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―少し前 東空域・中層―
[相変わらずの物怖じしない、元気そうな声に安堵の溜息を付いたが、彼のBFの装備に欠けが生じた>>147と聞き僅かにバイザーの奥で眉を動かした]
あ、あの。
私は少しミスをしましたがまだ大丈夫です、ですから、少しですが援護します!
ふ、不要なら言って下さい!
[BFに乗っていてもいざ会話となると言いたい言葉の全てを伝えきれはしなかったが、援護する旨だけは伝えられたようだ]
―現在 東空域・中層―
[Rainy Dayをいつでも放てられるように展開しておく。
その照射範囲は拡散型ではなく、集中型で固定してある。]
とにかくゴードンさんの元へ向かわなきゃ。
[ロジャーへの提案の返答がどうであれ、なるだけ視界に彼の機体が入るようにしながら中央へと移動する]
―― 戦闘空域/西エリア/中高度 ――
[かっち こっち かち こちん。
メテログラフトの最外郭装甲。その内側に内臓されているのか?…無数の歯車と時計の針が光の影となって浮かび上がる。
そして…]
燃えろ燃えろ燃えろ燃えろォ!!!!
[今、メテログラフトの周囲を回るのは、約5m程の紫色の炎の球が何十も連結したもの。
ラガリアの刺塵。
その不定形な兵装は、今は何かの爬虫類の頭部の骨を思わせる形状をしている。その頭部が、約5m程の紫色の炎を思わせる光球を生み出している。
頭部は移動をしており、球が膨れ上がりきると次の球が作られ、それがまるで蛇を思わせるようにのたうっているのだ。]
/*
BFを駆るのに慣れていない、という部分を見て頂けてうれしかとです。
でも、困ったな…唯一の近接用装備がコレじゃーなー(考えなし)メインは雨の日で、補助が紫陽花で、特攻用が足跡でいいかしら。それとも決め技みたいにするにゃ一工夫要るからピットインまでもったらパパンから目を回さない構造なんだよーというのを教えてもらうことにしようか。
一応初回・4d吊りの方向で負けフラグ立てるつもりだから…思い出す、のがまだ良いかも知れないかしらしら。
[両手でしっかりと操縦桿を握りこみ、王者の回避行動の先を予測した軌跡を正確になぞる。
下方から来るチャージ弾。避けて軌道を変えては届かぬと判断し、更に出力を上げた。]
〈第六フラップ破損!〉
構わん、5番と7番に空力分散!
[文字通り、ゴードンの懐を借りる気持ちで、えぐり込むように胸元へ飛び込んだ。]
―― 北西下層 ――
[三日月形に発せられたビームの行方がどうなったか。
背後でまだ音がするので落とせてはいないのだろう。
突撃の勢いのまま、エリアぎりぎりまで滑空し、一息ついた]
『ドラゴンに牙はなくても、女には棘があるのよ』
[少し満足そうにマリアが呟く。
私は痛めたらしき直後に無理をした翼の付け根に消炎ナノマシンを集中させながらくつくつ笑った]
(彼のセンスは好きだね。ひどくいい)
『本当よ。ウィリーに直接持ちかけるところが素敵。
――ウィリーが普通の人工知能バイオノイドだったらどうする気だったのかしらね。単なるナノマシンコンピュータじゃ言外のニュアンスなんか受け取れないわ』
[上機嫌でマリアは額の血を拭う。
そのとき、ニーナからの通信が来ていることに気付いた]
『ハローハロー。
ニーナ、もう武器の調子は大丈夫?
気を使わずにいつも緊急通信でいいのに』
[マリアの瞳が上空を索敵する。
目当ての機体が空にあるのに気付くと、その目を細めた**]
――上空/観客席(南西エリア西より・中層)――
[下層から、青い球体型の機体が彗星のように尾を引きながら中央部目指して上っていく(>>141)。
機体の向かう先には――前回王者が乗る真紅の機体]
「速度だけで抗えると思うな」
[少女が「自分が戦闘空域にいたら」と仮定の話を始めたら、先ほど少女と電話をしていた、修理工場の若手の中ではリーダー格である男はきっぱりとそう言った]
「いいか? 弾幕を避けるのにも撃ち落とすのにも必要以上の速度はいらないんだよ。そもそも速度が上がれば上がるほど緻密性は失われるし、それに」
……それに?
「《Indigo Bird》は他の機体よりやや軽い。軽いということは装甲が薄いことに等しい」
ああ、装甲が薄いと守りが弱くなるから速度を犠牲にしてでも守りを固めるべきだ、ってやつでしょう? 正直聞き飽きました。
「……みなまで言わせねえ気か」
――構わないわ。
[少女の中にもうひとつの声。
短く、“起動言語(トリガー)”を告げる]
“墜滅せよ、空の灯火。”――『レゾナンス・ロスト』。
[その言葉と共に。
『アンギャルド』に埋め込まれた『禍珠』の表面が妖しく煌めく。
一瞬の後、虹色の煌めきは真紅へと変じた]
[真紅の機体を包んだ光は、まるでそのコアに向かうように収束していった。
予想外の異変。
だが一度発動させた弾幕は止める訳には行かない。
無意識に刷り込まれたかのように、少女の唇が動く]
――『レイディアントシルバーガン』!
[自機前方へと突き出した『自在剣』を砲身に、銀色の閃光が強烈なレーザーとなって発射された]
活動を停止したゴードンの機体を包み込んだ赤い光を掻き消すかのような、白銀の剣]
[真紅の機体を包んだ光は、まるでそのコアに向かうように収束していった。
予想外の異変。
だが一度発動させた弾幕は止める訳には行かない。
無意識に刷り込まれたかのように、少女の唇が動く]
――『レイディアントシルバーガン』!
[自機前方へと突き出した『自在剣』を砲身に、銀色の閃光が強烈なレーザーとなって発射された。それはゴードンの機体を包み込んだ赤光を掻き消すかのような、巨大な白銀の剣]
[ゴードンは、自らの攻撃も何の事は無いかのように避ける。
ゴードンの実力からすれば、目をつぶっていても避けられるような攻撃である。
しかし、そこを多くの者が狙っているとくれば、わからない。誰かのが当たるかもしれないし、予定とは違った位置に来てしまうこともある。
その一瞬の隙を付き、ゴードンを落とす。
そのような計画でいた。]
ここまで来て残っているのは相当な精鋭揃い。
そこからの攻撃を続けて避けなければいけないのは……さすがのゴードンでも疲れが無い、とは言えないだろうな。
こっそりSNSの非公開でも呟きましたが、私自身の考えは狼役「イ」さんよりではあったりするのですよね。BFの普及率を考えると、それくらいのものであって良さそうな。
ただまあ、その辺は参加者次第とは思ってはいたかもしれない。
―西エリア・低高度―
……うわ、まだあの機体落ちてないの……
流石に桁が違うね……無理だよあんなの。
[降下で乗せた速度を殺さない様に右旋回、緩やかに高度を稼いでいく。
横目で見る中央空域、数が減った事で逆にBF同士で連携し易いのも有るのだろう、各機攻撃の鋭さは現在のほうが一枚上手であるようだ。
それでも墜ちる気配を見せない赤い機体、流石は王者の面目躍如と言う事か。
こうなったら苦笑いしか出ない。]
……まぁ、活躍してる人の援護にでもなれば良いか。
『ガトラル』、徹甲モードに切り替え、『Red wolf』進行方向を予測、見越射撃でコントロールオープン。
[中央エリアを掠める様に変針。牽制でも切っ掛けにでもなれば良いと、細い三角錐形状の弾幕を吐き出す。]
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