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――上空/観客席(南西エリア西より・中層)――
[少女が過去の記憶に浸っている頃。
修理工場の面々は黒竜が突如として墜ちる様(>>94)を見て、ある者は呆然と、ある者は騒然としていた]
「ありえないだろ……数時間前にメンテったばかりの機体が急に停まるなんて」
[その瞬間を見ていた者の目にはそう見えていた]
―南空域・中層→下層―
[それが>>148>>150メテログラフトの弾幕である事には気付かず、下層へと退いて回避行動を試みた]
スネイルネン、一度下がって…弾幕の間隔が開いたら間を抜けましょう。
[左のパネルの上で手が小刻みな動きを始め、被弾しかけたならば右手が動きレーザーで相殺も試みる]
っ…は、だ、大丈夫…?
[勿論、返事は無い。そこで何かを思い出したように]
そういえば…ロジャーくん、スネイルネンが大丈夫だと言ってたって……どういう、事?
[ふとした疑問、ロジャーに話す事が更に増えた。
周囲にはもう弾幕は見当たらない。危なっかしい避け方ではあったがなんとか回避は成功したようで、もう一度上昇を始める]
[男は空を駆けていく。
視認したアルトキュムラス。逆に追ってきたのだろうか。
機体の損傷度は、まだいける。
ここでピットインする事も出来たが、男は避けた]
…さて、潰させてもらうぞ。
[アルトキュムラスの間近まで近づくと、ブラスターの火を噴かせた。
その火線は渦を巻くようにアルトキュムラスを中心に放たれていく]
―― 南エリア/中層 ――
チッ
[先程のウィルアトゥワとマリアからの攻撃。
先程の弾幕で墜としきれてはいなかった。]
追尾弾か。
(ギリッ)
[現在の天球儀の状況。――環は僅かに軸とその付近を残し消失。外郭装甲は全消失。ラント母星を象っていた外郭装甲下の歯車もかなりの量が毀れ落ちている。
メテログラフト(ラント母星)の姿は、歯車の塊のようにも見え、かつ、随分小さくなっている。
軍神ティールのルーンを模した弾幕がこちらを狙っている。]
―― …
[メテログラフトとウィルアトゥワを結ぶラインに、小さな光が生まれる。]
―― 南エリア/中層 ――
[ひゅん、ひゅ、ひゅん。
小さな青白い光は、追尾弾を相殺すべく放たれる。
だが、数が足りない。]
―― …
[それを見越してか、ラガリアの刺塵が紡錘型に固化。
レーザーが放たれ、何とか相殺が完了。]
/*
あちゃ。死亡フラグ立てられてないぞ…。
村人は率先して立てていけーみたいな事、どこかの村で言われてたのに。
[ここから中央エリアは遠いこともあいまって、今回も赤い光は彼らには見えていなかった。
何よりコアを停めるものが持ち込まれているなどと誰が想像できようか]
地上に降りて何が起こったのか見てくる。
[リーダーがそう言うと、リーダーと同じ席に乗っていた情報通の仲間ともう一人が口々に「俺も」と言った。
南の方で弾幕が引き起こした光がほとばしったが、それどころじゃないとばかりに、リーダーは降下スイッチを押した]
幸いがあるとしたら……ルナのパイロットは他のパイロットとの協調性があまりない、という事か。
[近くを見渡すと、そこには白川重工のBF。
以前に参加者一覧で見て気になっていたBFであった]
これはまだ私に運がある、と思って良いか。
[白川重工のBFであるならば、力を合わせればルナを何とかできる程度の実力はありそうだ。
白川重工BFがルナの味方をするのは今までの経験からすればまず無いだろう]
確かあいつは、BFマニアの癖に自信満々で受けたBFのメーカーにことごとく落とされたからメーカー製のBFもまた目の敵にしている。
事実、白川製のBFを見てさっきと様子が変わってるな。
[先程までは自分にのみ向けられていた強い敵意が、自分だけではなく白川のBFにも向けられているのが見える]
『白川弐拾参式=改……。』
[ぶつぶつと自らの知識を披露できる事が嬉しいのか、悦に浸りながらスペックを呟き続ける]
[向きを変えるのが後0.5秒遅れたら、まともにブラスターを食らいひとたまりもなかっただろう。右半分の機体が破損したが、なんとかまだ飛べる。アルトキュムラスは体勢を整えると、ひゅん、と左右に振れながら後ろへ旋回。
烏羽の全翼機から、射程距離を測りながら距離を取る。]
『なんだ、調子が悪いんだなぁ。
ボクを落としてまで作ったBFがこの程度?笑っちゃうよね、ククククク……。
じゃあボクのマジカル☆ルナちゃんで倒して、ボクのすごさを見せ付けちゃおうっと……。』
[調子の悪い白川弐拾参式=改を見て、そちらを撃墜しようと色目を使ってきているのが伺える]
相変わらず卑怯な奴だよ。
調子のいまいち良くなさそうな機体を先に狙おうとするとは。
―南空域・中層―
[急ぎ昇って来れば、今度は追尾弾を迎撃するBFを視界に捉えた。触角を伸ばして拡大すると、それがメテログラフトである事に気付く]
…クロノさん!!
[その姿>>167に思わず身を起こしかけ、我に返っては再び席に着く。そのまた更に上空には水晶竜の姿も見えたからだ]
マリアさんも…。
スネイルネン、私……。
[バイザーの奥には、困惑の表情があるだろう。
パネルの上の両手は動かない]
―中央空域、中層―
[男は、ブラスターが当たった事に、少しきょとんとしていた。
そういえば、目の前のやつは…、そう思うと納得した]
さて、機体特性から火系は通じやすいみたいだが…
シュート。
[男は光を収束させ、距離を取ったアルトキュムラスに、西空域に追い込むように弾幕を張った。
しかし、それは漣のように、緩やかに。
西に何か仕掛けがあるわけではなく、中央空域に居続ける事のデメリットを考えての事だ]
っく、’rainstorm’照準:40度・・・ 発射!!!!
[重装甲の機体には、一番破壊力の大きい弾幕しかない。
相手の機も、下部が破損状態。
当たれば、ダメージを与えることはできるだろう。
だが、威力と軌道の複雑さと引き換えにスピードが足りない。
グレイに稲光が混じったような円形弾幕はランダムの軌道を描き、
クヴォルフィリアへと]
―― 南エリア/中層 ――
≪ウィルアトゥワはマリアへ告ぐ。
貴様、ヲレとやりあうつもりか?≫
[オープンチャンネルで通信。挑発。]
≪貴様とそいつ。
来るなら、まとめて撃ち砕いてやるぞ。≫
[ニーナにも合わせて呼びかけている。
機体はガタガタだ。
あともう一発でも撃たれれば、カ・エディーリの歯車は使い物にならなくなる。だが… まだ、手は残っている。]
[一部の弾幕が、アルトキュムラスが放ったrainstormに巻き込まれた。
おかげでそれを察知した男は、機体を動かそうと…]
チッッ
本調子じゃないってか。
これくらいで、ガタがきてんじゃねえよ!
[ドン、とコンソールを叩く。
このままではrainstormに巻き込まれるだろう。
ならば]
パージ!、パージ! パージ!
[装甲を全部脱ぎ捨て、烏は身を守る鎧を捨て、攻撃をやりすごす。
しかし、これは通常兵装でも致命傷になりうる事を意味していた]
シュウの様子を見ている限りだと、もしかして私の機体にもBFのコアを止められる、そんな物がついているというのか……?
[ただ通信に割り込んで入れるようにしただけ、その可能性も十分あったが、通信に割り込むのがその目的であったのならばあんなに大掛かりな設計書は要らない。ただ通信機器の部分だけを改造すればよい。
見た物は、通信機器の部分どころかBFのコアや装備にも関わっていた物なのだから。]
―― 南エリア/中層 ――
(…青。
海の青だったな。)
『…核は私の丁度後ろに、あるんです。』
[空に上がる前に聞いた声。]
マリンブルー・スネイル。
まだ残っていたか、チキュウ人。
[中央エリアから、アンギャルドが近づいてくる位置を確認しながら、クロノはシャーロットに呼びかけた。]
/*
>>*8
いっそう意味が判らなくなったよ!
そもそも何故智狼希望したしってくらいにまで。
い っ た い ど う す れ ば い い ん だ
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