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…?
よろしく…お願いします?
[グレンになにごとか任されたらしい黒隗が機体に触れるのを、もぞもぞしながら見守る。自分以外の誰かに、こういった形で機体に触れられるのは初めてだ。ひどく落ち着かなかったけれど、こちらからお願いをした以上、何を言っていいか分からず、ただ、触れる場所によっては即座に止めようと身構えながら、眺めていた。
少女に話しかけられたのは、その後]
さ、差し…入れ…?
[少女が慌てたように付け加えた言葉に、目を瞬かせて、そんも言葉を繰り返す。差し入れ。売り物ではない。つまり、自分は、やきそばを頂けるということだ。なんと、驚くべきことにやきそばパンまでセットで。あまりの幸運に裏で何かの陰謀でも働いているんじゃないかと一瞬訝しんだが、やきそばパンを受け取ったらそんな感情もすぐに消える]
…貴殿の支援物資に感謝いたしますっ!!
[大仰に敬礼をした上で、やきそばに目を向けて…そして、続いた少女の言葉に顔を上げる]
ええ。この大会には一人で…な、何かおかしな点でも?
[やきそばに気をとられて、事前に“作って”おいた経歴も最低限しか告げず、相手の言葉を待つ。どうやら、警戒するようなことではないらしい。その言葉を、聞いて。
考える]
ううん…
[考える。言葉、が、何かまでは分からない。きっと、相手もそれを求めてはいないんだろうと思う。
恐怖に立ち向かう。
少し前の自分では、分からなかったかもしれない。今なら、分かるはずじゃないのかと、思う。恐怖の前に、踏みとどまることができた、今なら]
…きっと、それは…
[自分にとっては、きっと、フヅキや、友だちのような、何か]
―― 中央 中層 ――
[私は、黒騎士とにらみ合う。
風に乗ってじりじりとポジションを調整しているうちに、気が付けば中央中層の座標に位置していた]
[エキシビションの語に、
そういえば邂逅ははじめてだとようやく思い出した]
[マリアはぴんと背筋を伸ばし、大きく喉を張り上げる]
『そうよ。
虚無のみの満ちる0次元から我らが3次元まで、
全ての次元を見てきた"界渡り"ウィルアトゥワ。
その唯一のパートナーが私。夢幻の竜騎士マリア』
(MiddanEdenの名にかけて、参る)
[高らかに名乗りを上げた。胸は恐怖でいっぱいだったが。
私の金の瞳がきらりと光を反射した。
私の視線は、相手の片手剣から離れない]
…思い出せないのではない、のではないでしょうか。
大事にしまいこんでしまったか、あるいは、近すぎて見えなくなっているのかも。
[ウィリーからかばわれたときのことや、フヅキがそばにいてくれたことを思い出しながら、言葉を探す]
それだけ大切な言葉なのですから。失くしてしまったはずがありません。
本当に、本当に必要になったとき、きっと助けてくれるはずであります。
[そして、だから自分もきっと助けようと心に誓って…
…不意に、見当ハズレなことを行ってしまったのでは、と言う可能性に思い当たり、恐る恐る少女を見やる。呆れられていなければいいけど…]
[それから、またしばらく。戻ってきたグレンが黒隗とのいくらかのやり取りの後。引っ張り出してきた設備に、呆気に取られる。
…すごい設備だ]
ふぉおー…
いえ、十分であります!
けれど、そう…少々小官にも予定ができてしまいましたので…
[やきそばとやきそばパンを賞味するという結構な急務が]
多少お手を借りることになるかもしれません。そのときはよろしくお願いします!
[告げて、ふたたび機体の整備に戻る。フヅキの計算に沿って、機体を再構成。簡単な仕事ではなかったけれど、一部の力仕事を頼める人もいてくれたおかげで、予定よりも早く仕上がった。
残った少しの時間で、手早く。けれど最大限に味わってやきそばを腹に収め、それで空へと戻る準備が整った]
…ありがとうございました!
それでは、行って参ります!
[最後に敬礼を送り、青い機体はふわりと舞い上がっていく。友達が先に待っているだろう、空へ]
夢幻の竜騎士 マリアは、記憶喪失 シュウ を投票先に選びました。
>>53少し前の投稿前は、
最善の力を出し尽くす事が大切じゃないか?
でした。く…それで投稿したバージョンの返信を見たかったというか、そっちにすれば良かった!
[マリアの初撃、おそらくは誘い。
様子見か、迎撃か。
だが少女は迷わずにそのまま、水晶竜へと突進した]
この機動、反応できるものならっ!
[ぐ、とコクピット内で身体を捻る。それに応じて、直進軌道を取っていた『アンギャルド』が右方向に跳躍するように移動。
突進はそのまま、『ウィルアトゥワ』の左翼へと切り込む斬撃に変化する]
/*
んん…
超★本気モード:アンリミテッドコードの準備を整えて空に戻ってみたはいいものの、ラスボスかと思い込んでいたシュウさんは不完全の様子…
…これは小官がラスボスを勤めるしか!!
いえ。ジョウダンデスヨ?
『…ジャー』
『ロジャー…』
『…めんなさい』
『ロジャー、あんたそんなこと他のヤツに言ってみな、頭がおかしいって言われるだけだよ。』
『ロジャーのやつ、コアが喋ったとか言うんだぜー』
『馬鹿なことを』
『…れなかった』
『――――』
[私たちは、後手に回ってのカウンターは得意だ。
けれど、今の私にそれが耐えられるとは思えない。
――怖い、今にも落とされると思いながら待つことが]
[だから、それを前提でマリアは先に仕掛けた。
飛ばした初撃はシュウに下からいなされる。
剣でビームを、と考えればおかしいが、その短剣はシールドにもなるのを知っているから切り替えは早い]
[アンギャルドが猛スピードで迫る]
『……そこっ』
[マリアは手首を返した。威力を絞った分、連射が効く。
もう一度細い三日月がこちらへやってくるアンギャルドに飛ばされた]
(……ちっ)
[途端、その軌道が右にそれ、三日月は黒騎士をかするかかすらないか。私の左翼が狙われたと、マリアが警告する。私は身を捻り、腹を上向けるようにぐるりと回転してぎりぎりで避けた]
[それでも、刃先にどこか掠ったか、白い液体が空中に散る]
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