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―― 0次元へ ――
[ウィリアム=ナイトレイは、この世に生まれ落ちる前からその姿・形・性格・能力の全てを創りあげられていた造形品だった。
白金の癖のない髪。透き通ったブルーの目。
特定されている全ての病気因子を持たず、
脳髄は発達していて、良質な筋肉や体形を持つ]
[人工的なギフテッド。
金銭に一切糸目をかけずに設計されたフルカスタムド。
IDと市民権を付与された天然のバイオノイド]
[けれど、人類にはバイオテクノロジーにおいて未だ限界が存在していた。カスタムされた部分が多ければ多いほど、とある病気の発言率が高かった]
[脳と肉体の不協和音。
脳から発せられる命令が、肉体に届かなくなる。
ウィリアム=ナイトレイが産声を上げた直後に発覚し、ウィリアム=ナイトレイの成長に伴って遺伝子に刻み込まれたギフトが発現するたびに体が動かなくなった]
[ウィリアム=ナイトレイは3次元に生まれた。
けれど、3次元から徐々に追い出されていく。
3次元の世界でウィリアム=ナイトレイが一番目にしたのは、抜けるような空の深い深い蒼]
[やがて呼吸器につながれたウィリアム=ナイトレイは、その活動領域をブレインインターフェイスを介した2次元に移行した。
未だエレメンタリーを卒業するかしないかのウィリアムは、電子の世界でMiddanEdenのオンラインゲームと電子スクールを往復するだけの生活になる。
3次元を基盤としていた学校には、通う意義を見出せなかった]
[やがて、病気は脳の内部まで進行する。
脳は思考や命令のための電気信号も発せられなくなっていく。
2次元の中でもウィリアム=ナイトレイは徐々に徐々に締め出されていき、0と1の2つしかない1次元、それすらもない虚無の0次元へと旅をした]
[MiddanEdenのホスピスプログラムによって、ウィリアム=ナイトレイが再び3次元への切符を手に入れたのは、ウィリアム=ナイトレイの脳が機能を停止しきるかしないか、その刹那のこと]
―― 界渡り ――
[マリア=カリラは硝子ケースの中で丸まっている。
ナノマシンが保存していたそんな記憶を、ウィルアトゥワの新しい脳にインストールしていくために**]
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