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[纏わりつく怨嗟の代わりに、
魂まで震わせるような慟哭が、
鎖となって少女を雁字搦に嘖んだ。
自分を責める声。
自分を呪う声。
見通しが甘かった采配ミスのツケが、
命でなく腕一本ならまだマシな方だと。
言葉を尽くしても多分、届かない。
少しずつ前向きに、剣を握る誇りを
取り戻してくれればいいと、思っていたけれど。
またも罪悪感を募らせるような行為を
させてしまったことが、申し訳なくて悔しくて。
本当に伝えたいことはいつも、
心に溢れているのに、言葉にならない。]
[心に打撃を受けている様子の主が今、Jと話せるとも思えず……。
とりあえず拠点へと連れ帰る事にした、その刹那……
「脳」に揺らぐビジョンは一面の砂
砂塵の向こうに見える人影……
楽しそうに旅を続ける僧侶とその従者。
砂漠に揺らぐ陽炎の向こう、彼らの目指す先は……]
そうか……
[幻の砂漠に揺れた雲
その雲を切り裂いたのは…………
そこで、ビジョンは音もなく閉じた]
―中地区 拠点―
ぐ……ふ…っ
[喉を塞いでいた澱を吐き出すように
激しく咳き込んで、無理矢理気管を通す。
川原に跪く青年。
その姿も、霞み、ぼんやりとしか見えず。
最後に何か、呟いたのだろうか。わからない。]
……は……。
[腹の傷は何とか大事には至らなかったが、身体の所々から、肉を焼く焦げ臭い匂いが室内に漂う。]
[気付けば闇の中に
神に祈る呟きが聞こえる]
………。
[罪に溺れ
その身を紅に染めようとも
もがき 足掻いて 決して堕ちない――
だからこそ、彼は こうして苦しむのだ]
………いっそ…
(いっそ、堕ちてしまえばいいのに)
[その呟きは形にされる事無く、代わりのように、長く深い息を*吐いた*]
―西地区・有賀スポーツランド跡―
[青年が去ったからか、程なくして雪は弱まった。
まだ降ってはいたけれど、視界を遮る程ではない。
ライトメントの傍へ辿り着くと、告げた。]
………。
申し訳御座いません。取り逃がしました。
[彼には見えていなかっただろう戦い。
すれ違った少女の片腕が千切れていた事は、言わなかった。]
――フランスの彼が申すには、北東で
巨大な魔力の衝突があったとの事ですが……。
如何しますか。
今宵は拠点へ帰るという手も、御座います。。
[振り返り、雪の先を見る。
今はもう、何の面影も空には見えない。
ライトメントの判断を待ち、暫し佇む。**]
―中区西側/繁華街地下拠点―
[己を抱くように傷を押さえ
祈るように眼を閉じたまま
息を整え魔力を巡らせる。
眠りはまだ、訪れそうになく
周防の胸の内の呟きを知るはずもなく。
足に這う蛇は今は静かに沿うばかり**]
― 西区・拠点 ―
[拠点について、すぐに自室へと引きこもった。外套のまま、力なくベッドに座り込み、自分の膝に肘を突き、両手で頭を抱え込む。
やるせなかった。
これは戦場。バーサーカーの武器は魔剣。
それでも、見た光景は信じられるものではなく]
あの子、大丈夫でしょうか……。
[大丈夫であるはずがない。腕が飛んだのだ。誰が見ても重傷に違いない。
なのに自分は、何もできなかった。
頭を抱える両手が震える。現実から目を背け、殻に閉じこもるように縮こまる。
そしてまたいつものように、いつもいつもそうするように、己の無力に打ちひしがれる]
−西区・廃工場群−
[震えるシャスカを玄関口で下ろすと、彼女は黙りこくって部屋へ閉じこもった。
無理もなかろう、医者として如何なる状況でも相手を救助する事。
その使命感は痛いほど判る。
何故なら………
あの時、もし自分ひとりだったならば、すぐにあの盲目の少女に駆け寄っただろうから。
しかし、あらゆる状況を鑑みれば、シャスカには負担が余りにも大きすぎる事は、明白で]
しかし、ここの地場は本当に………酷いな。
そういえば……戦闘前に張っておいた結界、解除し忘れましたね……。
[二組を感知したとき、すぐに張った人除けの結界。
スポーツランド倒壊が世間でどう認知されているかは知らなかったが、話題になってないことはあり得ない。
見回しても近くに人の姿は見られなかったが、夜でも野次馬くらいいるかも知れず、協会の人間として一応張っておいたそれは……未だ、あの場に放置したままだ]
まあ……教会が片付けるでしょう。
[それが仕事ですし、と。普段なら絶対に言わない事を呟く。
主に剣を振るうバーサーカーの姿。何もできなかった自分への嫌悪。
精神的なショックは、その強い責任感すら忘れさせていた]
シャスカさんが恨むのは僕で良い。
ただ、僕があの時護るべきは、あの盲目の少女ではなく、シャスカさんだったのだから。
[そう呟きながら、ふらりと拠点の中を歩いてみる。
だだっぴろい作業場の一角にある作業机
……そこに一冊の紙綴じ本があった]
なんだろう?
[手に取り、パラパラッと捲って見る]
ふむ。
ヒラガゲンナイという女性も、この国の予言者か何かだったのかな?
[一通り目を通すと、深いため息をつきながら、その本をもと在った場所へ置く]
……こんなに露骨に書いてしまえば、”可能性のひとつ”に過ぎない未来も、人の思いでそのままに具現化してしまうぞ。
[眉間に皺を寄せ、少し腕を組んで考える]
このような危険な書物は、後で燃やしておくか。
[シャスカがこれに気づかぬよう、と、奥の本棚から適当に取り出した漫画『奇天烈大百科』を、その綴じ本の上に置く]
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