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(予想外のオズマの舌の遣い方にほんの少しだけ驚き、僅かながら低く艶のある嬌声を漏らした。)
あ…ぁ。(短かったが、確かに気持ちよさそうな声。)我の舐め方を見ただけで、この舌遣いか?ますます貴殿が気に入った。
どうだ?一生我に飼われる気は無いか?多少は貴殿の待遇を考えてやってもいい。くく、Profヤブラス如きにくれてやるのは惜しい。
ん…ふ…
(悪くない反応が帰ってきたので少し安心する。様子を見ながら続けるが、聞こえてきた言葉に顔をあげる。)
…僕は…貴方が所有すべき価値ある者ではありませんから…
何せ、おっしゃる通り…賎しい出でございますから…ね。
(言葉付きは丁寧だが、ぶつけられた言葉への怒りを隠す様子もなく答える。)
>>28
(触れられていた手をあっさりと離され、戸惑ったような様子で顔をあげるが、それをタオに悟られたくないと思ったのか慌てて悪態を吐く)
……っは、全く…ガキの癖に余裕見せてるじゃねぇか?
どう本気を出すつもりだ…、……ッ…!?
――ん、ふ…ッ
(与えられた水を喉の渇きもあってか大人しく飲み下す。その後、口内を侵す舌に一瞬身を強張らせるも、そっと彼の薄いソレに己の舌を絡め応えた)
だからこそだ。貴殿はご自身を理解しておいでか?下衆が貴族に対して拒否権があるとでも?
(端正な顔を舐めているオズマに近付けて残酷な一言。)
貴様に拒否権などない。今日この日から、鎖を着けて裸のまま飼ってやる。死ぬ方が余程ましと思える位に面倒を見てやろう。光栄に思え、偽貴族が。(本当に楽しそうに精神的にいたぶる声で話し掛けた。)
ッ…!
(非情な言葉に目を見開いて青ざめ僅かに震える。そして喘ぐように呟いた。)
…そんなこと…できるはすが…!
法律上は、僕はれっきとした貴族なんだ…!
(紙の上の話など、なんの意味もなさないことは己が一番知っている。だが、今まで気づかないようにしてきた恐怖が襲い、詭弁と知りつつ言うしかない。今になって、激しく後悔していた。関わるんじゃなかった、と。)
>>31
(相手の舌が絡んでくると、一旦それから逃れるように顎を引き口を浮かせる。濡れた口元やちらつく赤い舌を眺め、吐息で笑った後で再び口を重ねる)
……んっ…。
(舌を回し中をかき混ぜ、時折舌を強く吸っては濡れた音を大きく立てる。顔の角度を変え、舌同士を擦り付けるようにしながら、顎を捉えた手をずらしてスレシュの右頬に宛がう)
…俺の事、ガキだと思って遠慮しなくていいよ…。
(呼気を得る合間に熱い息と共に至近で囁く)
そのための目隠しだと思えばいいし、ガキにされんのがイヤなら、カッコイイ大人の誰かの指や舌を想像しててよ…。
紙切れ1枚で貴族なら、明日から誰でも貴族だ。
いい加減認たらどうだ?捨てられた子よ。我が一生面倒を見てやろう。
(残酷な現実を優しく諭す様に突き付けながら頭を撫でる。)
(暫く震えていたが、今までだってさんざん見てきた現実。強引に気持ちを落ち着かせた。)
…血はやはり…どうしようもない…か…
(ぽつりと呟くと、無表情のまま、一粒だけ、大粒の涙を溢した。一度目を閉じ、傷つく心に蓋をする。数瞬後、目を開くと真っ直ぐに見つめて静かな声で言い放つ。)
…血ばかりに頼り続ければ、いつか痛い目を見ますよ、男爵。
その事だけは、お忘れなきよう。
(そうして、年に似合わぬ、どこか壮絶な笑みを浮かべた。)
僕を辱しめたければお好きにどうぞ。
何があっても、僕が僕であることには代わりないし、義父さんが僕を我が子としてくれた事実も消えない。
それだけで…十分だ。
(覚悟は決めた。俯いてなんかやるもんか、と。)
…貴殿を見ていると昔の我を思い出す。
我が何もしないで、今の地位に付いていると思うな?(と、低く唸る様に囁くと、オズマを睨み付ける。視線の強さは変わらないが、今までとは違って悔しさや哀しい色が混じったものだった。何か暗い過去を思わせるには十分過ぎた。)
ッ…
(視線に気圧されるように一瞬怯む。が。)
…貴方の過去など知りません。
僕が知っているのは、今の貴方だけ…だ…
(言葉の最後で突然かくんと崩れ落ちる。緊張から忘れかけていたが、大分薬に侵されていたようだ。荒く息を継ぎつつ睨みあげ)
とにかく…今の貴方は…
僕が今まで目にしてきた貴族の中でも…
最低…です…ッ
(殺すなら殺せと言わんばかりに吐き捨てる。)
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