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・・・・・・そうね。
[涙を拭わないが、バーサーカーのサーヴァントに視線を移す。
もしかしたら、少し睨んでいるように見えるかも知れない。そんな強い意思の表れが、瞳に宿る]
貴方みたいに、全て理解していて暴走している人もいるものね。
止められない狂気、じゃないわね。それ。
街中で暴れているとき、あんまり引き際が見事で驚いたわ。だって、戦闘中は貴方がバーサーカーにしか見えなかったから。
今の言葉で、判ったわ。貴方には制御するだけの理性があるわね。
欺瞞だらけの同情ごっこは、もうお終い?
……それは結構。
[興味を失ったように、焦点の合わない瞳を
殊更ゆっくり開閉した。
口元には酷薄な笑みさえ浮かべて。]
精々、世界平和でも不幸な人を救うでも
好きに掲げながら、聖杯を奪い合いましょう。
[薄っぺらな憐憫を向けられるよりは、
対等の参加者として認められた方が余程いい。]
幸せは降って湧いてこないわ。自分で掴まないと。
誰かを不幸にすることを躊躇っていて、
手に入るほど生易しいものなの? 聖杯は。
結局、自分を善人にしたいから、弱い人を慈しむのも同じよ。
どこまでいっても利己的なんだから、人間なんて。
[怨嗟を溜め込む性質故、噛み締めるように言い含めた。]
―朝:南区西部高速道路―
[何事か、囁いたように見えた。
途端、狼狽する女性。
眉値を寄せて足早に近づく]
…おい、スオウ
[―――何を話していたかまでは、流石に聞こえない。]
[ちょっと痛そうだった。ちょっとじゃなかったけれど。
憐みの視線は英霊へと向かい、それからふるりと首を横に振った]
いや、別に。大変だね、本当。
[なんだか肩を叩いて慰めてやりたくもなったが
恐れ多くも人さまの英霊に簡単においそれと触れるほど
容易い関係ではない]
…ふーん。
[一方その英霊の主の言葉を耳にして相槌が一つ。
自分自身を軽蔑するとは、何とも強く出たものだが。
だが、何やら話題が変わりそうだったので口を閉ざす]
…情報、ね。出すこと自体は吝かじゃない。
僕も一度戦っているし、うちの英霊も其れなりに戦闘している。
個人的には、情報のクオリティ次第で契約に変えてもいいとは思うけど。
ただし、僕は自分の情報は先には提示しない。人に聞く前にまず自分から。
それが情報を出すか出さないかの条件だ。
―――理性が無ければ……どれほど楽だっただろうね。
[剣を振るう度に、いっそ狂ってしまいたいとすら思った。
この剣を手に戦場へと立つ度に、
なぜ自分なのだと怨嗟の声をあげた。
それでも、受け入れるしかなかったのだ。
全ては自分が選択したこと。
それを誰よりも心の奥底で理解していたから。
守りたい物があった、故に狂えなかった。
狂ってしまえば、守りたい物すら忘れてしまうから―――。]
見ることもできない「誰か」を
自分より大切になんて、できないわ。
自己中心的な我儘娘って、蔑んでくれていいわよ。
あなたは聖人君子の英霊なの? ひら、……なんとかさん。
[青年の促しに頷いて、立ち上がる。]
今日見逃して貰ったことだけは、
不本意ながら有難く思っておくわ。
――さようなら。
[最後だけは鈴鳴らすような可憐な声で。]
−梨和利神社 境内−
[空が白み始める頃、境内に出た。
立地のせいもあってか、早朝の空気はとても澄んでいて心地良い。
新鮮な空気を肺一杯に吸わせてから、柔軟体操を始める。
念入りに関節の可動領域を広げていると、徐々に身体が温まってきた。
馬歩の姿勢で気を練れば、体内の気が充実していく。]
―――― 破ッ!
[練った勁力を一気に発した。
ズン、と言う音と共に、震脚が大地を打ち震わせる。]
ええ、全力で奪いあいましょ。
私は貴方の英霊よりも弱いと思うけど。
うちのマスターは、貴方よりずっと強いわ。
だから、きっと負けない。
[言葉を発した後、後悔する。こういうのあんまり、本人がいる前で言うの好きじゃない。
・・・・・・でも、これが本心]
(ああ――)
[右手がゆっくりと、背後から女の襟足に触れる。
微かな震えを感じるじわりと湿った肌は、周防の体温の無い手をどう感じただろうか。]
……祝福、されているのか?
[もう一度、ゆっくりと噛み締めるように、尋ねた。]
ああ、先にか。それは別に、構わんよ。
[無論。聞き逃げをするつもりなら、相応の代償は支払わせるが]
――ただ、こちらのカードは二枚なのでね。どちらか選んでくれ。
私をこうしてくれた輩――ハイウェイを壊した奴だ。今のはサービスにしておく――か、もう一組かだ。
[髪をくしゃりとかき混ぜる]
辛気くさい子ですね……。
[そう呟いて、満足げに頷く。口元には微笑みすら浮かべていた]
とてもよろしい。
[立ち上がるカレンと共に、病院を出ようと歩を進める。
……目は兎も角、怪我に関しては少し自責の念があるが。
それでも、カレンが選んだ選択だ。
素直に従おう。]
……一つだけ、訂正させてもらうよ。
俺のマスターは強い、俺なんかよりも……ずっとね。
[最後に、それだけ言い残して。
バーサーカーはカレンと共に病院を後にしただろう。]
[小八極の套路を終えると、昨日と同じく全裸で水浴びを始めた。
冷たい水を頭から勢い良く流す。]
ふぅーっ、やっぱたまんねぇな。
[腰に手を当てて、日の出の方角を眺める、全裸の男。]
何を見ているのですか?
[あっけらかんとした顔で、自分のサーヴァントを見る]
私は霊媒医師。
眼の見えなくなった者? 立ち上がれなくなった者?
四肢を失った者。逆に普通ならあり得ない器官が生えた者。
もちろん、人と呼べるカタチですら無くなった者まで。
どれだけ見てきたと?
……また、マスターとして劣ってるって言われちゃった。
[おまけに辛気臭いとか。事実だからこそ、自尊心が刳られる。
先ほどまで縋っていた背に、こつんと額を当てて瞑目。
細く長い吐息とともに、緊張を解す。]
誰が不幸になっても構わないって言ったけど、
あなたは別よ。
その……私と居て不幸なんだったら、困る。
いつも剣持つ時、苦しそうだし……。
本当は戦いたくなかったり、するの?
[いっそ狂えればと、血を吐くような本心を垣間見た。
けれど同情はしない。彼は自分が言うほど弱くないし、
それは侮辱だ。彼の――英雄ではないと自嘲する生き様の。]
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