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[剣王に向けて疾走する
馬の背には、月光に照らされた黄金の甲冑
その反射光すら、攻撃に転じる術のように
剣王に接近すれば長槍を半回転させ、相手の剣戟を薙ぎ払うよう振り抜く。
互いが武器を振るい、打ち合う鋼の音が、静かな梨和里山に響き渡る]
[力ない腕を回して、縋り付くように抱きしめかえす。]
共に?
あァ──そう、ね。
せめて近しい場所に居られれば。
夢で逢えるかしら。
あなたの夢に忍び込む事が出来るかしら。
[さししめされたIFにも似て、幻のような約束。
覆い被さる背と、重なるくちびるの温度に、捧げられる言の葉にこころが満ちる。]
あなたを、
愛してるわ。
──……『 』
[満ちる。けれども、哀しい。]
[月夜の下、ミシェルの攻撃は突きを多用したものとなり
槍がその軌跡を描くたび、空から祝福の光が舞い降りてくる。
星から降るのは、安らぎを望む人々の祈り
それは恐怖と不安に彩られた、この時代に生きる人々の希望
槍を横に薙げば、切っ先は風を切り凍える夜風の鋭さを増す
間合いを詰め、離し、剣と槍が交わるたびに起きる火花は、暗闇を刹那的に赤く染める**]
火和火 二土相乗 ──土剋水のもとに水剋火の理を覆せ!
[炎は木のエーテルを食らい焔となり
獣は土の息吹を食らって其の身を巨きなものとする。
彼女の言葉通り残り一騎であるならば、
この身がたとえ軋もうが、回路が純正の力に侵食されようが
それでも望むべき戴きに手が届くのだから。
秋のほのかな冷気に染まった指先の温度を感じながら、
グローブを嵌めた掌を令呪へと重ね、声は朗と響く]
───是 第一の心呪也り
我が令の号の元に帰命せよ 剣の王
其の身に負う呪い 我が身の獣を糧とし
勝利せよ 覇王たれ 汝の名に相応しく
[令呪は少年の身に刻まれた一角を焦がし、
確かに径の先に在る英霊の耳に響く]
[その髪を撫でる]
……わからないが。
会えると思えば、会えるだろう、な。
[紡がれる言葉に頷く。
令呪のある左手が痺れる様に痛む。
回りで行われているはずの戦闘すら、今は遠く感じて]
…。
ああ、お前だけを、愛している。
[呼ばれる名。飛燕と呼んだ]
「Frieden.
Um ihr Herz zu brechen」
白く眩く。
言葉と共にJを中心として光が放たれる]
愛しているわ
……『 』
[繰り返す言の葉。
魔力で肉体を構成する事が出来なくなった事を示すように、飛燕の輪郭は虹色の光彩を放ちはじめる。離れたく無いと抱きしめる腕も、重ねたままのくちびるも。
徐々にその存在は希薄に──。
飛燕の身体は、一度、飛散して、胡蝶の群れとなり。
──ひらり ふわりと、夜天に高く浮かび上がる、影。
使生如夏花之絢爛(shi sheng ru xia hua zhi xuan lan)
死如秋葉之静美(si ru qiu xie zhi jing mei)
絢爛たる闇持つおんなの最期は、白の目映い光に照らされ、僅かに満ちて。──ぬばたまの闇に溶け行く姿を見せる**。]
――…、は。
[襲い来る黒の波を薙ぎ払い、地へと降り立つ。
僅か離れた場所へと落ちた おんなの方へと一寸だけ榛を向け
ついと、逸らされる。
褪金を揺らし、向かいあうは 槍兵(ランサー)]
炎、猛牛。
…其れこそ、キャスターと呼んでも似つかわしい故、
何者かと思っていたが、
[頬を滴る紅を親指の腹で拭い取る。
薄く伸びた緋色、くつと喉を鳴らして笑うのは
何に対してかは、 誰に悟られる物でもなく。]
[消えていく姿。薄れていく輪郭。
呼び出したときと同じように、女は今度は闇へと解けていく]
飛燕、――。
[愛している、その言葉の代わりに、消え逝く体を抱きしめて。
やがて飛散して群れる胡蝶が空へととんで行く。
それを見送り目を伏せた。
魔力はもう枯れて]
フェイ――。
[最期に呟いたのは、女の名前]
[光が治まり、そこに男の姿はなかった。
闇に跳ぶのは銀糸。
左手の令呪を見る]
後は、がんばって。
もう、「J」はいないから。
俺は、どこかでこの戦争の行方を見てるよ。
[「彼」になった姿は、「J」であったときと何も変わらない。
ただ、もうこの聖杯戦争は自分には関係ないのだと、とても冷めた目で高い木の上から下を*見下ろした*]
16世紀の時の番人か。
…惜しむらくは、貴殿に読み解かれる様な命運(さだめ)を
――既に、其の12世紀前から持ち合わせておらぬ。
[告げられる名。
其れに僅かに榛を伏せて、紡ぐ言は何処か独白に似た。
緩く編まれた褪金を、白を揺らし、
緋色を纏った刃を空気裂いて振るう。
ひゅ、と。乾いた音と共に地へと描かれる紅の弧。
ふつと、径の先から伝わる魔力。
脳髄を揺るがすような其れは、耳の内へと令を確かに伝えた。
長期的な効力を示さない令呪にすれば、
其れは強制とも言えない、 余りにも曖昧な命であり、力。
嗚呼、しかし。]
――、 承知した、怜《マスター》。
[其れに応える言葉は、一つのみ。
薄い笑みを湛えて、紡いだ言の葉は離れた主へと届くか否か。
ゆると、持ち上げられた切っ先が、
此方へと駆ける漆黒と月を背負う黄金へと向けられる。
交差。金属のぶつかり合う鈍い音。
宵闇に散る一瞬の赤は 刹那。
突きを多用する其れは、槍兵の名の如く。
其れを往なし、時には斬り払いながら――
その重い手応えが相手の力量を伝える。
嗚呼、成れば肉薄はすれど打ち負ける道理は、無い。
その一閃、 空に浮かぶ月を返し尚、*黄金を纏い*]
[狼が巨体化し、そして火と土の気で出来たその配分が偏る。
土の気が強く、火の気は少なく。水に強くなる]
"患者は安静に"。
[それがどうしたと、呪言を発動する。
津波とぶつかり、止まるどころか喰らおうとする狼を絡め、飲み込み、沈める。
それは暴れる患者を大人しくさせる魔術効果。いかにもがこうと、その力を失い粘液の海に沈むが道理]
獣医かとお聞きしましたね?
遅れましたが、いいえ、と答えます……ですが、相性はいいようですね。
でも、本職は霊媒医師ですから……人間の医者なんです。
[くらり、と立ちくらみがする。魔力はどんどんと減っている。いくら魔力渦巻く聖杯の下とはいえ、枯渇するのは時間の問題。
それでも、弱みは見せない]
生命の海に、溺れなさい。
[どろり、と。
命令を受け、覆い被さるように。スライムが怜を飲み込まんと襲いかかる]
[じゅるり、とか、ぬちゃり、とか、そんな音が耳に届く。
捉えられたのは焔鬣の狼王は水の気によってそれは消え、
己へとスライムは近づく。けれど、少年はわらう。
平気な顔をして笑った]
患者なんて、何処にいるのさ?
狼を簡単に手懐けようなんて、ちょっと甘いんじゃないの。
──迂闊なことすると、手を噛まれるよ。
[その言葉の通りだった。
粘質の裡で細かな粒子となった焔狼は檻を良しとせず、雄叫びを上げる。
空気が震え、水の性が震え、その結合の鎖に亀裂をもたらしたかと思えば
二度目の咆哮は粘質を四散させる。
細かく散ったそれらは、木々に、土に、草の葉に、細かい粒となって
その代わりに一度は消えたはずの焔の狼は水気による戒めから解き放たれ
再びその姿を取り戻した。明らかに結晶による純正な力の作用]
…さて。これはどうやら耐久戦かな。
[体力には自信はないが、負けるわけにはいかない。
新たに印を切るために手を持ち上げれば、しゃり、と音は静かに響く**]
[二度の、咆哮。
目を見開く。スライムが弾き飛ばされる。細かい粒子となって四散する。
それは、まるで絶望のように。
炎の狼はその中心に立つ]
……凄い。
[それは無意識に発せられた、心からの賞賛。
全力を出したつもりだった。
狼を飲み込み、無力化し、その背後の怜をも同じようにしてしまえる。そんな、絶対の自信を持った切り札だった。
目の前の魔術師の、その魔力に。その技に。
そしてそれを得るために、積み上げられたものに。
純粋に、凄いと感じた]
[自分を殺そうとする獣。
だというのに、美しいとさえ感じてしまう炎の狼。
それを見つめながら、外套の内ポケットを探る。道具ケースを取り出す。片手だけで開く。
終わりたくなかった。
自分には願いがある。そのためにここに来た。ここまで来た。
だから、諦めきれない。
だけど。
平賀に、これから強くなれ、と言われたのを思い出した。
自分は聖杯戦争を経て、強くなれたのだろうか。
敵を見つめる。絶望を見つめる。……一歩も退かずに。
ああ、そうか。
もしかして今、自分は……戦士として、戦場に立てているのだろうか―――**]
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