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−西区・工場跡郡内拠点−
[治療に大張り切りをしたシャスカは、満足そうにしていたが
行使した魔力により少々疲労した様子だ。
Jとの話も出来た事だし、何より本来安息である筈の病院という場所の気を、あの盲の悲鳴でこれ以上かき乱すのもなんだという事で、一度拠点へ帰る事にした。
シャスカが自室に入るのを見届けると、「少し出掛けてくるよ」と言い残し、拠点を後にする]
[それは、先ほどの牡丹との話の所為かも知れなかった。
剣の王はどのような戦い振りなのか、そして狂青年の大技の予兆など……少し情報を交換した後、彼女が告げた一言による
――弓の英霊達の拠点の事]
……敵討ちなど、意味の無い事だよ。
[周防を見て自分は、果たしてどう思うのだろう。
高田の亡骸からは、とても満足そうな……伽羅の香りのような気が漂っていた。
彼は後悔していないだろう。
それだけは、不思議ととても強く感じられる]
/*
結局周防のことは理解出来ていないし
周防もカインをわかったつもりに
なっているだけのような気がする。
思われてるかなと思った傍から
裏切りっぽい行為がきたので
響かない。
という感じだな。
−中地区西側−
[その歩はされど、向かうのはその拠点へ……
途中、通りかかった本屋の前で、己に関する解説本の量が増えている事に、深いため息をつきながら……
嘆きの気纏う西地区の重たさの影響を、まだ十分受けていると思われる、寂れた繁華街へと足を踏み入れた頃にはもう、
ミシェルに恩恵を与えてくれる、星々が囁く時刻が訪れていた。
右手に杖を具現化させる]
[気配がする。
緩やかに視線をそちらの方向へ流し、
手の内に現すは
弟を打殺した鋭い石。]
――……
[眉を寄せたのは、
その気配が少なくとも、
カインがよく知っていると思っているものだったからだ。]
……ミシェル。
[呟くように名を呼んだ。]
[吸い寄せられるように繁華街へと足を踏み入れたのは……
そう、彼の気配を感じたから。
魔力纏いし英霊としてこの地に呼ばれた
生前暗記するほど読み込んだ、旧約聖書の罪深き、登場人物……
そしてひとつの路地裏で、その者の声に名を呼ばれ、歩を止めた]
……君に
……いや、
貴方に会いに、来たんだ。
……――…
[現れた姿に、カインは苦さ隠せず滲ませる。
魔力持つものだけに見える杖。
それはこんな人工の光のもとでも
星の光を受けているようであった。]
――…… 会いに?
[真っ直ぐに向き直る。]
殺しにでは、なくか。
ふ……ああ、そうか。
[カインの表情に滲むのは、先日高田が屠られた時の、事だろうか。
殺しに……という彼の反応が、余りにもらしすぎて……
余りにも自分にとっては意外すぎて
思わず苦笑が浮かんだ]
そうだ。貴方は……
旧約聖書もイエスの教えも、知らないのも無理は無い。
………登場人物なのだから、ね。
僕は、貴方の事も
貴方のマスターの事も……
[高田の頭蓋を踏みにじった、あの男の事すら]
恨んでいない。
…――?
[ミシェルが苦笑を浮かべるのを、
怪訝そうに見遣る。]
誰の、事だ。
[己が書かれた書物。
分かりはしない。
分かるわけはなかった。
人々の想いと
理想が編んだ
ひとつの幻想は。
ミシェルの言葉に 眼を見開く。]
――… どうして。
[本当に、わからないといったふうに首を緩やかに横に振る]
[杖を緩く揺らす。
「脳」が視せるビジョンは、大地に蹲る蛇
血の染みた大地から立ち上る
――呪いの声]
もし貴方がカインなのだとしたら、教えて欲しい。
何故……殺してしまったのかい?
[それは、深い信仰心を持つものが手にしていた書物に対する、純粋な興味だったのかもしれず。
それとも、目の前に在る男への、興味だったのかもしれず。
何を、とは敢えて言わなかった]
――……。
[ひとつ、瞬き]
…タカダも……お前も…
本当に おかしな やつだ
聞いて、何になるのやら―――
[少しだけ目を伏せた。
神は謂われた。
――なぜ顔を伏せるのか。
――正しい事をしているのならば、顔をあげたら、]
……妬ましかったんだよ
……ただ一人
あいされた、アベルが
[顔は上げられない。]
――… 本当に
おれは
ただ、
こちらを見てもらえたなら
よかったんだ
[――呪詛がざわめく。
足元から立ち上るように足に絡みついて離れない。
殺した。殺した。殺した。――兄さんが殺した。
――“もし正しい事をしていないのであれば”
――“罪が門口に待ち伏せている”]
[――“汝はそれを、治めねばならぬ”]
なのに。嗚呼、
結局はアベルばかりだ。
[――眉を寄せたまま、自嘲に 似て 笑った]
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