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おてんば姫 シャルルは、ここまで読んだ。 ( B32 )
【キアの霊能者CO確認】
汝は死者と語る異能を持つか…ふむ、余の軍団にも一人くらいは欲しい逸材であるな。あぁ、それから余は、律儀でなどないぞ?
ただ支配者として、極端な無秩序状態を好まぬだけだ。
さて…ティキが出してくれた議題にも、答えておくとしよう。
□1.【薔薇螺烏賊】などどうかな。バラとタニシとイカの特性を持ち、攻撃力と防御力を兼ね備え、水中戦にも適応した次世代生体兵器だ。名称がドイツ語でないのは、大総統たる余の気まぐれよ…リアルに改造して欲しくば、いつでも申すがよい。
□2.汝に求婚がなかったとは、ふふっ…この村に参集した女性陣の審美眼・判断力も、なかなかどうして侮り難いと、余は感服いたしておるところよ。しかし、この有事に際し、色恋に現を抜かしているとは怪しからぬ輩どもよ…人狼どもを追求するついでに、発見できたら吊ってくれるのも一興よ。
□3.ドゥンケルハイト改造実験部によって、遺伝子操作で生み出された試作生体兵器R0044「グリュ−ン・エクセ」が正式名称。トカゲの俊敏性と再生力、単位生殖による生産性の高さををコンセプトとした生体兵器であったが、性質が不真面目で御し難く、また視界に入るものを何でも食物と認識、何人もの研究員が犠牲になったため、正式採用は見送られた。処分保留中に脱走、いまだ行方は知れないが、一説では某配管工の舎弟になったとも聞く。それにしても我が組織ながらドゥンケルハイト、試作体をチャカポコ逃がし過ぎである。セキュリティ担当者を処刑せねばならぬな。
これだけ語れば充分であろう…あのような下劣な爬虫類に、100ptも割くのは甚だ不愉快で、余に能く為し得るところではない。
そうか、僕は占いとして出ようと思っている、兄者よ
グレランだとCOしたほうが死ににくいと思われるからな。
お相手が黒なら白出しして囲ってもいいと思った。
相手の役職は最大限に利用したいが
焦ってしまえば相手の機嫌を損ねてしまうかもしれんな
兄者は焦らず彼女の心を解きほぐしてくれ。
ヴィヴィ…何から話そう…?
何ぶん、こういう事は不得手で…不得手というより未経験でな。
自分語りなど、恋文にしたためるには艶のない話なのだろうが…ひとまず、私の前半生について聞いてくれるだろうか?
いささか、長い話となるがな…まずは私がどのような人間であるか、貴女に知ってもらいたいと願うゆえだ。
私の父なる人は、世界を支配する妄執を抱きつつも、それを果たせずに終わった人だった…私は父なる人の、果たせなかった妄執を実現させる為の道具として、この世に生を受けたようなものだ。
そして私は、母なる人の顔さえ知らぬ…母親から愛育される事で、私が嫋々たる人間に育つのを、父なる人は好まなんだのであろう。
母を遠ざけられた私は、愛について誰からも教えられぬまま、厳格な父の許で、ひたすら帝王学を…学問と武術とマキァベリズムを叩き込まれるだけの少年時代を過ごした。
父なる人の企図した事は、まず成功したと言えるだろう。
私は父の思惑どおり、世界をこの手で統べるという野望と、その野望を実現できるだけの頭脳、不屈の意志と実行力を身に着けた。
私がクーデターを起こして父なる人を手にかけ、父の軍団「ドゥンケルハイト」と、その大総統の座を引き継いだのも当然の帰結であり、父にとっては自業自得でもあっただろう。
我が子が、自分が教え導いたとおりの人間…冷徹無比な専制君主に育ったのだ。父なる人も、冥府で嬉し涙にくれておろうよ。
父なる人を葬り去った私は、ドゥンケルハイトの大総統として、世界征服の野望を実現すべく、行動を開始した。
迷いはなかった…のだろうか? その辺は、自分でも疑問だ。
私は、父なる人に植えつけられた妄執によって、世界の支配を望んでいるに過ぎないのではないか? 私自身、本当に世界を手に入れたいなどと、心から思っているのだろうか? そんな疑問がまったくなかったと言うと、それは嘘になるだろうな…
ただ私は、そんな疑問も迷いも、自分の中で揉み消してきた。
この腐りきった世界を破壊し尽くし、廃墟の上に新たなる秩序を創造し得る人間は、私以外には存在しないであろう。
私が、世界の支配を望んでいるのではない。
世界が、この私による支配を望んでいるのだ!
もう後戻りは出来ぬ…私は、私を神の如く崇拝し、忠誠を捧げてくれる軍団員たちの為にも、すみやかに世界を手中に収めねばならぬ。そう己に言い聞かせ、私は対抗勢力を次々に退けるべく采配を揮い、抹殺あるいは軍門に下らせ、自軍の勢力を拡大してきた。
しかし私はどこか虚しく、そして怖かった…予定どおり、世界を手中に収めたとして。その時、私は充たされるのだろうか?
本懐を遂げた事で目的を見失い、脱け殻になるだけではないか?
むろん、こんな心の揺らぎを、軍団員に語る事など出来ぬ。
そんな不安を洩らそうものなら、私はたちまち軍団員の支持を失い、配下の者から血祭りに上げられるだろう…そう、私が支配し君臨するドゥンケルハイトとは、そういう軍団なのだ。
只の一度も敗走を知らず!
只の一度も理解されない!
ドゥンケルハイトの軍団員たちは、なるほど私を崇拝し、忠誠を誓ってくれているが…それは「理解」ではない。彼らは、私が掲げる思想・野望に共鳴しているだけで、私個人の心の揺らぎを理解してくれる事は決してないのだ。幾千幾万の軍団員たちに崇拝されてはいても…私はどうしようもなく孤独なのだよ、ヴィヴィ…
他ならぬ貴女にだけ、私も真実を話そう。
この村に潜入している人狼は、ドゥンケルハイトから逃走した生体兵器の試作体、あるいは討ち滅ぼした対抗勢力の生き残りである可能性が高い。私はこれを自ら殲滅すべく、当地へ潜入した。
その意味では、キアが私に向けた疑念も、あながち間違いではないのだ…むろん、表向き首肯でき得る事ではないがな。
つまり私は、当地へは純粋に「仕事」として参ったのだが…しかし私は、この地で貴女と出会ってしまった。
ヴィヴィ、初めて会った時の事を覚えてくれているか?
貴女から投げかけられたまっすぐな視線に、私は…冷たく見つめ返すしか出来なかった。どうしていいか分からなかったのだ。
貴女からの視線の意味も、それを受けた私自身の心の乱れも…私には理解できなかった。全知全能にも等しいこの私が、だ。
私は、誰からも愛について教えられておらぬ…いきおい私は、愛を否定して生きて来ざるを得なかった。またそんな自分に、疑問を抱いた事とてなかった…そう、貴女と出会うまでは。
ヴィヴィ。私は貴女の瞳を、貴女の美しい髪を、貴女の唇を…他の何者にも渡したくない。出会った瞬間、そう思ってしまった。
これが愛か? 愛というものなのか?
心の迷いとして、揉み消そうと何度も思った。これまで貴女と、表での接触を努めて避けていたのもその為だが…揉み消そうと思えば思うほど、貴女への想いは、むしろ勢いを増して燃え上がった。
もはや私は、世界の支配など欲してはいない。
世界が私の支配を望んでいるのだとしても、私の知った事ではない。
自分でも驚いているのだが、私は…この世界を、宿命的野望を、我が軍団を失おうとも、ただ貴女だけを失いたくない!
滑稽な話だ…世界をすら手中に収めんとしていたこの私が、たったひとりの女性に心奪われ、大望を容易に手放そうとはな。
だが、それが…悪の大総統ではなく、ひとりの人間・ビアスとしての偽りない想いであり、心からの願いなのだ。
済まない…自分の事ばかり喋りすぎだな、私は。
私はまだ、貴女の事を…私にとって貴女が既に、何ものにも換え難く大切な存在となった以上の事を…まだ、何ひとつ知らない。
貴女にだって、背負った使命、護るべきもの・護りたいものがあるのだろう…それを安易に手放して、私の想いを受け入れてくれとは言わぬ。貴女にも、貴女の生き方を貫く自由と権利がある。
ただ私が、長い長い恋文に託した想いが、貴女の心に届いたのであれば…私とともに生き、愛の何たるかを私に教えて欲しい。
貴女を得る為ならば、私は何だってするだろう。
まずは、もっともっと貴女の事を知りたい…愛しいひとの不利になるような行動・発言をするつもりはないから、そこは私を信じて欲しい。貴女の立場を理解し、その上で私が、貴女の為に何を出来るのか、それを知りたいのだ。私の…愛しいヴィヴィ…
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