546 Fate / the last toast 聖杯戦争村6th
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【墓】 パトリシア=オコーナー
しかし。交戦までした敵を治療するのか。
……まあ、自分も治療を受けておいて、なんだが。
で、アーチャー組がセット落ちか。
可哀想に、アーチャー。
セットでは、休まる暇がないな。
Ｊ
――…。
[ドアを挟んでシャスカの治療風景を見た]
相変わらずだな、それ。
[頭を抑えそうになったが、それは留まる。
病室の様子を見れば、ギプスに包まれた腕。折ったのかどうしたのかわからなかったが、重傷らしきことはわかった]
その腕で聖杯戦争を乗り切ろうなんて、甘いな。
おとなしく治療されてればいい。
[乗り切ってもらっては困るのだが]
【墓】 越智 暢
皆、自分なりの正義を持ってるって事なんでしょうね。
まあ、俺なんてのは、どうせてめーら人殺しじゃねーかよ、とか、結局は自分の欲望の方が大事なんだろ、何で今更取り繕うんだよ、とか、身も蓋もないこと、たまに考えちゃうんですけどね。
それでも、自分の中にある何かを、追うことは。
それぞれにとって、大切なことなんだろうと、思います。
凌霄 歌漣
へっ？
[開け放たれた背後の扉から、
何か不吉な詠唱が聞こえた気がした。]
きゃあああああああああああ！！
[迫り来るやけに粘着質な怪音に、
桟に半ば乗り出した身が、ぐらりと傾く。]
アーチャー カイン
―中区繁華街―
色々色々と謂われても
さっぱり分からん。
[腕を組んだ。]
……日本…嗚呼、此処には
そんなとんでもないのが居るのか。
や。すごいと思うが。
…すごいな。
[押された。]
アサシン 趙飛燕(zhao・feiyan)
[>>260病院へ行く道すがら、バーサーカーとセイバーに関する話をする事にもなるだろうか。]
──……
誘惑に弱いではなく、逆ではないかしら。
私、バーサーカーには、
簡単に殺されてしまうかも。
セイバーは、黄金の鞘持つ剣の──王よ。
刀の武人、女性ではないわ。
[重複クラスの話はおそらくシャスカからランサーも聞き及んでいるであろうとの判断。病室に入るより前に、ミシェルにアサシンが首を傾けて問うた事は、]
あなたはどうして再契約を？
戦いを望んでいないのなら
英霊の座に戻っても──良かったはず。
【墓】 パトリシア=オコーナー
……ま、そうなのだろうね。
もっとも、魔術師にとっての正義は、魔術の探究であるわけなんだが。
私が魔術師である前にアメリカ人であったように、シャスカは魔術師である前に医師である、ということだろうね。
……おい、誰か越智の座布団を持っていけ。
構わん、代わりに洗濯板を置いてやれ。
セイバー（刀） 甲斐姫
―中地区・街路―
[病院でスライムハザードが起こっている頃、
甲斐姫は佇んでいた。
視線のずっとずっと先にあるのは――]
…………。奇縁、とはこの事でしょうか…。
[知った姿かたちが、ふたつ。
方や英霊、方や魔術師、絶体絶命の危機――ではなく。
なにやら、和やか？に井戸端会議としゃれ込んでいる。]
どういう事なのでしょう…。
[立ち止まり、疑心暗鬼に思考をめぐらせていた。
生真面目だった。]
アサシン 趙飛燕(zhao・feiyan)が「時間を進める」を選択しました。
シャスカ ゲイルズバーグ
逃がすか！
［すでに治療とは思えない怒声で、スライムを操る。
桟から傾こうとするその華奢な身体を掴まんと、スライムが殺到する！］
バーサーカー
[うわぁ。]
……。
[突然目の前に起こったことを理解する前に、羽交い絞めにされる。
本来なら楽に振りほどくであろうそれも、
目の前で突如起こった光景に呆然として、行動を忘れる。]
セイバー（剣） ヘイズレクル
…ガッコウ。
[勿論知りませんでした。
随分と仕組みが違うのは、国家の違いか時代の違いか。
ふむ、と説明に思案を巡らせながらも相槌打ちながら、
今度は冷ましつつちびちびとカップの中身を啜っていく。
…少々舌の先がじんじんとするのだが、…何だろうな。]
そうか、有難い。
鉄の馬…――今の時代は鉄まで生き物と化したのか。
[凄いな、と真顔で頷いた。
其れが己の時代に生存していれば、なかなかの強さを誇ったに違いない。
出かける、という言葉には一つ素直にうなずいた。]
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