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――回想:????――
「大丈夫だよ……」
[ささやくような声。]
「たとえどんなに深くて濃い、絶望がもたらす闇がお前を待ち受けていようとも、《HYMN TO THE INFINITE SKY》がきっと助けに来てくれる……私は彼とそう約束したのだから」
[それに私は「ほんとうに?」と訊ねる]
「本当さ。あの機体の製造に携わった時に……ね。だから、」
[風向きを変えようと、埒を開けようと、様々な機動を試すが流石一流と言わんばかりに食いついて離れ無い。
今も右後方向から放射状にレーザー線が蒔かれて追い付こうと――。]
[がつん、と機体に振動。
先程からこの調子だ、此の侭だと削り落とされる。
何か、何か。と思考がカラ回る。]
[視界の先に、二機のBFが見えた。何時も二番手で有名所な銀の機体と、三日月型の機体。
割り込んで乱戦に持ち込もうと操縦桿を――]
!?
[機体の少し先でミサイルが破裂。レーダー、完全にホワイトアウト。
機体に掠るのは金属箔のチャフだが、軽度のパニックに陥ったのか、さらに上空より飛来する白金色の機体には、気が付かない。]
「立ち止まるんじゃないよ」
[そう、それは実に理に適った教え。
空でも宙でも、停まったらあとは墜ちるだけ。]
―― 南エリア/最上層/戦闘空域制限バリア手前 ――
[それで終わりの筈だった。近接距離。
この位置からの被弾では、小柄な機体は墜落する筈だった。]
――くぅっ!?
[全方位モニタに捉えていたニーナの姿が青く光り輝く。一瞬のうちの激突―― 光が拡散した後に残っていたのは…
変わらぬ、天球儀。]
で、河のようにとか川のようにでシラカワに思われているんだろうなw
縁故をマシマセンパイに引っかけなかったら漢字は当てなかったという。
後で検索してシラカイ白海を見つけたw
[否―――]
[ピシ…]
[ピシ] [ピシピシピシピ…] [ピシビシギシ…]
[パァン…!!!
乾いた音を響かせて、フルムーンに貫かれた環が砕け散った。真鍮色をした環は、二つを残すばかりである。しかし二つも、最早罅割れ、欠け落ち、まともに稼動するか分からない。
星型散弾を受けた機体本体外郭装甲に破壊の爪痕が見える。]
… … !
[離脱。内部機能に問題はないのか、リープを繰り返し、リトルアースから一挙に距離をとった。]
フン
貴様の口ぶり、知っていたと思っていた が
[被害状況がモニタ上に流れる。]
[極限の状況――だったことは覚えている――で、私はその言葉を信じた。
だから、見知らぬ町で右も左も分からなくても、なんとかやってこれた。
この広い宇宙のどこかに、かつて私を絶望から救ってくれた存在がいて、その存在が、再び私を救ってくれると信じること。
それだけで私は絶望の闇から這い上がることができた]
――ええ、此方にも妙なコードが表示されて。
始めてみるコードでした。
[何度も機体を壊して直しているから、どんなコードが出るかはそこそこ把握してるし、おっちゃんに聞けば大体判るのだけど。]
……コアを?
そんなこと、出来るんだ……
[普通では、絶対有り得ない。だからこそ、恐い。]
全く… どこのどいつだ 貴様 遊星の落とし子
[流れるデータで状況を把握。
機体破壊時、瞬時に冷静になったクロノだったが、緩やかに頭の隅に疑問が湧き出してくるのを感じた。データは、先程のリトルアースの瞬間出力を示す。]
頭上注意。
[ニンジャの如く真上から、落下速度も乗せて切り裂く。
傾いだ三角翼の機体からの苦し紛れの反撃を避け切れず幾つか被弾。
大きく旋回する背後から別な一団が撃ってくる。]
背中を取れば簡単に勝てるほど、世の中甘くないですよ!
[主砲2門は、後ろ向きについている。
桜色のエネルギー弾が背後へと射出され、大輪の華のように弾けた。]
[たとえその人が言ったことが嘘だろうと、その記憶が私の妄想だろうと――無論真実を知るすべは私にはないが――そもそもそんなことは絶対にありえないが《HYMN TO THE INFINITE SKY》が幻想の存在だろうとそんなことは関係ない。《HYMN TO THE INFINITE SKY》は私にとって大きな存在だ。
そういう存在は時にその人の力の源であり、時にその人がその人たる意義であり、時には単なる憧れであり、時には超えるべき存在でもある。
そういう存在を帽子の男の人――グレンさんはなんと呼んでいたか]
”ヒーロー”は、いるのかな……
[もしもいないのならば、誰かがなってあげられないのだろうか。
残念ながら、きっと私の手は届かない――]
[次の瞬間、ルナから発せられる光の弾が攻撃してきた機体に命中、撃墜されてしまった。]
あいついつの間に、受けた以上の攻撃を返せるようになったんだか……。
[下手に攻撃しようとすると、逆に返り討ちに遭う。どうすればルナを崩せるかを考えながら*ルナをけん制した*]
/*
私が”ヒーロー”になるルートはどうした。
それはさておき振る。
特殊ルールとして何かありそうな人に+2、何らかのCOをした(と思われる)人に+3〜+4。
クロノ:2(10)+22+2
マリア:2(10)+13
ユージーン:7(10)+14+2
マシマ:2(10)+11
ロジャー:2(10)+18+3
シュウ:4(10)+20+4
ナサニエル:8(10)+15
ニーナ:2(10)+13+4
シャーロット:6(10)+15
シャノン:10(10)+6
*/
/*
★注目ポイント1d後半
クロノ:26
マリア:15
ユージーン:23
マシマ:13
ロジャー:23
シュウ:28
ナサニエル:23
ニーナ:19
シャーロット:21
シャノン:16
ところでニーナさん偽占ということはない……よな?
*/
…『今は』、第七号コロニー公社所属、ということに『なっております』よ、クロウサギ殿。
[機体のリープにまだ戦闘力を失っていないのかと身をこわばらせたが、それも一瞬。向こうから仕掛けてこないのならば、こちらからも仕掛けない。否、仕掛けられない。
こうまで傷ついた機体で使えるのは出力を抑えた通常兵装くらい。リミテッドコードなしにリープする機体を捉えるのは容易ではないだろう。そして、手こずっていればほかの機体に漁夫の利を狙われる。こちらから追撃をかけるわけには、行かなかった]
仮名で失礼。なにぶん小官は貴官の名前も伺っておりませんので…
けれどクロウサギ殿、ギブ&テイクに則ればこちらからお答えできるのはここまでであります。
んー…けれど…そう。フヅキに言わせるならば…
[一瞬の思案。大会本部に友好的でない…むしろ表立って敵対しているような行動さえとっているこの兎人であれば、多少は漏らしてもだいじょうぶだろうか]
…『書いて字のごとく』、だそうでありますよ。
[何しろ、自分自身では名乗ることさえ恥ずかしいその名前を考案し、登録したのはほかでもない―――
ともあれ、それ以上の情報を出すつもりもなく]
…まだ何か?
[お互い、満身創痍のこの状態のまま、戦闘空域に留まっているわけにも行かないだろうと言外に告げて…
きっと、今ならばウィリーも追撃はしないだろうと予測する。何しろ満身創痍で無抵抗の相手を撃墜するのは『格好悪い』からだ]
―中央空域・下層―
[しばらくのピットインから復帰し、現在の状況を把握する為に一度中央空域へと飛ぶ。
反応があるBFは然程多くなく、それぞれ北と南とで光が爆ぜる様子が見て取れる事から、激しい戦闘が繰り広げられている事は確認出来た。]
……あれ、は…?
[触覚を伸ばせば上空から落下してくるBFの姿。>>94しかし大破した様子は見られない。更に見上げると、黒騎士がこちらを見下ろして(正確には落ちてゆくBFを見ているのだが)居るのがわかる]
あれは、確か…アンギャルド…?
どうやって、落としたのかしら……。
[ホログラフで見た映像を思い出しながら呟きながら、じわりと南へ進路を変えて進む]
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