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記憶喪失 シュウは、シルバーコレクター ナサニエル・ウエクサ を投票先に選びました。
―― 大会本部/治療室 ――
[コアの過大な出力。「カ・エディーリ」の技術力を持って行われた狂ったような攻撃。本来であれば、リープと共にも行われ、文字通り「狂気」を思わせる弾幕攻撃となった筈だった。]
……。
[ベッドに寝かされているクロノは意識があるのかないのか、眠っているのかいないのか、動きはない。右手は体の横に、左手は額辺りに。その姿勢からの動きもないようだ。]
――異論、在りません!
貴機の指示に従います!
[即座に撃墜対象とされなくて安堵もそこそこに、目下での戦闘が一層、激しさを増す。
この状況で敵を増やすのなんて下の下だろうと。
先程の「とばっちり」以上の物が来ないと言う保障はないし、また時間も無く、機体をリトルアースの後に回す]
オールオーケイ、了解です!
[3機とも満足な状態かと言えばNOだし、単独で斬り抜けられるかとも言えばほぼNO。
そもそも今の自分にとってはウィリーを置いていく事こそ、それこそ絶対にNOだと思えて。]
――なっ、あれ、絶対イカれて――
[弾幕の密度、量ともに、回避は不可能だと思える壁に、逆に苦笑いしか出ない。
それがメテログラフトの『置き土産』だと知るのはまだ後だが今はどうでもいい。先ずは生き残ること、それが先決――]
全兵装、リミッターカット!並列コントロールオープン!!
バラけるなよ、サンダーエース!
[無我夢中で、機体を駆る。
最中、青い蝸牛を赤い光が覆った事を気付く余地はなかった。]
――各機ピット――
[一通りの損傷チェックを済ませた頃、ウェイン兄弟が到着。
浮揚ボードに乗って駆けつけてきた]
あっ、お爺さん達! ここよ!
[手を振って所在を示した。少女の隣、『アンギャルド』の全身を見回す兄弟の視線は険しい]
『こりゃあ……キツいな』
『奴の最終攻撃は見てたが、無傷な装甲なんかどこにもなくなってるじゃねえか。インターバルで変更するにも限度があるんだぞ、シュウ』
うん……それは、そうだけど。でも、まだ戦える、でしょう?
『まあ、それでも良く保ったというべきか。
あの近距離で被弾して健在なのはこの機くらいだしな』
『機体そのものは、そこまでやられてねえ。
背面兵装と右腕は死んでるが、『自在剣』は左手で使える。
問題は――その弾幕兵装。『禍珠』だな』
ん。
……あれ……お爺さん、達……、何か、知ってるの?
[老メカニックが指差した球体。今は鈍い反射しか持たない。
それは一筋の傷も付かぬまま、慌しいピットの様子を歪んだ形で映していた]
[空から治療室へ視線を戻し、自分の知る人影が無い事を祈りながら見渡す。
スタッフから探し人かと問われ、頷いた]
はい…あの…クロノさ…いえ、メテログラフトと、そのパイロットは…?
「そうよ、それ。シャーリーちゃんったら、チャンスだったのにそっちの援護してたわよね?あれ、何かあったの?」
[メテログラフトの援護に付いていた理由が気になるのか、興味深げに詰め寄って来るスタッフ。それを両手で制しながら後退る]
いえ、あの…知り合いと言って良いのか…ちょっとお話をした事があって…。
気になった事があったので、お話がしたいって、思って…。
[何かを勘違いしているらしいスタッフには「何もない」と返し、代わりにメテログラフトが狂的なまでに大きな弾幕を放ち大破して行った事を告げられた]
―― 大会本部/治療室 ――
… 何だ、誰も、いないのか。
[ひとりごち、むっくりと起き上がる。耳だけが、僅か挙動に遅れる。ラント達の姿は今はない。]
フン…
(ヲレも馬鹿な事をしたもんだ。)
[何故だと問われても分からない。あの時、あの瞬間。
クロノは確かに大会初期に、黒い気持ちが沸き起こった事を自覚していた。なのに…]
…… 馬鹿チキュウ人…
[クロノは、また、ぽふ、とベッドに倒れこんだ。
その目に光はなく、今は沈んでいる。また目を閉じた。]
課長代理 マシマは、夢幻の竜騎士 マリア を投票先に選びました。
/*
悩んだけど書いたー。
>メモ
ていうか、ロジャーはさー
脳天気バカまっしぐら系一直線少年を狙ってるんだろうという感じはするんだけど、何か空回りというか目標を掴めてないというか、そう―【倒すべき壁、障害】を見つけられずに居る的な印象なのね。
キャラクターアーキタイプとしては、別にそれほど嫌いってわけでもないんだけど、どこに君は行きたいの? 何を君は探してるの? って辺りがさっぱり見えて来ないから、魅力の引き出しが開かないというか。
狩人なのも、うーん、惜しいというか。設定がね。もーちょっと色々できるというか。力に振り回されたりどーのこーの、って良くあるところを見せてほしいのよ。
あと謎の声とか赤い光とか、私と被りすぎなのも困る。正味。
まぁ、それはそれ、これはこれ。
胸、借りさせていただきます!
[白鋼の白鳥の背後から、桜色の光弾が前方広範囲に広がる。
ナサニエル機の死角を取ろうと高度を上げた。]
―大会本部・治療室―
[背筋が一瞬で冷えた気がした]
えっ?
弾幕?大破…?どういう事…ですか?
私達が落ちている間に、一体何があったんですか…!?
クロノさんは…パイロットは無事なんですよね!?
[詰め寄り、自分が落下していた間の事を問う。
スタッフはメテログラフトの最後の弾幕、尋常でない範囲での攻撃。そして大破までを掻い摘んで話す。
マリンブルー・スネイルと違い、向こうのコアは止まっていないのだから死にはしない、とも付け加えたが...は早足で治療室の中を確認して回りだした]
どうか元気で居ますように…
怪我なんてしていませんように…。
[しばらくの後に、ベッドで眠っているようなクロノの姿>>+25を見つけて遠目からじっと様子を見た。
いつも居る、同じウサギが居るのではと思った為だ]
シュウの見づらいなあと思う気持ちもわかるけれど、もうちょっとソフトにね。(なでなで
ロジャーもなでなで。
/**/中記号使っていないメモ書きだったけれど、ちょっと思う人がいたみたい。
そういうつもりではまったくなかったと思うだけに、なでなで。
―地上・観覧席―
[取材用のBFを降り、一般観覧席の横に配置されたプレスシートへ向かっていた。
小出力のコアを抱く移動用のスクーターから上空に浮かぶ観覧席を仰ぎ見て、
そこから伝わる熱気に、下からカメラを向けた。
天使の卵のような形に、色とりどりの球形、それから―。
上空の緊迫感とはちがう、お祭のような賑わい。
観覧席の間を縫うように飛ぶ移動販売の超小型BFを見たら、少し腹が鳴った。]
さて、エース級の争いはどうなる事やら…。
もうぼちぼち折り返しのピットインタイムがくるだろうからな…
[新たな墜落機が出たことは歓声を聞いて悟っていた。
しかし、その挙動がおかしかったことは―気付けてはいなかった。
カメラを下ろし、アクセルをめいっぱいに開く。
よく整備されているおかげで反応の素晴らしくいいスクーターは、
運転手を振り落としそうな勢いでプレスシートの入り口へと滑りだした。]
――各機ピット――
[少女の問いに、応急処置を進める兄弟の手が一瞬止まった]
……ねえ、知ってるんでしょ?
あれが何なのか、何のための物なのか。
何故、『アンギャルド』に付けられてるのか。
[二人の老人は視線を交わす。
やがて頷いた兄がゴーグルを取り、少女に向き直った]
『――思い出しちまったのか。シュウ』
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