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−北・高層空域−
[ルナを撃墜し、次は目の前のマシマの相手をしようか、そう思った矢先にとても強い光を見た]
何だ一体……。
今までこの大会に参加していたが、あんな光が出たようなのは見た事が無いな。
一体あっちの空域で何が起こってたんだ?
[レーダーで該当空域の様子をチェックする]
[光の心当たりはあった。
この通信を使っていた物である、シュウ。
彼女がやったものであるとは断言は出来ないが、彼女の力が何かしらの関与を働いたのではないか、という推測は出来る]
記憶を取り戻すために優勝したい、とか言っていたな、シュウは。
記憶を取り戻して、その先に何をしたいんだろうかな、あの子は。
[BFでは他機の邪魔をする事はあったとしても、他機のコアに対して働きかけ、止めるのは大会の運営側からすれば厳しい処分を考えてもおかしくは無い物だ。
事実、行き過ぎた他機への妨害行為を宣告されたBFが失格となった事もあった]
そうまでしてまで優勝したい、記憶を取り戻したい物なのか……。それまでのシュウの言葉に、今起こっている状況を省みれば決して記憶を取り戻したとしても、あまり良さそうな物ではなさそうなのにな。
もっとも、シュウにとっては違うかもしれないが……。
……。
[ナサニエルはしばし考え込む。
同じ力を持っているであろう、シュウは『ルールを守って戦う』というBFの不文律的な部分を知っているのかそれとも知らないのかはわからないが、それを破って優勝しようと戦っている。
シュウが使っているのだから、自分もそれを使って優勝を目指しても良いのではないか、という気持ちが心の中に起こる]
そうだよなぁ……。
前回の王者ゴードンもいない、なんていう状況ならばこの機能を使って他の機を落としまくれば、優勝には大きく有利になるんだ。
[先ほどまでの恐怖や不安は私にはない。
私は、知らず知らずのうちに、こちらの回線に"竜騎士マリアのテーマ"の勇ましいメロディラインを鼻歌のように流していた]
いざ
不正に卑怯に優勝を狙う不埒なやからをやっつけなければね**
何を迷ってるんだよ、使えば……。
使えば憧れのBF大会優勝者の座を手に入れられるじゃないか。
[自らのBFのコアに対し、相手のコア破壊の命令を下せば、通常の弾幕を装った攻撃で相手のコアの動きを止め撃墜させることが出来る]
他のパイロットならばともかく、ルナ相手ならば使う事も出来たはずだ。それなのに……それなのに、私はBF大会で優勝する、そのためなら何でもやるのではなかったのか……。
[昔の自分であれば、それこそ平気で今回のコア破壊の装甲に躊躇も無く手を出したのかもしれない。
優勝への気持ちが薄くなった、と言うのは無い。それは今でも変わらないと自負している]
ならば、どうして、どうしてこの装甲を使うのが躊躇われるんだ……?
[自問自答を繰り返している]
―ピット―
…ふっ……!
[不意に冷水を浴びたような感触があって、目を覚ます。否、冷水を浴びたような、ではなく、実際に浴びていた。
周囲に群がるのは大会運営スタッフの救護班。どうやら機体が収容されてもぴくりとも動かないパイロットを不審に思い、集まってきたらしい。乗っていた機体がこの有様ではさもありなん]
―え、小―の健―状態――異状――ません。
…必要――ば、検査――いただ――かま―ませんが――
[いまだ感覚の戻ってこない聴覚が自分自身の声を聞き取ってくれないが、声帯の動かし方は問題ないはず。事実自分の言葉を聞いたスタッフはその内容をしっかりと聞き取り、簡易の医療診察キットを持ってきた。
あとは――]
ほら。問――いで――ましょう?
[キットが触れた瞬間を狙って、ちょっと診察計器の“中身をいじれば”簡単に誤魔化せる]
小―は引き続―参――継続し――。
可能―限―機体――修を―います―で、よろし――ば、パー―と…
…可――らば、食―品―支給――願―――すでしょ―か?
[いまだ怪訝な表情をするスタッフ達を追い立てるようにニ、三の注文をして、注文の品が届くまでの間、リトルアースの機体をチェックする。
…正直、状況は芳しくなかったが、まだ、飛ぶことはできるだろう。
なんとか補修して、大会規定に記されたインターバル…長時間のピットインまで持ちこたえすれば、おおむね戦闘に支障がない程度まで修復することができるはず。
そう判断を下して、損害状況が表示されていたバイザーを外す。
そこに、フヅキがメッセージの受信を知らせてくれた]
うぃ―っ…ま――さんっ
[いまだ回復しない聴覚のせいでぶつ切りになってしまったけれど、それでも聞こえてきた声に思わず声が漏れる。
よかった。無事だった。なんて返事を返そうか。ああ、でも、変に心配をかけたくないし、せめて聴覚が治るのを待って…
そんなことを考えているうちに、頼んでおいたパーツと、支給された食料品が届けられる。
短いピットインに合わせた、パック入りのゲル状栄養食がたんまりと。
それを即座に口に運び、ちゅうちゅうと吸い上げながら、体に少しずつ感覚が戻ってくるのを感じる。
ぐっぱっと手を握り、開いて感触意を確かめると、急いで機体の修復作業に入った]
どちらにせよ、私がBF大会に対しての裏切りを行っている、という事実は変わらないわけだがな……。
[自嘲気味にぼやく。もしも、本当に裏切っていないのであれば、シュウの話を聞いた後に大会の運営本部に尋ねるなりなんなりすればよかったし、他の参加者ならばするべきだったと思うだろう。
それをしないのは、やっぱり何だかんだでこの装甲を使う気があるって事になるよな……。
あのマシマは、私の事を泥棒猫のようだと言っていたが……。
それはあながち外れていなかったのかもしれない。
[あの言葉を言ったマシマの顔を思い出しながら、自嘲気味に笑う。自分を憧れていた、と言っている彼には、自分のおかしい所が見抜かれていたのかもしれない]
――各機ピット――
[機体状況とピットサインをウェイン兄弟へと送信。
最寄のピットへと経路を取った]
……なんか、焦ったようすだったけど。
……さっき、この機体と通信が途絶していた?
[ウェイン兄弟はまだ、もう一方のピットから移動してくる途中。数分の猶予はあるだろう。降り立った機体から離れるつもりはないが――一旦、コクピットの外へ出た]
…えふんっ。あーあー。
うん、問題ないでありますな。
[声を出して、確かめる。身体機能はおよそ復旧。機体は…準全壊状態が半壊程度にまで修復できたという程度。
上位のリミテッドコードは機体強度を考慮すれば使えないし、フルムーンの使用も控えなくてはならない。
けれど、戦えないこともない]
…まずはここさえ乗り切ることができれば…
[そうつぶやいて、脳裏を掠めるのは意識を失う直前に見た、黒騎士の姿。
不完全な状態での交戦は避けるべきか――あるいは、更なる被害者を未然に防ぐためにも、早急に勝負を仕掛けるべきか。思案しながら]
…細かい方針は発進してから考えることにいたしましょう。
遭遇するかどうかも分かったことではありませんし…それに、ウィリーさんにも通信を入れなくては。
[警戒すべき相手が分かっていれば、対策のとりようもあるだろうと。コアが停止させられることにひどく狼狽した様子だったウィリアムを思い出す]
フヅキ、リトルアース起動。コード・スターリィスカイ。
―――リトルアース、発進いたします!
[最後の言葉は、完成する大会スタッフに向けて。
ひときわ大きな声で告げると、リトルアースの青い機体がふわりと空に浮かび上がった]
[該当空域の映像に注目する。
映りこんだ物の中に、蝸牛型のBFが落下していく場面が映し出されていた]
このBFは確か……。
[格納庫での出来事を思い出す。初参加であると言った大人しそうな少女。その後に公式パンフレットの参加者一覧にてどのようなBFに登場しているのかを確認した。
落ちているBFはその時に見た彼女のBFに酷似している]
初参加だからおおむねコントロールを誤ったか、許容を超える攻撃を受けたって所に見えるが……ちょっと引っ掛かりがあるな……。
[再び、今度はスローモーションにしてじっくりと映像を見る。
すると、ある事に気が付いた。]
これは攻撃を受ける前に機体のコントロールが止まってるな。
機体のコントロールが止まるっていうのはだいたい整備ミスで起こっているが、あのシャーロットは右も左もわからない初心者。
その全くの初心者相手に、整備不良のBFは出さないはずだ。……そんな事をしたら、メーカーならば責任者の首が飛ぶ。個人の場合でも、その整備者の覚えは悪くなる。
[それをめぐらせていた矢先に、同じく撃墜の状況を怪しむマシマの声がした]
誇りはBigFireと共にある。
故に、空に散ることはあっても、空に置いていかれることは、ない。
/*
あ、でも会社の名前≒誇りって解釈が可能か!?
ぬーん。
*/
/*
……あれぇ?
な、なんだかはいであるはずの方たちの言動が、あんまり狼側の人っぽくないと言うか…
…あれ?
コア停止能力を持った人は二人のはず…でありますよね…?
―大会本部・治療室―
[自力で歩けると言えども父親を始めスタッフが騒ぐので、大人しくレスキュースタッフに従い一度検査を受ける事にした]
大丈夫よ、スネイルネンが守ってくれたんだから…。
ね?ほら…
[上半身を強く打ち付けていたにも関わらず、打撲だけで済んだのはやはり...の言う通りだと思わざるを得ない。
幸い脳の方も異常は見られなかったので、湿布に包帯と普通の打撲の治療を済ませてもらう。
その後も何故かパイロットスーツのままで居るのに疑問を投げられたが]
…まだ、終わっていないから。
[それだけ呟いて、空を見上げた。
治療室には多くの傷付いたパイロット達が居て、人の出入りが激しく忙しない。
...は空で戦う事の厳しさを、今ようやく感じ取っていた]
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