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…――、 … ッ、
[息を一つ、]
―― …“我を 殺すものに 復讐を”
[ばたばたと毀れる血が
描く呪、刻む緋、眸の色に似た
額のしるしが淡く光を帯びた。
それは、
果たして。
ミシェルたちの一族にとっての
守りのしるしであったのか]
───…、は……っ…
[仰向けになった男が青白い狐火に喰らわれるのを見おろしながら
跳ねた息を静かに整える。
ゆら、と、微かに少年を取り巻く青白い微かな炎は正しく狐火。
レンズの奥の眸は狐の───獣のような相を示し]
───最後まで、腹の立つ男だな。
[狐火は男の三魂を焦し、七魄を喰らい尽くせば
しゅるり、と音を立てるが如く天へと立ち上り、消える。
それと同時に、少年の周りで揺れていた青白もゆるりと消え]
…きっつー……。
[笑いそうな膝を堪え、五行を昇華する。
それから、今はヘイズレクルのマスターとして成すべきことの為に立ち続けた。
可能な限りの魔力を彼に注ぐために魔術回路の駆動を最高まで高める]
[額に刻まれた―― 十字に似た其れが、淡く光る。
灰色の床へ溢れる様に毀れる緋色。
空気へと触れた其れが、赤黒く大きな染みを広げ。
其れを捉えた榛がゆると瞬いて、ただ一寸の間、伏せられた。
向けられる、巨大な刃。
《カイン》を害した者に向けられる、復讐の。
あれほどの巨大な刃、避ける事は――…、
否、避ける事は、 放棄する。
彼の神が言うとおり。
――罪への贖いが、血のみでしか成されないのであれば。]
[ぎり、と。柄を握る。
向けられる刃を見据え、 ゆるりと切っ先を、構える。
たった三度。
放つが最後、闇黒の中でも唯一光輝く銀に約束されるは
黄金の柄から繰り出される誓約の一太刀。
而してその力、己の身と引き換えに
倒すべき敵を、この刃で打ち払うべく。 ]
――“終焉纏いし黄金の誓約”――
[白銀へ向けて、放つ一閃。
それが、カインへと届くのと
――斬撃によって二分された復讐の刃が、
己の身へ深く緋色刻むのは、
ほぼ、同時。]
[――声。
叫び狂う呪詛の闇の中で
たった一条、
黄金に切り裂く光がある]
――ッ…― !!
[見開いた緋色は 全てを見ていたのに
動くことはできず]
――
……、
[前に傾ぐ、体。
自分の手を、見る。
緋色、真っ赤。紅い。
紅い、紅い紅い。真っ赤だ。
白いシャツを染めていく
アベル《弟》をうち殺した ときと 同じ色]
っ、…は
[吐息混じり]
は、……ははは、
[笑った。]
あ、は … は はは…!
[俯いたまま肩を震わせて
ないているようにわらった。
血は止まらずに広がっていく。]
――…、は、はは
……そうか …
また くりかえす か
[己を貫いた刃に手を 添えながら]
… ――《弟》に…
……―― 殺《復讐》される …
[もうとうに魔力はなく、
何処にも繋がっていない罪びとの身はひとつ。
剥がれ落ちていく]
[――俯けていた顔を 辛うじて 上げ
血に塗れた銀糸の合間、片方だけ覗く緋色が
榛色を映したかは定かではない
それは僅かな合間
ほんの少し
かなしそうに眉を寄せて
手を伸ばしたそれは
届かずに落ちて]
[緋色が 奔る。
頬を、腕を、肩を、脚を、褪金を。
浅く紅く、 刃の欠片が鮮やかに線を描いて。
復讐の刃が、 身体を、八つ裂くように。
深く――斜めへと切り裂く。
僅かに舞った緋色が、一寸の間を置いて溢れ出た。]
―――…ッ、…!
[ぎりと、噛み締める。
傾ぎそうになる身体を、踏み堪える。
確かに、深手。 然し致命傷には辛うじて至らない。
ならば――《兄》を再び殺す己は、
倒れる訳には、行かないのだと。]
[聲を出すことすら叶わないほど、ごっそりと
自分の中の魔力が持っていかれるのを感じた。
狐に近づいたこともあり、正直バイクに乗って帰れるのかも怪しい。
ちらりと、周防の遺体を眺める。
自分が下手に手を出すよりも、そのうちやってくるだろう教会に任せたほうがいいだろう。
獣の目には決着がついたかのように見えるその様を、
やっとの思いで立ち続けながら、その終焉を見守る]
[その手は祈るように重なった。
ヘイズレクルから散った緋色が落ちかかり。
令呪の命令も薄れよう。
全てから切り離されてただ独り。
不意に
思い出した
のは
『―――きっと、 与える方、――』
ミシェルは その後 何と謂ったのだったか
よく、聞こえなかった。]
[祈るようにも 懺悔するようにも 見える そのまま
身体は前に傾いで
倒れきる前に 透け
緋色の眼の罪びとは現世から*消え失せる*]
[緋色に濡れて、鮮やかな紅へと変わった銀が
端から、剥がれる様に。 光となって散る。
向けられた緋色が。
伸ばされた手が。
――何処へ 向けられていたのか。
榛には、それが映る事は無く。]
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