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[眩暈がした。]
[珍しく、付き合ったものだから。]
[どうやら、疲れたらしい。]
……はぁ。
[軽く、頭をおさえながら。]
[ソファまで移動すると。]
[そのまま、横になった。]
**
―自室→アナスタシアの部屋―
[誰かがあげた奇声に作業を止めて、部屋を出る。
さて、状況はどうなっていたのか、アナスタシアの部屋の前。
止めるまもなく扉を開く]
…アナスタシアさん?
[彼女の目には詳細は映らず、ただ赤と黒の色彩が飛び込んでくる。
ただ一カ所そこだけきれいなままの白いかんばせ]
…おやすみなさい。
[人狼がいることだけは、彼女は疑ってはいなかったから、この村にも確かにいたのだとストンと納得する。
先ほど仕上がったばかりで、おもわず握りしめてきたそれをアナスタシアの顔にそっとかける]
[一部は彼女の血に染まる]
ごめんなさい、真っ白なものの方がいいのでしょうけれど。
[未だ彼女がそこにいるかのように語りかける。
アナスタシアの顔を覆うのは暖かな土色の縁取り、緑の葉を茂らせた枝を左上にあしらい、右下には一輪の朱色の花の春の意匠のリネン]
受け取ってほしかったな。
[それは、彼女のために用意したものだった。
なぜと問われたなら曖昧に返しておいただろうけれど。
それほど接点があったわけではないが、どこか寂しげな彼女の印象が、頭を離れない。
――もたらされた死を悼む]
[死者のために、自分にできることがあるとは思わない。
積極的に騒ぎに加わろうとも思わない。
ただ、なにも知らずにいることはいやだった。
もしもミハイルが起きてきたなら、アナスタシアの思い出話でも問いかけたかもしれない]
[友人の血肉に胎の中の赤子が喜ぶのが判る。
そっと、下腹を撫ぜて。謳うは子守唄]
ねむれ、ねむれ……ははのみむねで
ねむれ、ねむれ……血肉を喰らって骨までしゃぶりつくして
……ふふふ。
あたいの可愛い子。ナースチャがそんなにお気に召したのかい?
さあ、今日は誰をお前のために喰らおうか。
誰が良いと、思う……?
[愛しげにさすりながら、
女は今日の獲物――<<ナタリー>>について考える]
同族食いはぱっとしないね。
変な物を食べれば、胃がおかしくなってしまうよ。
……悪食な子だね。
[ナタリーが自分と同じ存在である事は、
彼女から感じる人と違う気配で判っていた。
だけど自分から接触する事はない。
女が求めるのは同族ではなくて。
胎の子のための餌だけなのだから―――]
他の子で、我慢しておくれ。
そうそう、<<ドラガノフ>>なんてどうだい?
美味しそうだろう?
[部屋の中、ひそひそと。
子と語らう母の愉しげな声は、暫く続いていた*]
フィグネリアは、ドラガノフ を能力(襲う)の対象に選びました。
―回想―
[イヴァンが自室に下がるのにあわせて>>1:184上、彼女も腰を上げただろう。
あかされた話には少しも触れぬままに、どかぎここちない会話が交わされる]
ありがとう。
[部屋の前まで送ってくれた相手に礼を言う]
イヴァンも気をつけて、ね。
[一体なにを気をつければいいんだろうとは、彼女自身疑問だったけれど。
パタンと扉が閉まったなら、一つため息をついてベッドに倒れ込む。
しばらくするとのろのろと起きあがり、アナスタシアのための刺繍をほどこしはじめる。
どこか後ろめたさと、彼女の悲しみへの共感を込めて。
夜も更けたなら、眠りへと誘われる]
― 昨夜:ロストヴァ家・マリーヤside―
[ダークブラウンの髪に深い蒼の瞳の少女の両親へと詰め寄る声が響く]
姉さんが療養にいったなんて、やっぱり嘘!
昨日みたいにごまかされないんだから。
[宥める母親の言葉をはねのけるように]
…イヴァンもいないし、確かめた訳じゃないけどロラン兄さんの姿も見かけないわ。
[ロランの父親は閉鎖的で、直接確認にいっても相手にされないのは分かっていた]
こんな、人狼の噂が広がってるときに、おかしいじゃない。
ほかにも、姿が見えない人、いる。
[唇を噛みしめて、いらだちを押さえきれないかのようにくしゃくしゃと髪をかき回す]
[お前が気にする事じゃないとの父親の言葉には、きっとにらみつける]
…姉さんが心配じゃないの?
それでも親?
[糾弾する響きに懇願が混じる]
ねぇ、お願い、何か知ってるんでしょう?
[口をつぐむ両親の姿に、悔し涙が光る]
もう、いい。
[サーシャの部屋に飛び込むけれど、昨日ひっかき回した姉の部屋に手がかりはなく。
裁縫道具といった愛用の品が持ち出されていることから、自らの意志で出て行ったのだろうと、昨日は無理矢理自分を納得させたのだけれど]
[姉の部屋に閉じこもったまま、いつもサーシャのいた窓際から外を眺める。
マーシャと愛しげに呼びかけててくれる、声が、聞こえた気がした――]
姉さん、どこ…。
[いつしかそのまま夜はふけて――]
― 第一幕・了 ―
―昨日・夜の村道―
[霧がかり暗闇に覆われた村道。けれど歩む足取りは慣れたもので、迷いは無い]
人狼、か……。
[ぼそりと呟く。ミハイルは、確かに「いる」と言っていた。そしてそれは、間違いのないことだと思う。
何故なら]
……………………。
[ふと足をとめた。
いつの間にか青年の周りを取り囲むように、動物の群れが輪をなしている。何かを訴えるように、まるで通せんぼするみたいに、動かない。無数の瞳は、青年の姿をした何かを見つめている]
森におかえり。僕は大丈夫。
人狼なんかに、やられたりはしないから。
[あくまで穏やかに告げる。その言葉に嘘は無い。
冷たい風が吹き抜けて、コートの首元に仕舞っていたマフラーが外れて靡いた]
[やがて観念したように、青年を囲んでいた気配が還っていく。其れを何処か遠い目で見守りながら、ぼんやりと思う]
(………別の何かに、殺されてしまうかもしれないけどね)
[一度顔を伏せ、再び歩き出す]
(それでも、「あの子」は宿に居続けるのだろうから)
[やはり足取りに、迷いは無く]
(だったら僕は、彼女のそばに居たい)
[転々とした足跡は、宿へとまっすぐ伸びて行った**]
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