533 ★秘密の花園〜青少年達の狂宴〜★
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旅の詩人 オレオ
（抱き寄せたまま）
な、何しょんぼりしてるのさ・・・
別にボクはオリバーを嫌ってるわけじゃないよ？
ほら、ふらふらしてるじゃないか。
水だけならば大量にあるんだから飲んだら横になろう。ね？
旅の詩人 オレオ
（抱き寄せて言い聞かせるように）
うん・・・安心して。オリバーは酔ってるだけ
ボクはずっとオリバーの味方だよ？
ちょっと驚いちゃったから払っちゃったけど、オリバーがキスしたいって言うならボクは拒絶しないよ？
ね？
（少し心がバクバクと音打ってるのを隠しつつ）
【削除】 方向音痴 オリバー
[目を開く。赤い視界。赤。赤。赤の世界。
辺り一面赤に染まる。 真っ赤な、血…。]
[赤い液体が溜まる場所へと視線が合う―
そこには、引きちぎられたような傷を持った志乃と、重なるように自害した明之進の姿が、あった。]
[なぜか笑みを零しながら逝った明之進から視線がそらせない。 好きな人が、死んだのに、どうして笑顔、なの？ ]大切な人が、死んだのに、どうして、笑って、られる、の？]
[疑問が浮かび、なんとか意識を明之進たちからそらす。 …動かした視線の先に、春松の、姿。 彼もまた赤に染まっている。また、目がそらせない。 体が硬直する。動かない。 動け。動けよ俺の身体。]
ふは………ッ …はっ………
[思わず涙があふれる。何で？死ぬのは当たり前だろう？当たり前のことになぜいまさら恐怖を覚えるの？]
[なんでこんなに人が、死ぬの？
俺らは、なんで、なんで？ 殺しあうの？]
[なんで、人は、命があるものは、死ぬの？]
[当たり前のことなのに再度問う。]
―――生きるために
生きるために、他人を殺す―
荘厳なる男爵 ティラエル
誠、殊勝な心がけだな。オリバー。貴殿がそんなに皆の事を考えているとは露も思わなんだ。
そうか。そうか。そう言う事であれば、スレシュの罰は免除してやろう。オズマ卿が負けたら貴殿には我の足などを舐めて貰うでな。約束を違えるで無いぞ？
荘厳なる男爵 ティラエル
早く手札を交換したまえ。そんなに手が震えていて、大丈夫なのかね？
そうそう。我の手札はフルハウスだ。フルハウス以上の手札になれば貴殿の勝ちですよ？
荘厳なる男爵 ティラエル
最後のチャンスを差し上げましょう。我は貴殿が哀れで惨めで心配になってきたのだ。憐憫の情をもう一度だけ呼び起こしてしまった。・・・サレンダーするなら、今のこのタイミングですよ、オズマ卿？
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