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――????――
[兎のかつての主人は内通者となりうる動物を取り扱う商人だった。
彼は商品である動物達を決して駒扱いすることなく可愛がってくれた。名前もつけてくれたし。
故に兎は彼のことが好きだったが、彼のことを信じていたかと聞かれると――首を傾げるしかない。
信じるという気持ちがどんなものか分からないから。
修羅家に来て、信じるという気持ちは分かったけれど、
それでも兎は信じてくれる者達の気持ちに応えることはできなかった。
なぜなら彼らと兎との間には。
埋めることのできない「付き合ってきた時間の差」があるから。]
[幼少の時代から若と付き合いのある者達がそこにはたくさんいた。
それに比べて自分と若との付き合いはほんの数年にすぎない。
それゆえに兎は人間達に嫉妬することがあった。それは「兎こそ若が一番好きなんだ」という主張を含めた感情ではなく、「兎だって若が好きなのに昔の話をされたらどうにもならない」という主張を含めた感情だった――という説明が一番しっくり来ると思う。
やがて、自らが持つ役割――内通者としての役割を果たすべき時が来た時に、これでやっと、自由になれると思った。
無論、このどうにもならない嫉妬心から。]
[それでも、]
ありがとう。この数年間は、とても楽しかったよ。
[振り返らずに走り去る小さな影。
その後、夜の帳色の兎の姿を見た者は*誰もいない*]
――もし時間の壁を乗り越えられていたらと思わずにはいられない
中の人はわりと「昔からやっている人は偉い」思考の持ち主で「古参」と呼ばれるのが夢です。
そういえばご挨拶をしておりませんでしたわ。
rokuと申します。
ゆるめのRP村やらランダ村に唐突に混ざっていることが多い、てけとーなPLです。
たまには可愛い女の子をやってみようと思ったのですが、どこかで何かを間違いました。
どっちへ転ぶかわからない村だった気がしますが、私はとても楽しませて頂きました。
村建て様をはじめ、皆様ありがとうございました!
と言いつつ、多分終了までダラダラ居ると思います……。
なに言うてるん、末姫様はめっちゃ可愛いやん!
rokuさんったらかっこいい男の人が得意ってイメージやったのに。
まあ、私も楽しかった。ここでお別れ。
またどこかで。お疲れ様でした、皆様。
[どろんといずこかへ消えた**]
[戸口から入ってくる人の気配に、微睡んでいた仔猫は顔を上げる]
みー。
[飼い主が帰宅したのだ。仔猫はちょこちょこと玄関へ急いだ]
みー、みー。
[人間の足もとへ、身をすり寄せる。仔猫をそっと撫でる手は、]
[金属と火薬の匂いがする]
……ああ、
まだ、あなたの復讐は、終わらないのですね。
憎むのなら、悲しむのなら、
たとえ復讐といえども、願うものがあるのなら、
あなたは、からくりなどでは無いのです。
どうか、どうか……
あなたの手が、再び人を笑顔にするからくりを生み出しますように。
それが、あなた自身の笑顔を取り戻しますように。
……どうか、生きて……幸福に。
……というアレな感じのシーンを書いてたところだったので恥ずかしかった(*ノノ)
琴次郎との距離を詰めるべきかどうか、割と迷ったのですよね。
恋愛RP好きじゃない方もいらっしゃるし、どうしよっかなーと思いつつ、この微妙な感じも楽しいなぁとw
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