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[眠っているのかいないのか。どちらかは分からないが、...はそろそろと近付いてクロノの顔を覗き込んだ]
(…眠って、いるのかしら)
[近くに置かれてある椅子を静かに引いて、少し距離を置いて座る。
なんとなく、傍に居たかった]
―― 大会本部/治療室 ――
[覗き込まれ、シャーロットが椅子に座った頃、]
… …。
[薄目を開けて、そちらを見る。]
… … … 何の用だ。
[呟きは重い。]
―プレスシート―
[スクーターを入り口の横に停め、プレスシート内へと駆ける。
各社ごとに割り振られたブースに個別切替が可能な複数のモニタ。
それに大会の進行が秒単位で記されるキャプションボード…
言ってしまえば、BFに乗って戦闘の間近にいるよりも状況の把握は容易だろう。
だから取材陣のほとんどは最初からここに詰めているはずだ。
ではなぜ敢えてBFに乗って戦闘の間近にいたかといえば…
単なる、趣味と願望。
それ以外に理由は存在しない。]
はーいはいはい、どもーどもー。
[モニタに食い入るようにしている各ブースの後ろを通って
自社に宛がわれた場所に座る。
取材であるとはいえ、技術誌である。
報道メディアの連中みたいに人手がたくさんあるわけではなく、
大会の進行を客観的に追っているのは己のみだ。
他にも数人のライターが来てはいるが、彼等はピットに張り付いている。]
[ブースに着席してパネルのスイッチを入れる。
不在から在席にステータスを変えたとたん、通信記録がざっと流れていった。
ほとんどが出版社のデスクからのものだった。]
ったく心配症すぎやな…。
[愚痴りながらいくつかのモニターを自分が見たい角度からのものに切り替え、
通信用のインカムを耳につけ、おもむろにパネルを操作する。
とにかく、一度は連絡を入れないとまずいだろう。]
あー、すいません。ちょっと空にいたもので。
[つながってすぐ、文句を言わせる前に言い訳で先制し、
取材の首尾を報告する。
前回の王者を追っていたと聞けば、デスクも返す苦言を濁し、
よろしく頼むよ、と言って通信を切った。]
はぁ、やってますちゅうに…。
[後に残るは、気楽なライターの小さな溜息。]
―西空域/ピットエリア―
>>29
特別な、コア…?
[ユージーンの話は背の低いチーフと呼ばれる女性に遮られた。
ロジャーはすらすらと話し出す彼女のことばに驚いて声をあげる。]
へーーーーーそれって…まるで、BFが生きてるみてーーだ!!!
[クヴォルの魂が他のBFの命が消え去る時の声を聞ける、という。
ロジャーは目の前の黒詰めの男を不思議な気持ちで見上げた。]
そっか、じゃあ、コアは皆、声を持ってるんだ。
聞こえるか、聞こえないかだけなんだ。
ユージーンさんは、クヴォルフィリアを通じて…
おれは、アルトキュムラスの、意思…?
[最後はつぶやくように小さな声だった。]
[椅子に腰を掛けて間もなく、どうやら起きていた…らしいクロノの重い声がこちらへと向けられた。
慌てて、再び立ち上がり目線の合う高さまで膝を付く]
お、起こしてしまいましたか…?すみません…。
特に用事は無いのですが、怪我が無いかと思って…。
[なるだけ墜落や大破については触れず、答えた。
反応があった事に対しては喜んだ様子を見せたが、その声音の重さには不安げに視線を彷徨わせた]
―― 大会本部/治療室 ――
[目線が合わせる気力が起こらないのか、僅かに視線を逸らす。]
別に。 起きていた。
[ふん、と息を吐き。]
怪我はじき完治する。
今は起きたくないだけだ。
[呟き。]
負けた。
それが結果だ。
ワレワレラントの科学力では、勝てた筈だった…
自惚れるな。ヲレの判断だ。
[謝ろうとするのを先に防ごうかとするかのように言い、
ごろん、と背を向けようとする。]
―ピット―
「空中に居る最中には判らなかったが、自身相当気を張り詰めていたらしく、機体から降りる事さえ暫く出来ず、降りる時は転んでどべちゃと機体から滑り落ちる羽目になったのはさて置き。」
『いーねぇ、仕事増やしてくれるぜ全く。
仕方無ぇなぁ、嬢ちゃんは。』
[ばんばんと機体を叩きながら『おっちゃん』が機体を見て回る、けれども言葉と裏腹に実の所笑いが漏れるのを堪えている様で。]
『まぁいいさ、それより早く手伝え時間無ぇ。
コイツをマトモに飛べる様にすんぞ。』
……あぁ、うん、判った。
何すれば良い?
[言うが早いか、被弾故障した部品を矢継ぎ早に取り替えて行く。元々手際は雲泥の差だけれど、ほぼ同時にピットインした2機が気になってきょろきょろと一層、手が遅くなる。]
……おっちゃん、何で通信機積んだの?
――それと。あれは何?
『くくっ、悪かったか?なんなら降ろすが随分楽しそうだったじゃねぇか。
けどまぁ、相当な相手に通じるたぁな、俺も予想してなかったわ。』
[飄々とした態度で切り替えされる。
実の所あって良かったと思える程だし、今まで『こう言う事』でおっちゃんが間違った事は無い。]
[俯いて、黙って。
謝りたくても先に切り返されては何も言えず]
……はい。
[どうすれば良いかと言葉を探しても、良い答えは出なかった。
ただ――]
あの……クロノさんは、勝ち残れたら…どうするつもりだったの、ですか?
[視界から顔が見えなくなる、その手前で思い切って声を掛けた]
……そ、それはそれとして!
向こうはどうなの?絶対おかしいでしょう!
行き成り核が停止してコントロール不可能だなんて!
見てたんでしょ?おっちゃんは何か知らないの!?
[あからさまに照れ隠しの様に話を切り替える。
何か判れば教えれる、予備法も判るかも知れないと思って聞いたが]
『――ああ、見てた。
悪いなぁ、俺じゃ判んねぇんだわ、嬢ちゃん。
昔一度だけ見たことが有るだけで原因不明、再現性も皆無だったよ。
その後だ、あのコードを入れたのは。注意になるかと思ってな』
……昔って、おっちゃんがワークスメカだった頃?
『……さて、と。時間だな。
交換出来る物は出来る範囲でやったが、機体剛性は落ちたままだし、長時間の全速もキツい。
無理な機動を続けた日にゃ加速度的に機体が酷くなって行く。
……ま、聴きやしねーと思うが構わんぜ。
好きに飛んで来い。そうだろ?』
[短時間の作業ではまともな修理は出来ない。けれども無理をしなければ折り返すまで凌げる辺りまでは戻せたようで。
神妙な面持ちのまま、再度コクピットに乗り込む。遅延メッセージが幾許か入っていて、それを耳にする、そしてパネルの操作。]
[気を取り直して大会の経過を記すキャプションボードに目を向ける。
確定して時間の経った情報は各ブースごとに配信されるが、
発生してまもなくのものや、未確定情報は全体から見える位置にある
大きなモニターの一角にテロップとして表示されていた。
提供されるデータの殆どは観覧席に配信されるものと変わりない。
強いて言えば、速報が入る事と、何か起きた時の情報提供があるくらいの違いだ。]
ああ、よかった。
じっさまは無事のようだな。
[目の前で撃墜されたゴードンがどうなったかを知ってほっとした。
同時にそのときの様子を思い浮かべ首を傾げる。
違和感は、拭えない。
それから後に2機、大会の場から落とされたことを知る。
一機は撃墜されたようだが、もう一機は……?
実際に目で見ていない間に起きたことながら、一瞬行動不能のようにも受け取れて
眉間に皺が寄るくらいには違和感を感じた。
念のためその瞬間のリプレイを見たが、眉間の皺は一層深くなっただけだった。]
真っ先に落とされたのが、あの殴り込みの兎人…とはな。
[現在進行形のモニタの横に、撃墜シーンのリプレイを映しながら呟く。
大会前に目の前で自信満々に語った兎人をおもい浮かべて眉を下げる。
とてもではないが、笑い飛ばす気持ちにはなれなかった。]
それにカタツムリの子は大丈夫だろうか…。
[やはりコアの防御機能が動かなかったように見受けられた
Marineblue Snailも気になる。]
たまたま、動かなかった…なんてことが2度も続くのだろうか?
[簡易ピットインをしている機体を映しているモニタを見ながら、
再び眉間を寄せた。**]
[パンドラの箱か、エデンのリンゴか。
『彼』から送られてきた物の向こうを。
震える手で、見てしまった。]
……ウィリーさん――
[これが、理由。
あれだけコアが止まるのを、恐れていた理由。]
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