人狼物語(瓜科国)


524  凍れる水車


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イヴァン

何もできなくて、何もしてあげられなくて、ごめんなさい。
君は幸せにならなくちゃ、いけなかったんだ。
なのに。それなのに、どうして――――…。

[ぐしゃぐしゃになるまで、泣いた。泣いてもどうにもならないって分かっていたのに、涙は止まらなかった。一秒一秒がオリガの命を奪い取っていっているようで、時計の針の音が憎かった]

( 167 ) 2010/08/23(月) 01:11:50

サーシャ、死の影を招き寄せることになるのだろう――。  ( B52 )


【赤】 ナタリー

[できあがっていくスープは良い香りだ。
 そう感じる自分は、まだ人を騙していける、そう思う]

 それにしても。

[ちらりとロランを盗み見る。
 責任をとる。というのは。
 一体どうやってするのだろう。と。

 人狼が人を食うのは。人が牛を食うのと同じことだ。
 また人が人狼を撃つのは。人狼が狼を追い払うのと同じことだ]

( *27 ) 2010/08/23(月) 01:50:57

【赤】 ナタリー

[そこに責任があるとすれば。
 生きていくもの個人が、自然と、とるものではないかと、思う]

 誰かの分を肩代わり出来るものじゃあ……ない。

[そんな風に考えるのは。自分が人狼だからだろうか。

 そこまで考えて、ふと、違うな、と思う。
 この考えは多分、ロランには当てはまらないだろう、と。幽かに、首を振った**]

( *28 ) 2010/08/23(月) 01:57:01

イヴァン

[泣き腫らしたまま、気づけばうつらうつらと、椅子の上で居眠りをしていた。
オリガの手はしっかりと握ったまま。感じられる体温は―――まだ、あっただろうか。分からない。
分からない、振りをした]

―――――――…ぅ、うぅ。

[酷い頭痛と、全身を引っ掻きまわされるような苦痛を感じて目を覚ます]

……??  ?

[何が起こっているのか、直ぐには理解できない。
だって、占われるのも、消えてしまうのも、初めてだから。知識では分かっていても、これが「そう」なのだと直ぐにはピンとこない]


い、 たい…。  痛い、痛い痛い痛い …ッ

[冷や汗がだらだらと出てきた。吐き気もした。其処で漸く、今が「異常事態」だと認識するに至る。
痛みを堪えようとしても、声が喉の底から零れだしてくる。必死に口元を手で押さえつつ、ふらふらと立ち上がった。
……こんな所を、彼女に見られたくは、ないから]

( 168 ) 2010/08/23(月) 02:10:37

イヴァン

たっ ッ、 …た、す、け、て―――…

[壁伝いに廊下を歩く。
悲鳴をあげているのは、身体だけではなくて。…というよりも、身体の痛みの方は、次第に楽になっていって。
次に削られていくのは心。「イヴァン」が、「想い」が、「思い出」が、ざらざらと音を立てながら、崩れ落ちて行く]


に。 兄さん、 ミハ、 …… 。 ………?

[歩いて、歩いて、漸く辿り着いたのは誰の所だっただろう。
顔はまだ分かる。とても大好きだった人だということも分かる。けれど、名前が思い出せない。それでも助けを求めるように、腕を伸ばした]

ごめんなさい。ごめんなさい。
ぼくは ぼくが、 イヴァンで  でも、其れは嘘で
ちがう 本当に ぼくは、 ただ、…

[支離滅裂な言葉を吐きながら、子供のようにがくがくと震える。
その様子に彼はどう対応しただろうか。いずれにせよ、もう、妖魔の眼には何も認識できていない]

( 169 ) 2010/08/23(月) 02:10:58

イヴァン

消えてしまう 占われた   ぼくは
ぼくが いなくなる 妖魔は 占い師に 殺される
でも人狼を みつけ ないと   だから  だけど



………… …こわ い 。

[そうして遂に、相手のことも完全に分からなくなった。
急に彼を見上げたかと思うとびくりと肩を竦め、逃げるように走り去って行った]

( 170 ) 2010/08/23(月) 02:11:22

イヴァン

―自室―

[気づけば宿の自分に割り当てられた部屋で、椅子に腰かけていた。
テーブルの上には水車小屋と少女の木細工。少女ははにかむように笑っている。妖魔は暗い瞳でぼんやりと、その光景を見つめていた]


………あぁ。

[鍵はかけていなかった。大きな音をたてて、部屋の扉が開かれる>>161]

良かったね。君は、本当の占い師みたいだよ。

[「おめでとう」と感情のこもらぬ声で告げて口元にだけ笑みを浮かべ、ぱちぱちぱち、と三回拍手]

でも、僕にとっては、もうどちらでも良いことかな。
だってあの子は、きっと死んでしまったよ。

( 171 ) 2010/08/23(月) 02:11:35

イヴァン

だから、もう、「イヴァン」でいる必要は無いんだ。

「イヴァン」はお終い。


[最後に彼女の瞳に映った青年の顔は、一見無感情で
――けれど、やはり何処か寂しげな眼差しだった]


それじゃあね。さようなら。

[でも、それも一瞬のこと]

[さよならを合図に、さらさらと、彼の身体は砂になって崩れ落ちて行く。身体と一緒に、「イヴァン」が「想い」が「思い出」が、全て消え去っていく]

( 172 ) 2010/08/23(月) 02:12:34

イヴァン

[残されたのは机の上の木細工と、床に散らばる砂粒だけ。
それすらきっと、風でも吹けば、何処かへ飛んで行ってしまう**]

( 173 ) 2010/08/23(月) 02:12:47

イヴァン、メモを貼った。 メモ

( A53 ) 2010/08/23(月) 02:18:08

ロランイヴァンが使用人部屋から階段で自室に戻ったのに気づかなかったかも知れない。

( A54 ) 2010/08/23(月) 02:23:51 飴

【独】 ミハイル

/*
wwwwwwwwwwwwwwww
拾うさ!wwwwwwww

( -78 ) 2010/08/23(月) 02:26:51

フィグネリア

[涙は何時しか枯れて。女はよろり立ち上がる]

 ……ごめん。
 今は付いて行けない。

 悲しみが大きすぎて、頭が何も受けつけちゃくれないんだ。
 悪いけれど……先に休ませて貰うよ。

[そう謂って食堂を出たのはいつのころだったか。
 気分悪そうに口元を覆い、泣き腫らした紅い眸のまま、
 女は自室に戻り、鍵を掛けた]

( 174 ) 2010/08/23(月) 02:28:36

ミハイル

[ゆらり。]
 
[紫煙が揺らめく。]
 
 
―宿の一室―
 
 
[背にコートを掛けた椅子。]
[それに腰掛け。]
 
[なにもしない。]
 
[食事を摂る、という行為も、あまり好きではなかった。]
[大人数であれば、なおさら。]

( 175 ) 2010/08/23(月) 02:30:35

フィグネリア


 ………っ。
 く、……ふふ……っ。

[錠を下ろした部屋の中、漏れ出る声は嗚咽とも嘲笑とも区別がつかぬ。
 ただその唇は弧を描き、端正な顔は愉悦に歪んで]

( 176 ) 2010/08/23(月) 02:31:27

【赤】 フィグネリア

[人の理屈など、女にはどうでもよかった。

 ただこの飢えを満たせるか、否か。
 胎の子の為にも、食事を欠かすことはできない。

 ロランや皆の話を聞き流しながら、
 <<サーシャ>>の味はどんなものだろうかと想像し、唇を舐めた]

( *29 ) 2010/08/23(月) 02:43:41

ミハイル

 ――――
 
[煙草を灰皿に置いて。立ち上がる。]
 
[声が、聞こえた。]
[確かに。]
[聞き間違えようのない、声。]
 
[扉を開ければ、そこには。]
 
 
……イヴァン。

( 177 ) 2010/08/23(月) 02:47:16

ミハイル

[頼りなく、伸ばされた手を。]
[掴む。]
 
お前。どうし……
 
[目の前の彼は。]
[言葉を並べ続ける。]
[それは。]

[かたちのないものに、よく似て。]
 
 
[全身を、怖気が走った。]

( 178 ) 2010/08/23(月) 02:47:49

ミハイル

――っ、イヴァ……!
 
[掴んだ手を振り解き、彼は走り去る。]
[追おうとしたが。]
[足が、動かない。]
 
 
 
[あいつは、死ぬ。]
 
 
 
[それだけは、ひどく冷静に。]
 
[理解できた。]

( 179 ) 2010/08/23(月) 02:48:12


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フィグネリア
14回 残1514pt 飴飴
オリガ
0回 残2000pt 飴飴
サーシャ
34回 残567pt 飴飴
ミハイル
30回 残1172pt 飴
イライダ
18回 残1253pt 飴飴
イヴァン
40回 残232pt 飴飴
ドラガノフ
12回 残1711pt 飴飴
ナタリー
17回 残1418pt 飴飴

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アナスタシア (2d)

処刑者 (0)

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