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ッ…!?
[下方から見上げた黒い機影が、咆哮を上げる。その奇怪な響きに思わず身を強張らせたが…けれど、それ以上何も起こることはない。
自らの撃ち放った光線は、過たず直進して、黒い装甲を捉えた]
これなら…!
[放った光柱が翼を貫き、烏羽の機体がぐらつく。突破するなら、今だ。
そう 思い ウィリーと黒騎士が交戦していた空域を、見上げる その目に 映ったの は]
…ぇ?
[あってはならない光景のはずだった。そうさせないためなら何でもしようと思っていた。現に、いまだって、こうして、その、はず、なのに]
『 あと、マリアが赤い光で堕ちたか。』
[そんなこと ききたくないのに おとこは きこえるように つぶやくのだ]
ああ…
[意味のない声が、口から漏れた]
あああ
[呆けた体を攫っていこうとするように、稲妻と光は無遠慮に殺到する先んじて到達した稲妻が、現行の量産品で組み上げた機体の外殻を容赦なく焦がした]
ああ嗚呼アぁあああァァァァああああああ!!
“――――機体監視管制システムカット・機体固定具全解放・機体外殻放棄・全弾幕兵装連結・出力臨界規定値ならびにコア連結制御完全解放・主演算管制システム切替―――”
[上げた叫びは、けれど悲鳴ではなく。内側からあふれ出して自分自身を壊してしまいそうな内圧を少しでも外へと逃すために。
殺到する光弾の光を押しのけようとでもするように、輝く両の手は音声認識を遥かに凌駕する速度でフヅキに指示を与え、機体の制御システムを書き換えていく。そして]
[押し寄せる弾幕にさらされていた機体は、けれど、自らの機体外殻のすべてを放棄する。
すべてが終わる審判の日の名を受けて、青い地球が崩れていく。それでも、その星は終わらない。
赤い、本来のBFコアは衛星軌道を描き、連結して三重環となった弾幕兵装が腰部を中心として静かに回る。
かつてパイロットだった“ソレ”は、パイロットスーツの内部から煌々と輝きを漏らし、殺到する弾幕をかき消してなお、咆哮を上げる。
生物とも機械ともつかない異様なその腕の中にあって、護るように大事に抱えた金属筐体――もはや全時代の遺物として忘れ去られて久しい、大容量の記憶媒体――だけが、奇妙にその機体に現実感を与えていた]
ぁああああぁぁ…
[ただ、ひたすらに。オープン回線などと言うまだるっこしい手段さえ飛び越えて、全域の電子装置すべてに響いていた声が、やがて収束する。収束して、そして]
あぁあっっ!!!
[ごんっっっ!!!]
[最後にひときわ大きな声を上げて。手に抱えた金属筐体で、思い切り自らの頭部を強打する。パイロットスーツのバイザーが割れ、隙間から片目が覗き、たらりと体液がその横を伝った。
頭部を駆け抜けていった痛みが、沸騰したような熱を力づくで吹き飛ばす。
今ぶつけたものはなんだったか、思い出せ。
そう、自分には、フヅキがいるのだ。
ここで、自暴自棄になど、なってなんかいられない。
頭を冷やせ。目的を果たすことに集中しろ。余った熱は体を動かすことに費やせばいい。嘆いている暇なんかない。きっと、ウィリアムは助け出せると、そう信じろ!!]
そのために―――
[ふわりと、“機体”が揺らぐ。 追撃の弾幕があろうとも、重荷を捨てた自分に対応し、捉えるのには時間がかかるだろう。―――その時間は与えない]
あなたに邪魔されている時間はないのです。
“兵装丙点火・機体制動に兵装乙の使用承認・目標・敵機”
[既に“完全に”機体と一体となった体が動き、まだるっこしいコード入力を省いて一気に加速する。先刻の突撃と比べてさえ比べるべくもない速度で、翼の折れたクヴォルフィリアに迫る]
コード―――
[その回転する三重環が、七つの光球を生み出した]
セブンスムーン!!!
[黒い機体の直近から、七つの光球、そのすべてから光がほとばしる。光はやがて収束して、一つの光の柱となって辺りを照らし出した――]
/*
静かに潜伏中…もうちょっとしたら顔出し。
ダイアナさんの墜落した時のお話がなんだか笑えるのです…今回のこの子の墜落の仕方は明らかにおかしいですけれども、でんでんむしの根性とかその辺が通ったら良いなぁと思いまするよ。
[稲妻がリトルアースを焦がす。
しかしその後、凄まじい速度で組み変わっていくソレを見た]
…ほぅ。
イイ声じゃないか。
堕ちる星の煌きにならないといいがね。
[地に堕ちていくドラゴンを傍目に、男は呟く]
[相手が今までとは比べ物にならないスピードで弾幕を回避していく。
荒れ狂う海面を読み、波に乗るサーファーのように]
だがな。
そう簡単にはいかないって事を痛感するんだな。
…パージ。シュート。
[男は装甲を除去し、その八つの欠片は辺りに発射された。
その装甲の影になるように、八つの黒い矢が同空域に行き渡る
八つの装甲のうち七つは七つの光球に。
もう一つは姿の変わったソレに向かって発射される。
光の柱は装甲を巻き込み、大きな爆風を生む。
その爆風に乗り、烏羽は駆け上がる]
[発射された一つの装甲は黒い弾丸となってリトルアースに向かう。
今のリトルアースより一回り小さいくらいの装甲が、黒い矢と共に襲う]
そしても一つッ。
[烏羽の翼も、その傷ついている翼のほうで叩きつけるように体当たりをしかける]
/*
ユージーン格好いい。
マリアと最後まで迷ったキャラ(生身で細い箒形BFに乗る『鋼鉄の魔女』)だったら桃りにいきたくなったことは確実だなと思うくらい格好いい。
/*
ざんざかざーっとログをよじ登ってきたのですが、ロジャーくんに対する口調が破綻していることに気が付いたとです!
タメ口→敬語になってるるる…。
んでもまぁそこはBFに乗った辺りからシャーリー自体が変わってるから、まぁ、うん。
BFパイロットとして先輩視しているんだろうなと。
ふんとにもー、しょっぱなから名前も被せてしまったし土下座ものですよこれは…orz
―― MiddanEden ブース ――
[円筒状の硝子の中で、マリア=カリラは瞼を開けた。
両の手を、透明な壁に押し当てる。
壁の奥にかかった、ホロビジョン。
戦闘空域の様子が写る。音は、鳴らない。
ただ、立体映像だけが水晶の娘の目の前で踊る]
[先刻まで忙しく立ち働いていた人型兎や人型鼠はいない。
次元の狭間を彷徨うドラゴンのところに行ってしまった]
[マリア=カリラはぱちりぱちりと同じ間隔で瞬いている]
…っ
簡単にいくなどと…っ!!
[…少しだけ思っていたことは否めない。すでに翼に穴を開け、そこに持ってきて全開の砲撃。しのがれるとは、思っていなかった。
―――集中、しなくては。目の前の相手を倒さなければ、その先にあるすべてに繋がらない。今は、目前に全力を傾けろ―――]
フルムーン!
[自らを狙って飛来する装甲を。そして黒い矢弾を月の光で迎え撃つ。生じる爆風は後方への噴射が抑える。
―――そこに飛び込んでくるアラート。たった今撃ち砕いた装甲の後方から、その影を貫くように飛来する巨大質量]
―――ムーンフォールっ!!
[ソレを迎え撃つように、たった今発生させた手の内の光球を撃ち放つ。先刻男が口にした言葉どおり、もう、簡単にいくとは思わない。ムーンフォールを交わすか、砕くか、撃ち貫いての砲撃か。そのすべてに対応しようと、空中に浮かんだ身一つで身構える]
―大会本部 治療室前―
[廊下に出て壁に背を付いて深呼吸を1つと、溜息を1つ。
ようやくヘッドセットを外し、カバンの中に押し込む]
……恥かしい。
[それはマシマの姿を見た自分に対してなのか、それとも別のものなのか。
しばらくの間はそうして頬を染めていたが、それに飽きると向かい側の壁をぼんやりと見つめて、墜落から今までにあった事を思い返し始めた]
(――死んだ、かも知れない。
――生きている、かも知れない。
もう一度空に行きたいって言ったら、どんな声でどんな風に返すのかしら…)
[マリア=カリラは背中に接続された触腕から、
少しばかり自分のナノマシンを送り出した]
[水晶の筒の外。接続された端末。
マリア=カリラのナノマシンはそれを乗っ取った]
『……ねぇ。
何故、コアを壊していくの』
[端末の画面に、文字がぽつんぽつんと浮かび上がる。
それらの言の葉は、選手用のオープン回線の中に滲み出していく。
きっともう、空の機体にはつながっていないのだろうけど]
[七つの光球、そして無茶な体当たり。
翼にかかる負荷はとっくに限界を超えていた
それでも繋いでいられたのは、ゴードンや、目の前の相手のように気力が機体を凌駕したのだろう]
静かに燃えるってのも、悪くない。
行くぞ、フィリア。
[相手の生み出した光球が、左の翼を根元から打ち砕く。
だが勢いは止まらず、そのまま折れた翼が
リトルアースの視界を防ぐように飛んでいく]
チッッ。
機体の制御が、うまくいかない…が。
シュート。
[残った片方の翼のヴォルレイから生み出された光弾が三発。
正確に穴を通すように、反対側からは一発の弾に見えるような弾道を描き、折れた翼に空いた穴を通過していった]
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