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[声をかけた少年−もっとも特別な者であるのはわかっていたが、わざわざ手をズボンでぬぐい手を差し出すのを見て微笑む。]
私の名前を知っているとは光栄な事だ。
……握手でよければ、いくらでも構わないよ。
[少年の目の前に手を差し出す。
少年の表情を見ていると、例え周りからシルバーコレクターだの揶揄されていたとしても、純粋な憧れで見ている者もいる、という事を思い出させてくれる]
君ならば、中々優秀なBFの乗り手になれる。
……何、少し話してその上で握手をすればわかるものだよ。その人間の器量、というものがね。
[そして少年自らが最年少の大会参加者であるという事を話すとなるほど、と目線で答えつつ話をする]
―― 大会会場 空域 ――
[各種BFイベントの合間を縫った、僅かな時間。
水晶の次元竜が大空を舞う]
[風を切って流れる、長い緋色の鬣。
エメラルドグリーンにきらきら光る鱗の数々。
ばさり、ばさりと時折力強く翼はためかせた]
[舞台の広さを感じるように、上に、下に、色々な角度から空を集会する。華やかなショービジネスでナノマシンに蓄積された経験をフルに生かした優雅な動きの流れで]
―― 屋台村 ――
[一方その頃。
マリアは軽やかに運ばれる足で、屋台村の中でも怪しげな土産物を売っている一角へと向かっていた]
[極彩色のアイスクリームを舐めながら]
―運営本部前―
んんっ…
[不意に頭上が翳った気がして、顔を上げる。そこにはBFと言うにはあまりに有機的に見えるドラゴンが、悠然と宙を待っていた。
先ほど格納庫でも見かけた、大会参加者のBFだ。
逆光を翳した手で遮りながら、その姿をしばし眺める]
ふぅむ…見たところショーパフォーマンスを前提とした機体でありましょうか…?
形状からしてその技術力は侮りがたしといったところでありますが…
[その形状は、空中機動という面にはいささか不向きであるように思える。と。その言葉を飲み込み、一瞬の思索に耽る]
…ふむ。フヅキ、大会本部へ弾幕の使用許可申請を。
スターダストの出力を最低に抑えればダメージにはならないはずでありますし…
[星型ばら撒き弾をかいくぐるドラゴンの空中機動はデモンストレーションにもうってつけだろうことを告げれば、許可申請は通りやすくなるはず。
リトルアースが整備中とはいえ、機体を動かすことなく弾幕兵装の一つを地上から撃ち上げるだけならば問題にもなるまいと判断して、許可が下りるのを待つことにした。
もっとも、相手BF側への意思確認も必要であろうから、時間がかかるのはもとより覚悟の上ではあったけれど]
――大会本部周辺・屋台近辺――
[大勢の人々がごった返す屋台村の一角。呼び込みを続ける声に少女は立ち止まった。右手にはイカ焼きの串。口の周りにはべたべたとソースが付いていた。空いた手で拭い行儀悪く舐めとる]
エキシビジョンイベント……何だろ?
行ってみようかな?
っと、その前に。手とか、洗ってきた方がいいか。
[食べ終えて残った串をダストボットへと投げてよこす。小柄なロボットの頭がぱかんと開いて、ゴミを回収していった]
―― 空域 ――
[ドラゴンは空中を旋回する。
空中に散布されたナノマシンの援護が得られないこの地球では、空を飛ぶ感覚もとても新鮮で]
[私の耳元で、装備班からの連絡が入った。
弾幕の同時発射許可が来たらしい]
(私は構わないが。
どうせ、全力では来ないだろうし)
[話を聞いて、そんなことを言った直後。
その許可はとうに会社から出ていたことを私は告げられる]
(なんとまあ。
それならば、こちらに聞くこともないだろうに。
こちらは、どうせ生命をかたに取られた奴隷の身なのだから)
[皮肉気な声は、ナノマシンの調整によって万全だ。
私は喉の奥でくくと声をたて、風切り音を高く鳴らした。
連絡された、発射するというBFを見つけてそのすれすれを通ってみた。諾意を示すように]
―― 格納庫 ――
[クロノは仁王立ちで、自機「メテログラフト」の前に居た。
周囲を固めるのは、ラント軍でも過激派である側近達、自らの忠実な部下。そして「ClockWorks.rant」の技師数人だった。]
「クロノ隊長。最終チェックが完了。
チキュウ環境へのシステム同期が出来ました。」
良くやった。
流石、カ・エディーリだ。
[技師を褒めて下がらせる。
クロノの眼前には、床から浮いて静止したラント製BigFire――精緻で荘厳な芸術品の域に達する、ものだった。]
ワレらが…メテログラフト。
[双眸を細める。
天球儀に近しい全貌。母星を象るBF本体。
そしてその周囲を計8つの環が取り囲んでいる。]
[弾幕使用認可]
ん…意外と早かったでありますな?
[それは、相手方の『BF操縦者』を飛び越えて、会社側から出された許可であったために手続きが手早く済んだ、という事実までは知らず]
まぁ、なんにせよこれであの機体の実性能が多少なりとも見られるはず…
…被弾なんてしたら『かっこ悪い』でありますからな。
[ショーパフォーマンスを重視するのならば、そのことをこそ気にするはず。そして散弾をばら撒くスターダストは単純に回避性能だけを見分するには都合がいい…と。コチラにとっても、弾幕兵装の選択は都合のいいものだったわけで]
フヅキ。予定通りリトルアースをコード・サテライトにて遠隔起動。
起動後機体は現座標のまま固定、スターダストの砲門を射出し最小出力にて弾幕を“散布”するであります。
散布の終了タイミングと機体の停止処理はフヅキに委任。
準備はよろしいでありますか?
[一つ一つの指示がクリアされていく様子が、手にした端末に羅列される。
すべての処理の終了を待って…]
…スターダスト、発射であります!
[号令一下。地上からの星型散弾が、宙を舞うドラゴンへ向けて発射された]
―大会本部→格納庫―
[上空にて何かしらのパフォーマンスが行われているのか、竜が空を舞っていた>>208]
……綺麗。
それに、とても細やかな動きを魅せてくれるのね…あの子。
[あの子、とはBFの事を指しているようだ]
それにしても…忘れていたけどそういう催しものもあるんだったわね。私は…無理、かな…。
あの子なら元気に飛んでいるかしら…?
[そう独り呟いて、空色の少年を思い出して格納庫へと早足で歩いて行く]
―― 空域 ――
[低空、相手の青い球体BFの側を通り抜けた私は、
上昇気流に乗って高度を急速に上げた]
(……弾幕ショーだと言うのに、大気成分の調整を同時に出来ないのはきついね。レーザー光が生えるには、少しばかり今は上空の湿度が高い)
[やれやれと、私は首を振る。
弾幕発射許可完了まで数秒。私はぐるぐるとその近くを旋回して、そのときを待った]
[私の手の内を見ようとする動きであっても構わない。
どうせ、優勝することなど期待もされていない身の上だ。
「優勝するのは、マリアには似合わない」のだから]
[そうだ。副官があのふざけたクソガキに人質(ラント質)になる前、ここで過去の出来事に思考をリープさせていた。]
ギリースァ
モメアルコ
テテン・トラ
ガイ
ビリアス
ミギリア
ヴァチコ
そして、
フレゥジ
[呟き。あの時行っていた思考の続き。
宇宙連邦の調査隊と共に母星に降り立った部下の一人、その結果。不可解な――]
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