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[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
/*
むしろ吊り先も居ないんだよなあ。
大人に投票するのが一番自然かなあやっぱり、
ただ逆に投票も貰いそうだけど。変人認識だし。
*/
/*あーしくったかもしれん!
つい相方に言われて屋上現場みたいなメモ残しちったけどこれちょっとこれ。あーあ、まぁいいや!*/
[貴女の部屋に、唐突にそれは届けられた。
見覚えのある筆跡のサインと印章で封をされた手紙。そして小さな青い小瓶]
―― エスコバルから オルナへ 。
君にどうしても伝えたい事がある。
僕は君の力になりたい。
その為に続けてきた、長い時をかけた研究の成果を今、贈ろう。
この瓶は、シルシの力を消し去る妙薬です。
研究の末、僕はシルシの力は科学の目で見れば、肉体と霊魂にまで影響する波長を持つ事を突き止めた。故にシルシを失った能力者は、それらを侵されて死に至るのだと。
しかし力が波長ならば…無理矢理引き剥がす事は不可能でも。能力者が2人いれば、2人の命を特別な術式で同調させる事によって、力を相殺できる理論が成り立つのです。
能力者の命を奪わずして、シルシの力から解放する事が出来る。
僕は…とうとう、その術式を完成させた。
しかし、この技はリスクを伴います。
同調すれば、2人は互いの命をも共有しなければならない。相手が死に至ればもう一人も同じ道を辿る事になる。
力を完全に消すまでに、そんな時間が数日は必要です…何よりまだ、理論上の完成に過ぎない。
本当なら確信を持てたその時、君に成果を伝えるつもりだった。
でも、今、渡さなければ。そう思いました。
僕はシルシの能力を利用しようとするギルドと能力課に、この研究をひた隠しにして続けてきた。
自らの能力を忌む、君の為。
その苦しみから解放したいという一心で。
ただし、本当は…君がこの状況でも、自らの力を恐れず、前を向いてくれている事を願っています。皆の為、持てる力の全てを肯定している事を。まだ力を捨て去るその時ではないと。
けれど。
もしその力ゆえに今、君が怯え、自身を責めているとしたら。力の恐怖から逃げ出したい程、己に苦しんでいるとしたら。
それを思うと、伝えずには、渡さずにはいられなかった。
[早朝。]
[その日も少女は眠れぬ夜をすごしていた。
子供の肌に似合わぬくまを目元に作り、犬もつれずに小箱を膝に向かったのは【会議室】。]
[ぎ、と扉を押し開けて。]
[息を呑んだ。]
誓おう。
僕は自らの力も命も、全て差し出して君の助けになると。
僕はもう、片割れの薬を飲んでいます。
一方的に君の命と同調している。
それが重荷なら…迷わず薬を割り捨てて下さい。術式は霧散し、僕の同調を断ち切れるでしょう。
でも本当に力が怖くなった時には、いつでもその薬を飲んで。力を手放し、僕の所へ来ればいい。
そういう御守り代わりだと思って、持っていてくれる事が一番嬉しいけれど。
だから怯えないで。恐れないで。
自分自身を。
何があっても、ずっと見守っているから。
これは、僕らだけの秘密です。
その薬は君と僕の力のため調合したものだから、他の誰かが飲んでも意味はない。能力を消そうとしていると知られれば…シルシを狙う輩に、真っ先に襲われる可能性もある。
事件が解決して、皆が無事いつもの日常に戻れたなら…その時こそこの術式を、力に苦しむ幾人かの仲間達の為に追求し、使ってやりたい。
でも。 今は誰よりも、君の為に。
… 最後に。
一つだけ、嘘をついた事を謝ります。
君を苦しみから解放したい、その為だけにこの研究を続けてきたと言ったけれど。
本当は、もっとワガママな理由です。
でなければこんな一方的な事はしないと、気付いているかもしれませんが。
【医務室】
(――その後、はっと覚醒した。 まだ醒め切らぬまどろみの中――固くて冷たい床と扉の感触に、ばっと飛び起きて)
―― ……ッ!!!
レム……ッ、
(何をしてしまったのかを理解すれば、慌てて飛び起きる。ふらふらとまだ頭痛のする、けれど眠ったお陰で少しクリアになった頭を支えながら――)
(舌打ちしながら、慌てて身形を整える。何事もなかったかのようにしなければ。)
ここ―…は、やく、行かないと。もうこんな時間……くそっ、
(ぷるるるる。)
笑ってくれて構いません。
愛しいオルナ。 僕は、君に触れたい。
君がそれを望まないかもしれないと、解っているけれど。
愛している。
何か尋ねたい事があれば、最後の白紙の一枚にそれを書いて下さい。
特殊な連絡法です。すぐに僕から返事を返せる。
あるいは直接、【研究室】に来て下さい。その連絡もその紙に。
待っています。
[結びの文の後は、やや違う色をした白い紙が一枚、確かに入っていた**]
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