私に供給されていた無限のエネルギーが失われる。
脳髄が肉塊へと次々に戻っていく]
[私は、は、は、は、じじじじじ自分の落下やい
.
―― MiddanEden ブース ――
【ほれ見ろ、俺の勝ちだ。さっさとチップをよこしな】
【けっ ウィルアトゥワの糞ッたれめが。
さっさと弾幕乱射しとけってんだ。金玉ついてんだろが。
―― ほらよ、もってけドロボウ】
【マリアにゃついてねーよそんなモン】
[整備ブース、リアルタイムで配信される映像の前。
白衣眼鏡妖精や、人型兎、人型鼠たちがぎゃあぎゃあたむろしている]
[映し出された映像には、水晶の竜と水晶の騎士が遥か高空から、まっすぐ動きを止めて落下していた]
[映像のホログラフ横に浮かぶのは、マリアやウィルアトゥワを巡るナノマシンの各種データ。
ウィルアトゥワの停止と同時、マリアに仕込まれていた新しいナノマシンプログラムが目覚めたのが、はっきり示されている]
[画面の中で、マリアに絡み付いていたウィルアトゥワの鱗がぱらぱらと剥がれ落ち、マリアと竜は別々に落下していく。
やがて、空に大きな金の花火が2つ、上がった]
[画面の中のマリアは、衝撃をものともせず動かない相棒に手を伸ばし、涙を流す。喉を大きく震わせて、慟哭を演じる。予め定められていたシナリオ通りに]
―― MiddanEden ブース ――
[マリア=カリラは救護室の利用を断った。
マリア=カリラの肉体やナノマシンのデータをMiddanEden外に渡すわけにはいかないからだ。それに、MiddanEdenのバイオ技術の方があるベクトルにおいては進んでいるからでもある]
[マリア=カリラとウィルアトゥワは嘆くファンの目の前を通って、自社のブースに運び込まれた。もし、彼らを訪ねるものがいるならば、それが単なるファンでない限りは通される]
[水晶の娘は、透明な液体で満たされた巨大な修復装置の中、背中に様々な触腕を挿入してのんびりとたゆたっていた。お約束どおり、絶妙に計算されたバブルが彼女を生まれたままの姿から隠してはいるが**]
[出て行く幼い二人を見送って、しばし目を閉じる。
薬が効いているのか痛みは薄いが、生身の脆弱な身体は休息を欲しているようだった。]
…道具に心は宿るや否や、か。
[魂がこもっている。
そうかつて遠い昔、東国の島国では大切な道具をそう評したらしい。
作ったもの、使ったものの思いが宿るとか。
例えば人とそっくりに作られた人形が、人の動きをトレースして踊り、歌う。
その姿を見て、まるで人のようだと人はいう。
そんなものはまやかしの錯覚に過ぎないと、道具に共感できない自分は思ってしまうのだけれど。
高度なAI、自律するシステム。
そこにこころは、ありやなしや…?]
/*
少女ルート構築中。
ふむ、たとえばダイアナの記憶がコアに封じ……いやニュアンス違う。
「コアがダイアナの記憶を共有し(て保存し)た」ルートはありかな。
ダイアナの記憶は二年前に一部パーンしたが《Indigo Bird》のコアに、共有した彼女の記憶は残った。無論兵装ロック解除コードも。
それでまあダイアナの決意に呼応して名前(コード)を響かせるんだけどダイアナにはコアの声が聞こえない! 通訳してロジャー!
とか、そんな感じを、目指すには、どうすればいいんd
*/
――大会会場・屋台通り――
[左腕に焼きそば料理の入ったかごを吊り下げ、右手にコスモスと数種類の季節の花を合わせた花束を持ちながら少女はゆっくりと歩いていた。
ふとピットでの思考をゆっくりと反芻して]
共に立ち向かうもの、か……。
BigFire乗りにとっての自らの機体はこれに当てはまるのかな……。
[人それぞれだとは思う。
自機に特別な思い入れを持つ者もいれば、道具としてのみ見る者もいるから。
ちなみに少女は紛れもない前者側の者だけど、たとえばこの場でもし、BigFireに心が宿るか否かと問われたら、
心を宿らせるのはあくまでも乗り手。
ゆえに、BigFireに自ずから心が――あるいは魂と言い換えてもいいかもしれない――宿るとは思っていない。
そう答えるだろう]
[そう答えるがゆえに。
少女は自らの機体に魂が宿っているとは考えていない。
もし宿っているとしても、それはきっと二年前に滅んだのだ。]
(私が、色々なことを、思い出せなくなってしまったから)
[だけど。
少女は空において孤独を感じたことがなかった。
一人で飛んでいるはずなのに、独りではないという安心感が、いつもどこかにあった。
そう。まるで誰かに見守られているかのような――**]
/*
通訳してロジャー!は無茶にもほどがあった。考え直してみたら。
☆治療室来ちゃった後考えられるルート
1.格納庫について行く
2.クロノの居場所を訊く
3.治療室に残る
4.その他
*/
―大会本部 治療室―
『もしかしたら』
[その頼りないながらも確実に目の前にある可能性を信じて立ち上がり、いざ格納庫へと勢い付いたがカバンの中身を思い出してマシマの方を振り返った。
…視線はやはり恥ずかしそうに斜めを向いているのだが]
あ、あの、私、これを持って来ました…よ、良かったら皆さんで食べて下さいっ…。
それから、少しでも早い回復を祈っています!
[またもや言葉を詰まらせながら、カバンからビスケットの詰め合わせや屋台で購入した菓子類を袋ごと引き摺り出して側の机にそっと置いた。
カバンに残ったビスケットの小袋は、後ひとつ]
ロジャーくん、あの…外で待っていますから、その…着替えを…。
[クランケ衣のままで立っているロジャーに背を向けて、かすみ草の花束を広い上げた]
……。
[顔を上げ、クロノの居たベッドを遠目に見るが不在の様子。しかしシーツがそのままになっているという事はまた戻って来るかも知れない。
ロジャーが構わずその場で着替えを始めるならば慌ててその場を離れるし、そうでなくとも廊下で待つと告げてマシマに頭を下げてその場を離れるだろう]
と、とにかく待ってます!
[早足で2人から離れ、クロノの居たベッドに駆け寄る。
急いでピンク色のかすみ草を生けて、側にビスケットを置いた]
…何も、出来ないけど。
早く元気になりますように…。
[空のベッドに頭を下げ、急いで廊下へと駆けて行った。
ビスケットがクロノの手に渡るか渡らないかは分からないが、せめて花だけでもと願いながら**]
だが不足は認めよう。
解析方法は種々様々だが、
今回に限っては、
システムであるか、別の系であるか、
ウリスの悪戯のようなものであるか、
この目で確かめるまで、
ヲレには分からず、大会前にも分からなかった。
[もう少し時間があれば結果は違ったのだろうか。]
…
【コアを護る力】――だと?
[クロノは眉…というより、目の近くを顰めた。]
護ってどうする?
下らん …
[そう言ってはみたものの、クロノ自身釈然とはしない。言葉にならない苛立ちだ。そんな事を知ってか知らずか、ダグラスはメニューに夢中になっているようだ。
クロノは、顔ごと上を向き、運ばれてきた『水』を、いっきに流し込んだ。]
『ああ、そうだ。
全く関係ない質問なんだが……』
[ふいに声がかかり、クロノは現実に引き戻される。]
『お前さん、元気かい?』
ハァ?
[思わず高い声が出た。]
……。
[再び、いっきに『水』を流し込む。
嫌な沈黙が食堂の一角を支配している。
飲み終えたクロノは、ダグラスに再び向き直り、]
… 元気、ダ。
[じろじろとダグラスを眺める。
胡散臭げなものを見るようなものが混ざった気がしないでもない。タイミングの所為もあるのか、クロノの返事は自然な反応ではないものだった。]
… 調子は悪くないぞ。
[自然な反応ではないにしろ、
暗い瞳から覗く種々のものは隠し切れない。
澱んでまではいないものの、光は見えない瞳だ。]
話が終わったなら、ヲレは行く。
ここにはヲレが食べたいものはないようだからな。
[クロノは、食堂を後に*しようとした。*]
――大会本部――
[念のため屋台から営業許可証の写しを持ってきた(ついでに焼きそば料理も作り直した)が、それを見せるまでもなく、「焼きそば屋の者」と名乗ったらあっさり建物内に通された。
様々な人とすれ違いつつ気ままに歩く。
ふと窓の外を見ると――戦いの舞台が小さく見える。]
…………。残り四機、か。
[本部建物に入る少し前に、ナサニエルとマリアが墜ちたという情報を得た。
今頃は治療を受けているだろうか]
ッ…!?
[下方から見上げた黒い機影が、咆哮を上げる。その奇怪な響きに思わず身を強張らせたが…けれど、それ以上何も起こることはない。
自らの撃ち放った光線は、過たず直進して、黒い装甲を捉えた]
これなら…!
[放った光柱が翼を貫き、烏羽の機体がぐらつく。突破するなら、今だ。
そう 思い ウィリーと黒騎士が交戦していた空域を、見上げる その目に 映ったの は]
…ぇ?
[あってはならない光景のはずだった。そうさせないためなら何でもしようと思っていた。現に、いまだって、こうして、その、はず、なのに]
『 あと、マリアが赤い光で堕ちたか。』
[そんなこと ききたくないのに おとこは きこえるように つぶやくのだ]
ああ…
[意味のない声が、口から漏れた]
あああ
[呆けた体を攫っていこうとするように、稲妻と光は無遠慮に殺到する先んじて到達した稲妻が、現行の量産品で組み上げた機体の外殻を容赦なく焦がした]
ああ嗚呼アぁあああァァァァああああああ!!
“――――機体監視管制システムカット・機体固定具全解放・機体外殻放棄・全弾幕兵装連結・出力臨界規定値ならびにコア連結制御完全解放・主演算管制システム切替―――”
[上げた叫びは、けれど悲鳴ではなく。内側からあふれ出して自分自身を壊してしまいそうな内圧を少しでも外へと逃すために。
殺到する光弾の光を押しのけようとでもするように、輝く両の手は音声認識を遥かに凌駕する速度でフヅキに指示を与え、機体の制御システムを書き換えていく。そして]
[押し寄せる弾幕にさらされていた機体は、けれど、自らの機体外殻のすべてを放棄する。
すべてが終わる審判の日の名を受けて、青い地球が崩れていく。それでも、その星は終わらない。
赤い、本来のBFコアは衛星軌道を描き、連結して三重環となった弾幕兵装が腰部を中心として静かに回る。
かつてパイロットだった“ソレ”は、パイロットスーツの内部から煌々と輝きを漏らし、殺到する弾幕をかき消してなお、咆哮を上げる。
生物とも機械ともつかない異様なその腕の中にあって、護るように大事に抱えた金属筐体――もはや全時代の遺物として忘れ去られて久しい、大容量の記憶媒体――だけが、奇妙にその機体に現実感を与えていた]
ぁああああぁぁ…
[ただ、ひたすらに。オープン回線などと言うまだるっこしい手段さえ飛び越えて、全域の電子装置すべてに響いていた声が、やがて収束する。収束して、そして]
あぁあっっ!!!
[ごんっっっ!!!]
[最後にひときわ大きな声を上げて。手に抱えた金属筐体で、思い切り自らの頭部を強打する。パイロットスーツのバイザーが割れ、隙間から片目が覗き、たらりと体液がその横を伝った。
頭部を駆け抜けていった痛みが、沸騰したような熱を力づくで吹き飛ばす。
今ぶつけたものはなんだったか、思い出せ。
そう、自分には、フヅキがいるのだ。
ここで、自暴自棄になど、なってなんかいられない。
頭を冷やせ。目的を果たすことに集中しろ。余った熱は体を動かすことに費やせばいい。嘆いている暇なんかない。きっと、ウィリアムは助け出せると、そう信じろ!!]
そのために―――
[ふわりと、“機体”が揺らぐ。 追撃の弾幕があろうとも、重荷を捨てた自分に対応し、捉えるのには時間がかかるだろう。―――その時間は与えない]
あなたに邪魔されている時間はないのです。
“兵装丙点火・機体制動に兵装乙の使用承認・目標・敵機”
[既に“完全に”機体と一体となった体が動き、まだるっこしいコード入力を省いて一気に加速する。先刻の突撃と比べてさえ比べるべくもない速度で、翼の折れたクヴォルフィリアに迫る]
コード―――
[その回転する三重環が、七つの光球を生み出した]
セブンスムーン!!!
[黒い機体の直近から、七つの光球、そのすべてから光がほとばしる。光はやがて収束して、一つの光の柱となって辺りを照らし出した――]
/*
静かに潜伏中…もうちょっとしたら顔出し。
ダイアナさんの墜落した時のお話がなんだか笑えるのです…今回のこの子の墜落の仕方は明らかにおかしいですけれども、でんでんむしの根性とかその辺が通ったら良いなぁと思いまするよ。
[稲妻がリトルアースを焦がす。
しかしその後、凄まじい速度で組み変わっていくソレを見た]
…ほぅ。
イイ声じゃないか。
堕ちる星の煌きにならないといいがね。
[地に堕ちていくドラゴンを傍目に、男は呟く]
[相手が今までとは比べ物にならないスピードで弾幕を回避していく。
荒れ狂う海面を読み、波に乗るサーファーのように]
だがな。
そう簡単にはいかないって事を痛感するんだな。
…パージ。シュート。
[男は装甲を除去し、その八つの欠片は辺りに発射された。
その装甲の影になるように、八つの黒い矢が同空域に行き渡る
八つの装甲のうち七つは七つの光球に。
もう一つは姿の変わったソレに向かって発射される。
光の柱は装甲を巻き込み、大きな爆風を生む。
その爆風に乗り、烏羽は駆け上がる]
[発射された一つの装甲は黒い弾丸となってリトルアースに向かう。
今のリトルアースより一回り小さいくらいの装甲が、黒い矢と共に襲う]
そしても一つッ。
[烏羽の翼も、その傷ついている翼のほうで叩きつけるように体当たりをしかける]
/*
ユージーン格好いい。
マリアと最後まで迷ったキャラ(生身で細い箒形BFに乗る『鋼鉄の魔女』)だったら桃りにいきたくなったことは確実だなと思うくらい格好いい。
/*
ざんざかざーっとログをよじ登ってきたのですが、ロジャーくんに対する口調が破綻していることに気が付いたとです!
タメ口→敬語になってるるる…。
んでもまぁそこはBFに乗った辺りからシャーリー自体が変わってるから、まぁ、うん。
BFパイロットとして先輩視しているんだろうなと。
ふんとにもー、しょっぱなから名前も被せてしまったし土下座ものですよこれは…orz
―― MiddanEden ブース ――
[円筒状の硝子の中で、マリア=カリラは瞼を開けた。
両の手を、透明な壁に押し当てる。
壁の奥にかかった、ホロビジョン。
戦闘空域の様子が写る。音は、鳴らない。
ただ、立体映像だけが水晶の娘の目の前で踊る]
[先刻まで忙しく立ち働いていた人型兎や人型鼠はいない。
次元の狭間を彷徨うドラゴンのところに行ってしまった]
[マリア=カリラはぱちりぱちりと同じ間隔で瞬いている]
…っ
簡単にいくなどと…っ!!
[…少しだけ思っていたことは否めない。すでに翼に穴を開け、そこに持ってきて全開の砲撃。しのがれるとは、思っていなかった。
―――集中、しなくては。目の前の相手を倒さなければ、その先にあるすべてに繋がらない。今は、目前に全力を傾けろ―――]
フルムーン!
[自らを狙って飛来する装甲を。そして黒い矢弾を月の光で迎え撃つ。生じる爆風は後方への噴射が抑える。
―――そこに飛び込んでくるアラート。たった今撃ち砕いた装甲の後方から、その影を貫くように飛来する巨大質量]
―――ムーンフォールっ!!
[ソレを迎え撃つように、たった今発生させた手の内の光球を撃ち放つ。先刻男が口にした言葉どおり、もう、簡単にいくとは思わない。ムーンフォールを交わすか、砕くか、撃ち貫いての砲撃か。そのすべてに対応しようと、空中に浮かんだ身一つで身構える]
―大会本部 治療室前―
[廊下に出て壁に背を付いて深呼吸を1つと、溜息を1つ。
ようやくヘッドセットを外し、カバンの中に押し込む]
……恥かしい。
[それはマシマの姿を見た自分に対してなのか、それとも別のものなのか。
しばらくの間はそうして頬を染めていたが、それに飽きると向かい側の壁をぼんやりと見つめて、墜落から今までにあった事を思い返し始めた]
(――死んだ、かも知れない。
――生きている、かも知れない。
もう一度空に行きたいって言ったら、どんな声でどんな風に返すのかしら…)
[マリア=カリラは背中に接続された触腕から、
少しばかり自分のナノマシンを送り出した]
[水晶の筒の外。接続された端末。
マリア=カリラのナノマシンはそれを乗っ取った]
『……ねぇ。
何故、コアを壊していくの』
[端末の画面に、文字がぽつんぽつんと浮かび上がる。
それらの言の葉は、選手用のオープン回線の中に滲み出していく。
きっともう、空の機体にはつながっていないのだろうけど]
[七つの光球、そして無茶な体当たり。
翼にかかる負荷はとっくに限界を超えていた
それでも繋いでいられたのは、ゴードンや、目の前の相手のように気力が機体を凌駕したのだろう]
静かに燃えるってのも、悪くない。
行くぞ、フィリア。
[相手の生み出した光球が、左の翼を根元から打ち砕く。
だが勢いは止まらず、そのまま折れた翼が
リトルアースの視界を防ぐように飛んでいく]
チッッ。
機体の制御が、うまくいかない…が。
シュート。
[残った片方の翼のヴォルレイから生み出された光弾が三発。
正確に穴を通すように、反対側からは一発の弾に見えるような弾道を描き、折れた翼に空いた穴を通過していった]
/*
よしとりあえず治療室前に行く。
その後のルートは参加者次第だ!
でもナカノヒト的には すごく マシマさんに あいたいです
*/
――大会本部/廊下――
[さて。
修理工場の面々が大会の影で何が起きているかを知りたがっていた際に、「私を連れて本部に行って話を聞く」という方法を提案しなかったのは、自らが関係者に該当することを、その時はすっかり忘れていたからだった。
……というか、ピットから地上に降りるBigFireの中でようやく思い至った。
だからといって、少女は単身で、何が起きているのかを調べるためにここに来たわけではない]
ここに来れば兎さんに会えるはずなんだけどな……どこにいるのかなー。
[ふと視界に入った扉をじっくり見るとそこには「治療室」の文字。
墜とされ脱落したBigFire乗りがいるところとしては、もっともふさわしいと思われる部屋]
無茶苦茶なっ…!
[想定はすべて外れ。放った光球は交わされることも砕かれることもなしに敵機の傷ついた翼をもぎ取った。けれど黒い影は止まらない。
損傷した自らの機体の、その折れた翼さえも武器とする強かさに内心で舌を巻く。でも、だからといって負けてはいられないのだ]
…回避を?
いえ―――
[視界を塞がれる形となり、一瞬の躊躇が生まれる。敵機の回避を前提とした二段構え、自分がやって、相手がやらない道理はない。交わすべきか、それとも…その一瞬の隙を突こうとでもするかのように、ほんのわずかな間隙を通す精密な射撃が、放たれているのが見える。
回避は間に合わない。いや、間に合ったところであの機体は黒い光で吸い寄せることだって考えられる。
それならば、こたえはひとつ。迎え撃つ]
セブンスムーン―――
[ふたたび三重環が七つの光球を生む。それら光球を指揮するように両の手が踊り、紡がれるように光球が収束し、新たな一つの巨大な光源を作り出す]
―――キング・アンゴルモア!!
[収束された光源は荒れ狂ううねりとなって、すべての光弾を呑み込んだ]
[黒い鳥が墜ちていく。最期まであざ笑うかのような笑みを死仮面に貼り付けて。
彼は、誰の味方でもないと言った。
そして、立ちはだかった。
…なぜだろう、と、疑問が過ぎる。黒い鳥が最後に見せた、あの執念とも取れる常軌を逸したような機動と、攻撃。どれも、ただ理由なく立ちはだかったとは思えなかったけれど―――
…それでも。戦い、墜したのは自分だ。この期に及んで、それを問うたところで答えはない。
ただ、落ちていく黒鳥に、敬礼を送り、見送る。ほんの一瞬の間。
次の瞬間には、機体となり、星となった体は彗星の尾を引いて空を切り裂いて行った。目指すは、黒騎士。決着をつけるために、なんとしても、たどり着かなくてはならない相手だった。
そしてそれは、あるいは友だちのために]
…あと三機だったのにな。
[落ちていく。
片翼はもげ、気流を掴む事も出来ずに落ちていく。
男は冷静に、それを眺めながら呟く]
まあ、俺には王者なんて肩書きは似合わない。
そういう事で、許してくれないか。
[しかし、死仮面は黒い光を放ち、烏羽を覆った**]
―大会本部 治療室前―
[今、...は闘っていた。
目の前で立ち止まっている女性に、声をかけようかかけまいか]
―――あ、あの…
どなたかのお見舞い、でしょうか…?
出入りは自由、だと思いますので…中に入っても大丈夫、です…。
[時間にするとたったの数分の出来事だったが、どうやら声をかけようとする...が勝ったようだ。
籠を提げ、花束を持つ女性に一歩近付いて声をかけた]
/*
はぅ。
発言どうしようか悩んでる間にニーナユージーン戦が終わってしまってた。
うう……んっ、と。
これはシャノンと戦いに行くべき……だよね?
―― 大会本部>>+10 ――
[秘密の言葉をそっと打ち明けるように、
グレンの耳に囁きかけようとしていた黒隗は、突如身を震わせた。]
「―――駄目。」
黒隗?
「―――…。」
[小さな白兎の呟き、誰かの名前。
両前脚を触れさせたのは、祈り。純粋で無垢な祈り。
その様子を見て、グレンははっとし、本部の窓から空を見上げる。]
リトルアース!!!
[蒼穹の光。墜ちてゆくウィルアトゥア、
その巨体はフィールドバリアに受け止められているのが確認出来た。]
「…大丈夫。」
[どれだけの時間が経ったのか、黒隗は再び呟く。]
「大丈夫だよ。紅蓮。」
ああ。
[グレンは白兎の頭を指先で摘むように撫でてやる。
ふわふわと柔らかく暖かい感触。まるで本物の動物のような心地良さ。]
[シャーロットが治療室を回り、いつかのと同じビスケットを取り出すのを見て
小さく笑った。子ども扱いじゃなくて、あれは、シャーロットのやさしさだったんだ。
と、>>+33着替えを促される。]
…!え、ええと、わーーー
この格好じゃ、まずい、かなーーーー
わーーー、急いで着替えるから待ってーーーーー
[ばさっと一枚を被っただけの簡素なクランケ衣を慌てて脱いだ。
シャーロットがバイザーの向こうで顔を赤くしていることなど気付かないから
早足に出て行く後姿に、あれーー?と首を傾げた。
きゅ、と編み上げ靴の紐を結んで支度を終えると、
マシマにぺこり、とお辞儀をしてからたたた、と小走りに駆け出した。]
[しかし仮に「兎さん」ことクロノがいたとして、何て声をかけようか、その辺りを考えていなかったことに思い至り少女はしばし考えてみた――がいい案が浮かばなかった。
せめて撃墜されていなかったら、
「大会前はよくも遊んでくれましたね。今度は私が遊んでやりますよ」
とか言えたかもしれないのに。
その時、治療室の前にいる女性が声をかけてきた。
見覚えのある顔である。パイロットスーツを着ているということはおそらく選手なのだろうが顔と名前(と機体名)が一致しない]
こんにちは。
ええ、まあ……お見舞いというか差し入れ作戦その2というか……クロノという参加者さんを探しに、というか。
[出入り自由という女性のセリフを聞き、扉を開けようとするが、ふと気になって]
あなたは……どうして墜ちたのですか?
「ボク、来れて良かった。」
[もしかすると、黒隗は「大会」を見る事が出来ず、宇宙連邦の銀河群支部本部がある一つであるアンドロメダ銀河まで、先に行かなければならない可能性もあった。
その可能性は、幸運な事になくなった訳で。
臨時の大会スタッフをする事が決まっていたグレンと共に行動する事が出来たのだった。]
「何があっても、The Golden Boughの事を忘れないよ。
今日の事、忘れない。」
一体どうしたんだ、黒隗。
不安…なのか…?
[黒隗は、ふるふると頭を左右に振る。]
/*
…死んだりしません…よね?よね?
たしかどこか、情報ページか説明サイトか、さもなければWikiページに、『死んだらあかん!』って書いてあった気がして、確認しに行ってみたのですがー…
…どこに書いてあったか分からんであります…
あれぇー…勘違い…?じゃ、ない、と思うのだけど…
――中央エリア/高層――
[機体の周囲を取り巻く赤い光の膜はやがて消失した。ナサニエルの機体は空には既に無い。シャノン機によって撃墜され、墜落していく姿を少女の瞳ははっきりと捉えていた]
あと……3機、ね。
[離れた空域で戦闘を繰り広げるユージーンとニーナの両機。
そして、つい今しがた現れたシャノンの『サンダーエース』。
と、なれば――]
じゃあ、次は私がお相手するわ。“Old Replica”さん。
[迷いを押し殺し、オレンジと黒に彩色された機へと翔ける。
『禍珠』が何であれ、『ウィルアトゥワ』を墜落させた発動要因が何であれ、今は考えるべきではない、と自分に言い聞かせた]
勝って……あれを手に入れて……そうすれば、っ!
[接近に気づいたか、サンダーエースが急加速。黒騎士の近接攻撃範囲から逃れ、後方へと弾幕を展開してきた]
―大会本部 治療室前―
クロノさんですか…?
今何処かにお出かけになられているみたいで…ベッドにいらっしゃらないんです…まだ怪我をしていますのに。
でも、そう遠くには行っていないと思います。
あの一緒に居たウサギさん達もきっと居て相当目立つはずですし…。
[見舞いの言葉に、差し入れ作戦だとかが混じって聞こえたような気がするが、いずれにしてもクロノへの客人である事は変わらない。素直に今不在である事を知らせた。
ただ...は彼が今、コアに乗って移動している事は知らない。
そこで、治療室の扉が勢い良く開いた]
あっ、ロジャーくん…。
[女性が扉に派手にぶつかった…ように見えたが逆に見舞いに来られる方にならずに済んだようだ。
ほ、と息を吐いてロジャーを迎えるが、突然堕ちた理由を尋ねられて>>+51言葉に詰まった]
何故…堕ちた、ですか…。
「ううん。
だけど少しだけ。
宇宙連邦からのボク達への出頭命令は、
とてもとても大きな事の始まりのように思えた。
帰って来れるか、分からない程大きな…」
何時また地球に戻れるかは分からない。
だが、時間がかかったとしても解決は出来る。
それに、一緒に大会に出ると約束しただろ?
私が今まで約束を破った事は?
「〜〜〜〜〜〜〜〜。ない。」
[ちぇ、とした仕草で黒隗は頷いた。]
私がついてる。大丈夫だ、黒隗。
私がきみを守る。
「ふふっ、ボクだって護れるよーだ。」
[紅蓮は黒隗の額に自らの額をあて、包み込むように静かに、
暖かで優しい感情を黒隗へ*向けた。*]
『どうしてウィリーを壊したの』
『どうしてコアを壊したの』
[マリアのナノマシンによって、
ぽつりぽつりと言葉がネットワーク回線に漏れる]
[しばらく言葉をまとめる。その間、ロジャーと女性が何かしらのやりとりをしているだろう。
言うべき事をまとめ終えるとぽつりぽつりと話し始める]
何故、と言われると…外部からコアを停められたという事しか私には解りません…。
何の為にそのような事を、とか…何故あの場で私達だったのか、とか…その辺りは全く見当が付いていません。
[最後に、弾幕を受けて堕ちたのではないという事は付け加えておいた]
『――Who killed Cock Robin?』
[円筒の中で、マリア=カリラは歌う。細い声で歌う。
MiddanEdenのブースの中にマリア=カリラの声が踊る]
『I, said the Sparrow,』
『With my bow and arrow,
――I killed Cock Robin.』
[オレンジ色の翼の上でターレットが旋回し、砲塔が少女の機を狙う。連続して打ち出されたのは徹甲弾の雨。三本の射線が二組、交差する弾幕となって自由な機動を制限した]
つ、これじゃ近づけない……!
『禍珠』、は……使えるの……?
[先刻の不調。通常の弾幕さえ形成できなかった異変。
回路が断裂しているなら、起動する筈もない]
記憶喪失 シュウは、改造好き シャノン を能力(襲う)の対象に選びました。
[マリア=カリラの指令は止まらない。
ウィルアトゥワを落とした人物からの返答があるまで、
ぽつり、ぽつりと言葉はオープン回線に滴り続ける**]
――中央エリア/高層→低層――
[悩む間に、弾幕のパターンが変化していく。
右、左と振られるワインダーの動き。
止むを得ず、一気に機体を降下させた]
/*
あ。ハッピーエンド指定があった。
んー、マリアの中の人的には今の段階で超ハッピーエンドなんだけども、あまり中の人の価値観はあてにならないと思う今日この頃。
群体生物萌え。
よしよし、叫んでおかないとね。
――中央エリア/低層――
[離脱する『アンギャルド』をを見送り、『サンダーエース』は高空で背面飛行に移行。半円を描いて降下へと移った。
一気に速度を増して降下する、“スプリットS”と呼ばれる機動]
……速さそのもの、じゃ、追いつけないか。
じゃあ、駄目でもなんでも、使うしかないじゃない。
[見る間にその姿を拡大していくオレンジと黒の機体。その機首に装備された兵装が、エネルギー充填の光を纏わせていた]
――中央エリア/低層――
[離脱する『アンギャルド』を見送り、『サンダーエース』は高空で背面飛行に移行。半円を描いて降下へと移った。
一気に速度を増して降下する、“スプリットS”と呼ばれる機動]
……速さそのもの、じゃ、追いつけないか。
じゃあ、駄目でもなんでも、使うしかないじゃない。
[見る間にその姿を拡大するオレンジと黒の機体。その機首に装備された兵装が、エネルギー充填の光を纏わせていた]
なるほど……つまり治療室にはいないということで っ !!!!
[クロノ不在の旨を女性から聞いた直後、治療室の扉が勢いよく少女の鼻先を襲った!
ごつん、といういい音と共に、視界が暗く染まる]
『わーーーーーーっ!!!!!
だだだいじょうぶーーーーーー』
[少女は花束を取り落としたのにも気付かず右手で鼻先を押さえてしゃがみこむ。そこに少年の元気のいい声がかかる]
だ……大丈夫です……これくらい……墜ちて大怪我をした者達にくらべれば……っ
[しかし痛いものは痛いのだった。そこへさらに声がかかると]
あなたは……焼きそば屋に来てくれた……
[大会前のひと時を思い出す。姿は見えていなかったが彼の元気のいい声は屋台の奥まで届いていた]
[黒い光に包まれて浮く烏羽。
東空域の下層にて留まる黒い光に覆われた死仮面]
まだ…、まだ高みを目指すというのか。
俺もヘタれたな。
[男は機体の状態をチェックする。
戦えるとは言いがたい状態ではあった。
ただの的になる可能性もある。
それでも、男は高みを目指す]
もっと、高く。
[黒い光に覆われた烏羽は、ゆっくりと高度を上げていった]
[左手首へと視線を投げる。
埋め込まれた銀色の、鈍い輝き。
それが何であるか、確たる記憶は無い。
けれど感じられる、どこか深いところでの繋がり]
――応えて。
“あたし”の――“私”の中の、記憶。
あの声は、何なの? この球体は――『禍珠』は。
どうして わたしは ここに いるの?
[鼓動がどくん、と大きく聞こえた。
球体に温かみのある赤が点り、消えた。
流れ込む感覚、自分自身が機体と一体になったような]
[――どうする、考えろ考えろ考えろ、現在の最善手は何だ?
直接の原因であろう機は撃墜した。だがそれで取り返しが付く物でもない、ならば、どうする?
ぐるぐる思考が回る中でも、機体は『アンギャルド』の接近を知らせ、身体は無意識に機体を操る。
昔何処かのパイロットが言っていた直感と思考の融合とは、今の様な状況かもしれない。]
……受けて立とうじゃない。“Lost memory”さん。
[反射的に言葉を返すがいや違うそうじゃない、撃墜す訳じゃない、とりあえず動きを止めよう、『リトルアース』が来るまでの時間を稼ごう。
速度はキツいけれど此方が上だ、向こうも『ウィルアトゥワ』戦の影響か何かは知る由も無いけれど、遠距離に離れれば攻撃はほぼ無い。
行ける、追い詰めれる。]
/*
わりと気力0に近い。
そろそろいっぱいいっぱいになってきた。
熱血方面に持っていく余力がないというか。
とりあえずぶっぱなしで落ちよう。うんそうしよう。
『アストラル』、レベル3でチャージ。
[逆に言えばあの剣、『自在剣』が当たれば此方のヤワな機体はひとたまりも無いけれど、遠距離でなら『アストラル』の威力を抑えれば『アンギャルド』周辺空間の征圧、小破に持ち込めるかと思うが――
いや、あれ?おかしい。兵装が一つの筈は――無い。]
――さっきの赤い光は、使わないの?
[そんな思ったままの呟きが、オープン回線に流れた。]
―大会本部 治療室前―
[ロジャーの問いには首を横に振る。...の言う「私達」とは常に――]
あっ。
「私達」というのはスネイルネンと私の意味で…だから、私が知っているのはあんまり…白川重機のBFが同じように堕ちた、という事しか知らなくて…クロノさんなら、何か知っていると思うの…。
さっきこっちに来る途中で聞いた話では、長いピットインが終わった所だから、その後何事も無ければ良いのだけど…。
あの、何かご存知ではありませんか…?
[その後の情報を得ていない為、その後の展開は全く知らず。籠を提げた女性に、今どうなっているのかを問うた]
― 食堂 ―
ほう、そいつは頼もしいやら恐ろしいやら。
「もっと知識を共有してもらいたいんですがねえ。
技術知識と生産力は別物だと言うのに、お偉いさんは分かっちゃいない。」
[誰に向けられたものか、研究員はそう溢す。]
まあそういうわけだ。
護るような技術があるなら、広めてほしいと思ってるよ。
[ 今よりも遥かに遠い空。
青紫の色合い。
記憶にはない、けれどとても懐かしい風景。
戦火に染まった故郷、もうひとりの自分、炎、銃声、死者、
フラッシュバックする幾多の光景]
……どこ。どこなの、これ――?
[思い出せない空。
その色はいま頭上に広がる紺碧ではなく、夕暮れの青紫]
――中央エリア/低層――
[シャノンから届く声。ずきり、と頭が痛んだ。低い声で答える]
――使って欲しいの?
[一度瞬いて、意識を銀色の球体に振り向けた。
静かに疼くような感覚。充ちていく凶暴なパワー。
胸の奥で得体の知れない熱が渦巻いた]
[しばらくして、視界が暗いのは反射的に目をつぶったせいだと知れた。
目を開けるとゆっくりと立ち上がる。
それから二、三回意識的にまばたきして]
よし、大丈夫だ。
あー、心配してくれてありがとう。そっちも……
[少年の頭に巻かれた包帯を見てぽつりと付け足す]
大変だったろうに。
[ただ飛ぶために飛んでいる時でも、何がしかを背負って飛んでいる時でも変わらない、空から地上に墜ちるとはつまり、大変なこと]
生存者組もほんとうにおつかれさまだ。
<<あとダイアナさんの・∀・とか・А・がずっとかわいい。>>
無線音声だけでどうやって表現しているんだそれ。
――だったら、受けてみればいい!
これが何であるかを!
[叫ぶような声。起動言語は淀みなく紡がれた]
“赤光に染め上げて呼び起こせ、古き血の弾丸”!
――『エレメンタルギアボルト』!
[無色の閃光が、黒騎士に埋め込まれた『禍珠』から迸った。
『自在剣』の形状が組み変わり、白銀の長大な銃へと変換。
砲口から、赤いエネルギーの粒子が漏れ落ちる。
そして、0.5秒。
『アンギャルド』を中心に突風が巻き起こり、天を貫くような赤く巨大なビームが*放たれた*]
/*
わたしは推敲してから発言するよろし…orz
カットとペーストごちゃごちゃやってたらこうなる!
「その後の」が繰り返されててくどい。
/*
>>+65
別にぶつかった衝撃で口調が変わったわけじゃなくて少年相手の口調だよたぶん。
ロジャー、見た目的には「男の子」表記がふさわしいんだけど、マシマさんが少年呼ばわりしていたから私もそれにならいました。
*/
記憶喪失 シュウが「時間を進める」を選択しました。
黒詰 ユージーンは、改造好き シャノン を投票先に選びました。
[死仮面から出ている黒い光は烏羽を包み、大きな黒い翼のようになっていた。
中央空域へとゆっくりと飛んでいく。
残り3機の行方を追うように、大烏は空を駆ける。
高みを目指して**]
黒詰 ユージーンが「時間を進める」を選択しました。
[それから女性の方に向き直って話(>>+58)を聞く]
外部からコアが停められた……
弾幕を食らって墜ちたわけでは、なく。
[――なるほど、つまりこれがこの大会の「普通じゃないこと」か。
「私達」が女性の他に誰を指すのかがほんのちょっと気になっていたところ、少年が質問してくれた。
それに対する女性の回答(>>+63)に出てきた固有名詞がかなり気になって記憶を探る]
スネイルネン……スネイル……
ああ! あの青い蝸牛型の機体に乗ってた人ですね! シャーロットさん!
弾幕が花吹雪みたいで綺麗だなーって思ってたんですよ。それに……機体の青色も。
[一気にまくし立てる。
少女はまだ事の重要性を知らない。コアを「停められた」機体は、二度と飛べない可能性があることを]
何か、って……
私が知っているのは、突然動作が停まるという謎の落ち方をした機体があることと、赤い光がそれをひきおこしているらしいということと、黒い騎士型の機体が赤い光と関わりがあるかもしれないということ……不確定な情報ばかりです。
[赤い光を起こせる機体がもう一機あることまでは知らない]
それから……その黒い騎士型の機体が、最後の四体に残っていること、これは確か、です。
[最後の四体がどの機体か、訊かれれば答えただろう]
[そして再び少年に向き直り(>>+66)]
アルトキュムラスは……雲のような形の機体、だっけ。なら君の名前はロジャー、か……
[どうやら顔と名前は一致し切れていないが機体と名前はほぼ一致しているようだ]
こちらこそびっくりさせちゃってごめんねー。
怪我人は安静第一だっていうのに……あ、でも、これだけ元気なら大丈夫かな?
[床に落ちた花やら何やらを拾い集めて、かごを差し出す姿に苦笑する]
私もBigFire乗りだけど……一人で飛んでいるんじゃなくて、誰かに見守られながら飛んでいる感じはしてる、かな。
ってことは、《Indigo Bird》のコアが停まったら、その感じもなくな……
[なんとなくかつ即座に、これ以上言葉を紡ぐことも、考えることもやめた]
/*
>>+70で急にセリフが止まったのが>>a18の原因なんだよ(たぶん)!
レス遅くてすまないんだよ……精進精進。
っていうかダッシュつけるべきだったね。以下訂正。
*/
(前略)
ってことは、《Indigo Bird》のコアが停まったら、その感じもなくな――……
[なんとなくかつ即座に、これ以上言葉を紡ぐことも、考えることもやめた]
[自分とマリンブルー・スネイルの事から考えるロジャーに>>+66うっすらと微笑んで]
うん…スネイルネンは、大切な私の…――――。
[その先は、周囲の喧騒に巻き込まれて聞こえなかっただろう。もしも口元の動きをよく見られていたならば、その一部で「おかあさんの」と動いているのが解ったかも知れない]
だから…スネイルネンが綺麗だって言われたり、悪くないって言われると…嬉しいの。
大抵の人は、笑うから…。
[女性がマリンブルー・スネイルの事を話す>>+67のを頬を染めて喜んだが、その表情はすぐに曇ってしまう]
/*
あーちょっと急いでいたせいで>>+67がだいぶ酷いことに……急いでいても推敲はちゃんとしないと!
ナカノヒトの特徴その2:他人の誤字脱字には優しいが自分の誤字脱字には厳しい。メモでなるべく訂正を入れる。
*/
コアの停止については…そのクロノさんから、停めたのはアンギャルドだと聞いています。
でも、どのようにして停止させたのかまでは…。
ただなんとなく、意図的に停めようとしたのではないと思っているのですが…本当の所はご本人にしか解らない事なのでしょう。
私達は、その停止したコアの様子を見に行く所なのですが、それにより何か元に戻す手がかりが掴めたらと思っています。
[見聞きした事を大体の形で女性に伝え、それから格納庫に行く旨を話してそのまま会話を続けている。
会話を終えて移動するならばロジャーと一緒に行くだろう。]
[部下が持ってきた中継モニタの小さな画面を固唾を呑んで見守る。
死闘を繰り広げているのはもう僅か四機だけ。
もはや機体と言うよりも生身のままそれらを飛び交戦するニーナの姿に目が釘付けになる。]
…俺さ、あの位で堕ちて正解だったのかもな。
コア停止事件といい、うさたんといい、あの子といい…
今回の大会はイレギュラーすぎる。
…俺みたいな一般人がついて行ける範疇を越えてるよ…。
[思わず漏れる苦笑い。]
あいつめ、あの中でよくついていけるよなあ…
[再び空を目指す片翼の烏を見つめた。]
[クロノが立ち去ろうとすると]
おう、引き止めて悪かったね。
お互い大変なようだが、がんばろうや。
[労いの言葉を投げた。が]
イノウエ君、焼きそばが食べられそうな店は――
「いや仕事してください局長。」
[ふざけているのかなんなのか、即座に研究員に突っ込まれる。]
まだ気になることはあるが……そうだな、コアの守護について答える気が出てからでいい。
そのときは「ここ」にコンタクトしてくれ。
[半ば無理矢理クロノに個人連絡用アドレスを渡し、そして見送った。]
/*
>>+74
だ が そ こ が い い
脇役ラブ! 脇役万歳! 一般人だからってそれがどうしたって話なんだよ!
やっぱり会いに行っていい?
*/
― 本部廊下・食堂から ―
さて、それじゃ改めて治療室に向かうか。
「ゴードンさん、まだいますかね。
クロノさんも出歩いてましたし。」
それならそれで、ばったりを期待しようじゃないか……ほらな。
[通りがかったリフレッシュルーム。
仲間たちとくつろぐ前王者の姿をそこに見つけた。]
ようゴードン、生きてるようだな。
― リラックスルーム ―
ようゴードン、生きてるようだな。
『なんだじいさん、来てたのか。
その言葉はそのまま返すぜ。
俺なんかよりずっと死にそうなはずなのによ。』
[ゴードンの長いパイロット人生で知ったのだろうか。
彼は不完全ながら、オメガの伝説を知る奇特な存在であった。]
『しかしあれは傑作だったな!
被撃墜数が出撃数を上回るってやつ。
いくらじいさんでも物理的にできねぇだろ!』
はっはっは!そんな伝説まであったのか。そいつは愉快だね。
[しばし与太話に興じるオメガとゴードン。
しばらく話したのち、ゴードンが切り出す。]
『で、俺に何の用だ?
部下までつれてダベりに来たってワケじゃねえんだろ。』
おっと忘れるところだった。
「やっと話ができる……」
[研究員は疲れた表情を見せながらも、コアが停止する前後の状況を尋ねた。]
そうか……『紫陽花の花』に聞いたのと大体同じだな。
『外部からの分析も、GRの方で出た結果と大して変わりはありません。』
[「有能」が答え、続ける。]
『しかし、コアが停まること自体が稀だというのに、大した損害も与えずに停止させるなんて……これは脅威です。』
「ましてや再起動もままならないとなると……これはパワーバランスが塗り替えられる可能性が。」
[話が合うのか、研究員もいつになく真剣な表情で議論を交わす。]
―回想のようなもの→現在―
[プレスルームから救護室へ行ったがゴードンはすでにそこにはいなかった。
ならばと向かったリフレッシュルームにいる所をつかまえた。
傍に居たRedWolfの面々へも軽く会釈と自己紹介をし、
ギブスのような医療具に包まれたゴードンへ問いかけたのはとても簡単、
”どうして、墜ちてしまったのか?”と。
彼はその気風のよさで笑い飛ばすように答えただろうか。
それとも、多少は深刻な面持ちを見せただろうか。
いずれにしても、コアが止まるような異常があったのだと悟って、手短に話を終えた。
無事そうだとはいえ、あまり負担をかけないようにと。]
あ、また…減っている?
[カメラのレンズを向け、めいっぱいにズームする。
少し目を離した隙に、また2機ほど墜とされたようだ。]
アルトキュムラスと…白川が、いないな。
[カメラを下ろして眉を寄せた。
それから救護室の方が慌しくなったのを見て、情報の収集のために
携帯端末からプレスルームのデータにアクセスしたり、救護室へ駈けたり。
新たな脱落者が2人とも無事なのを知ると、一息つくために外で一服していた。]
ああ、インターバルか。
[上空で各機がそれぞれのピットへ戻るのを見て、ふうと煙草の煙を吐きだした。
インターバルの間、休憩がてら屋台で軽く食べ物を調達したりしながら、
再開の瞬間を逃さぬために再びプレスルームへと。]
さあ、これからが超エース級の戦いだ。
[まるで少年のように夢中でモニターを眺めてしばらく後、
赤い光をモニタが僅かに捉えた。
この時にはすでにコアの停止を及ぼす何かがあるらしい事は聞き知っていたか。
ざわつくプレスルームへ一度目を向けて、またモニターを注視する。]
あ、ああ、ウィルアトゥワまで…
コアを止めるなんて、一体どいつの仕業なんだ…?
[一方でナサニエルが撃墜されたのを捉えるモニターを見、あ、と声を上げる。
そろそろ今回あたりは彼が残るのだろうかと漠然と考えていたからか、
それは意外そうな響きであった。]
うーん、わからなくなったな。
大会の行方も、コアが止まる理由も…。
[屋台で仕入れてきたフレッシュジュースを口に運びながら、ううむと唸って腕を組んだ。**]
[――使って欲しいの?はっきりと、そう聞こえた。
なら何故今まで使わなかった?使えなかった?
――使いたく、無かった?
本当のところは判らない、けれど自分のその一言が引鉄だった様だ。
見る見る間に形状が、変わってゆく。
オーバーフローしたように零れ出る、暴力的で禍々しい、赤い光。
直感で判る。
だめだあれはまずいよけないと――!]
――あ――がっ―くぅ―……!
『アストラル』、コン……トロール、 オー…プン――
[みしりみしりと悲鳴を上げる機体を、無理矢理にバンクさせて左下に抜けようと、操縦桿を倒しペダルを蹴る
。その放たれたビームのほぼ真横を抜けるが、それでも幾許か遅かったようで右翼が半分に近く、消し飛んだ。
それでも置き土産のようにアストラルを『アンギャルド』付近に炸裂させて。]
――このっ、言う事、聞けっ!飛べっ!
[暴れる機体を、力ずくで抑えて飛ばす。それももう限界に近い。
それでも尚、バンクした機体を上方宙返りで高度を戻す機動、シャンデルでもう一度同高度まで引き起こしす]
全駆動回路リミットオフ、スクランブルドライブ。
核から駆動タービンまで、過駆動励起。
全速全開、オーバーブースト!
『ミストラル』左翼に集中過剰展開!
[核が、全てを搾り出すような駆動で悲鳴を上げる。
機体も同じ、空中分解寸前だろう。
それでも、持てる火力の全てを以って、機体は翔ける。行跡を橙に染めて。
きっと、これで最後だ。けれど自分がダメでも、まだリトルアースが、ニーナが居る。
せめて、何か後に繋がなければ、今まで飛ばしてきた意味が無いし、飛んできた理由も無くなってしまう。]
[全てが終わったら、聞いてみたい。
あの赤い光の事、使った理由。
そして、今核に向けて使わなかった理由。何か判る事があるんじゃないかな、なんて、思っていた。**]
改造好き シャノンは、記憶喪失 シュウ を投票先に選びました。
改造好き シャノンが「時間を進める」を選択しました。
赤貧宇宙人 ニーナは、黒詰 ユージーン を投票先に選びました。
― リラックスルーム ―
『時にじいさん、ナサニエルが堕ちるところは見たか?』
何だって?
[思い出したかのようなゴードンの問い。]
『その様子じゃまだ知らないみたいだな。ほらよ。』
[言ってゴードンは、モニタ上にそのシーンをプレイバックさせる。]
/*
う あ あ
やっちまいました!!
この期に及んで寝落ちとかホントもうなんなの…
…それはそれとして置くにしても、この展開は、つまり…
エピローグで決戦、と思ってよいのでしょう…か…
んぐぐぐぐ。
おそらくはまたわがままを言ってしまうことになるかもしれませんが、今しばらくのお付き合いをお願いいたします!!
…決着はつける、シュウさんもウィリーさんも助け出す、両方やらなゃなんないのが辛いところだな。
覚悟はいいか?小官は覚悟完了であります。
こいつは……例のシステムにやられたのか?
[ナサニエルが堕ちる直前、紅い光に包まれている場面だ。]
『俺が堕ちた以上、今年こそは奴の優勝かと思ったんだが……まあいい。
それよりもこっちだ。』
[視点が移される。
同時刻、ナサニエルよりは弱いが、同質の光を纏った騎士の姿。]
「これは……やられたというよりも――」
[撃墜時の様子を、視点を変えて何度も再生する。
いつの間にかイノウエ研究員やRedWOLFメンバーも集っていた。]
待て、ドラゴン注目でもう一度。
[リプレイ。
エキシビジョンで舞っていた竜が、そのダンスを止め堕ちていく。]
『この直前から Silvern はアンギャルドの援護に入っています。攻撃対象は、ウィルアトゥワ。』
[技術スタッフが補足する。]
状況からは、コレクターの方が仕掛けたように見えるな。
『じいさんも、奴がやったと思うかい?』
[ゴードンの問いに、しかし]
あくまでそう見えるだけだ。
だが、ゴードンは……コレクターらしくない飛び方だとは思わんか?
[ピットアウトから墜落までの、Silvernの機動。]
[数多くの強豪が参加するこの大会、共闘は珍しい行為ではない。しかし]
優勝よりも、アンギャルドを護る方を優先している。
少なくとも俺にはそう見えるね。
“早く”
[中央空域に向けて飛ぶ、その機体を声が急かす。中央空域では、たった今シャノンが戦っているのだ。移動なんかに時間をかけている暇はない。急げ]
“早―速くはやく―は――速―はやく―く”
[その思考に、空白が混ざる。気体のダメージこそ抑えることはできたが、エネルギーの損耗が激しすぎる。
それでも別にかまわない。ただ、なすべきこと、自分のなしたいことを果たすまで体と機体が持てばいい]
[視線の先を走る赤い閃光]
[ばつんっ。と。そのとき、何かが繋がった。旧い旧い記憶。そうだ。あのとき。じぶんは。
物言わぬただの力で、何も思わず、ただ壊すことしか知らず、そして。
破壊の果てに、あの赤い光と出遭って、初めて恐怖を知ったんだ。形を成さない自分、壊されることはないと思っていた自分を“破壊”しえる、あの、赤い光に。
怖いはずだ。恐ろしいはずだ。自分は一度、あの光に負けたのだから。
けれど、今は]
お お お お !
[声を張り上げ、雑念を振り払う。そうだ、もう、過去の記憶なんか雑念に過ぎない。もう、怖くなんてなかった。
あのころの自分とは、もう、違うんだから。
自分にはフヅキがいる。ウィリアムっていう友だちもできたし、シャノンだって戦友だ。
この地球に来てからでさえ、多くのことを知った。
それさえあれば、赤い光くらい、怖くない。
今はただ、決着をつけ、そして勝つ。そのために]
フヅキ、力を―――!!
[今、戦場へ]
赤貧宇宙人 ニーナが「時間を進める」を選択しました。
赤貧宇宙人 ニーナが「時間を進める」を取り消しました。
−会場・治療室にて−
敗れた以上、私は間違っていた、という事だな……。
約束は果たすしかない。
[怪我が治りきっていたかどうかはわからないが、荷物をまとめ準備をし治療室を出ていく]
[後に、治療室で綺麗にたたまれた彼の服が見つかるのと同時に、会場内で人目を避けるかのように歩く人物が現れるのであった。]
コレクターの奴が何を考えて、何をやったのかは分からん。
だが、ひとつの要因になっているのは確かなようだ。
これは、奴に問い質した方がいいかもしれんな。
そういうわけで、ちょっくら治療室まで出撃してくる。
貴重な話、感謝するぜ。
[ダグラスは、リラックスルームから立ち去る。
そして、研究員も――]
ああ、イノウエ君は外しといてくれ。
「え?」
パイロット同士の方が話しやすかろう。
それに奴とはゴードン経由でしか顔を合わせたことがないし、話がややこしくなる。
「分かりました……サボらないでくださいよ?」
うっせえ。
お前さんこそアンギャルドから目を離さず観戦してろ。
[と、招待パスを研究員に渡し、その場で解散した。]
[今まで、それこそ50年以上もBFを生き甲斐にしてきた者が、いきなりそれが無くなればどうすれば良いかに戸惑ってしまう]
あんな事をしてこのままBFに乗り続けるのも裏切りではあるし、これで降りても何か言われるのは想像に難くはない。
あの事への報いとしては……これで十分だろうな。
――大会本部・治療室前(>>+70のつづき)――
[考えてもしかたがないことだ。
コアの停止を引き起こしたものが何であれ、その存在はいずれは葬られると考えられる。表に上がるかどうかまでは分からないが。
つまり、自らの機体がコア停止にさらされることなんて、この先きっとない。はずだ。
だから少女が、自らの機体に「少女を見守る何か」が在るのかないのか、確かめることもできない。はずだ。というかそもそもそんなことどうやって確かめればいいんだ。
――しかし、一つの考えが消えるそばから新たな考えが浮かぶ。
それはまだ、少女の中で形を成さないけれど]
そうか……大切なもの、なんですね。
[不思議そうに少女を見つめているロジャーからかごを受け取った後、シャーロットの言葉(>>+71)にうなずく。
何を言っているのかは正確には聞き取れなかったけれど、大切なものであることは伝わったので、聞き返すことはしなかった]
何が空を飛ぼうと笑いはしませんよ、私は。
飛ぼうとする気持ちさえあれば飛べるんですから。
――飛ぼうとする気持ちだけでは高みには至れないけれど。私はそれを、この場所で知った。
/*
プロで出したかったセリフが! 出せた!
/*
!!!
>>3:92「かつて教えられた」
な、なんだってー!!
危うくもう一つの名前までダイアナが命名したように動くつもりだったよやっばい!
自分で書いておいてこのザマか情けなひ……
というかナカノヒト(PL)視点で知ってる情報とダイアナ(PC)視点で知ってる情報をごっちゃにしないようにするのって! 大変ですね!
でも頑張るー
*/
[その後女性が伝える情報と、これからの予定(>>+73)を聞いて]
私はここでクロノさんを探し続けることにします。
なんというか……訊きたいことが増えたので。
[どうしてクロノがアンギャルドのことを知っていたのかも気になるが、真に訊きたいことは別にあった]
コアが元に戻る手がかり……掴めるといいですね。
[それからロジャーともいくつか言葉を交わしたかもしれない。
格納庫へと向かう二人を見送ると、少女は再び元気よく歩き出した――]
[黒い光の翼は風に乗り、中央空域の上層まで辿り着く。
烏羽の残った片翼は、サンダーエースに切り裂かれたものを補修していて
強度が落ちている。持って攻撃一回だろう]
あの光は…
[男の目は、下方からくる大いなる赤い一筋を…**]
/*
訊きたいことはコアに関してです。
ヒーロー思考を持っていたら間違いなく
「コアを停める存在のことを知っていたのに何故特に何もしなかったうんぬんかんぬん」
って真っ先に訊いただろう。よってダイアナはヒーロー思考を持っていない。終!
そういえばクロノ狂人視は3日目の状況確認後寝て起きたら復活しました。
理由:人狼役があの局面で派手に撃墜フラグ立てるわけないじゃんおおげさだなあ
結果:当たってた!
*/
―― 格納庫 MiddanEden ブース ――
【ウィルアトゥワの脳 クローニング80%を記録しました。
外部記憶の注入を開始します】
[マリア=カリラのたゆたうブース。
柔らかな女性の音声が流れた。
マリア=カリラは唄をやめ、瞳を閉じる]
[ウィリアムの脳はいざという時に備えて、
この大会の直前の状態までクローニングは済んでいる。
どの部位からどの部位へのシナプスが伸びているのか。
どの箇所の反応が簡略化されているのか]
[ピットインで交換されたマリア=カリラに仕込まれた、新しいナノマシン。それは、前回のバックアップ以降の脳の状態を記録するものも含まれていた]
『ウィリー』
[水晶の娘は、相棒の名をそっと紡ぐ。
バックアップ用のナノマシンと、戦闘用の記録マシンがマリア=カリアの内部で情報を交歓していく]
―― 0次元へ ――
[ウィリアム=ナイトレイは、この世に生まれ落ちる前からその姿・形・性格・能力の全てを創りあげられていた造形品だった。
白金の癖のない髪。透き通ったブルーの目。
特定されている全ての病気因子を持たず、
脳髄は発達していて、良質な筋肉や体形を持つ]
[人工的なギフテッド。
金銭に一切糸目をかけずに設計されたフルカスタムド。
IDと市民権を付与された天然のバイオノイド]
[けれど、人類にはバイオテクノロジーにおいて未だ限界が存在していた。カスタムされた部分が多ければ多いほど、とある病気の発言率が高かった]
[脳と肉体の不協和音。
脳から発せられる命令が、肉体に届かなくなる。
ウィリアム=ナイトレイが産声を上げた直後に発覚し、ウィリアム=ナイトレイの成長に伴って遺伝子に刻み込まれたギフトが発現するたびに体が動かなくなった]
[ウィリアム=ナイトレイは3次元に生まれた。
けれど、3次元から徐々に追い出されていく。
3次元の世界でウィリアム=ナイトレイが一番目にしたのは、抜けるような空の深い深い蒼]
[やがて呼吸器につながれたウィリアム=ナイトレイは、その活動領域をブレインインターフェイスを介した2次元に移行した。
未だエレメンタリーを卒業するかしないかのウィリアムは、電子の世界でMiddanEdenのオンラインゲームと電子スクールを往復するだけの生活になる。
3次元を基盤としていた学校には、通う意義を見出せなかった]
[やがて、病気は脳の内部まで進行する。
脳は思考や命令のための電気信号も発せられなくなっていく。
2次元の中でもウィリアム=ナイトレイは徐々に徐々に締め出されていき、0と1の2つしかない1次元、それすらもない虚無の0次元へと旅をした]
[MiddanEdenのホスピスプログラムによって、ウィリアム=ナイトレイが再び3次元への切符を手に入れたのは、ウィリアム=ナイトレイの脳が機能を停止しきるかしないか、その刹那のこと]
―― 界渡り ――
[マリア=カリラは硝子ケースの中で丸まっている。
ナノマシンが保存していたそんな記憶を、ウィルアトゥワの新しい脳にインストールしていくために**]
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