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これが、彼女の願いだ。
[ランサーのほうへ向き]
君。マスターを失った君が体を維持出来る時間は短い。
彼女のもう一つの願い、かなえてあげな。
[教会へは、どうやら事前に話をしていたようだ。
最初から志乃は、この終わりを覚悟していたのだろう。
手術を行った男、沖田へと静かに頷き、傍へと。]
よぉ、嬢。
覚悟は……いいんですかい?
[視界の隅に、男の姿が垣間見え、無機質な金属音が微かに聞こえた。
教会が、要望を受け入れてくれた事を理解し、安堵の息を漏らす。]
………。
[忠勝の声に答えるように、そっと瞼を*閉じた*]
[瞳を閉じたのを見て、悟る。
きっと……全てを受け入れていたのだろう。
それに小さく頷き、志乃の体を抱き上げた。
生きろ、との令呪の効果だろう。
魔力は体に満ちている。]
解りやした。
嬢の道は……俺が、紡ぎます。
[体が、静かに稲妻に。
そのまま……志乃の体を包んでいく。]
[暫く、先程まで体があった場所を見詰める。
今はもう、何もない。]
――――ッ。
[小さく、息を呑み込んでから。
セリアと沖田に頭を下げ、
忠勝は、教会から去って行った。]
・・・・・・
[ランサーが去ってすぐ、悪寒が走る]
セリア。悪いけど本部にひとっ走りしてきてくれないかな。
令呪を剥がされた人たちの手術をするには道具が足りないんだ。
[悪寒を背中に感じながらも、背後に話しかける]
もう誰もいないよ。出てきたらどうだ。
大丈夫、僕は無抵抗だ。戦って勝ち目があるとは思えない。
[ラナが座り込んだのを見て、左手を彼女の首筋に向けてのばした。
消え行かんとする以前に、黒化した指先が白い肌の輪郭をなぞるよう鎖骨に触れる手前で止まる。]
──…
最後に誘惑されるのは、悪く無い。
私の魔女……ルナ。
………ラナ ヴラニェシュ。
[上着を差し出した時の溜め息は、無念さを歯噛みする渋面に、それからサラリと揺れる灰銀の髪に視線を移して、薄い微笑に変わる。
「帰ろう」と言う言葉を否定するように首を小さく横に振り、]
否、 君は教会へ。
行って、 どうにか生き延びて くれ。
[教会でもナルキッソスがルーサーを魅了している以上、安全とは言い切れないのだが。視線が移るのは、令呪のある箇所。胡蝶に奪われずに済んだらしき左手親指付け根から手首付近にある印。]
消え行くものが、独占する事は出来ない からな。
もし、奇跡的に落ちているサーヴァントでも居れば、
或いは、奪う事が出来れば…… 躊躇わず 再契約を──。
[無頼はそのまま礼拝堂へと入っていき、次の瞬間、アタッシュケースを持った片翼の天使が空へと消えていった。
聖杯は、3年ぶりに*目覚めようとしていた*]
―教会から少し離れた場所―
[魔力は、刻一刻と消費されている。
令呪による魔力の余裕も、
先程の宝具の使用によりほぼ無くなっていた。
鎧は既に無く。
ポケットから、志乃に渡された姫倉の石を取り出す。]
お守り代わり……ね。
俺に渡してアンタが死んじゃ、意味無いでしょうに。
[姫倉、そして志乃。
戦には確かに、犠牲はある。
戦に参加した兵ならば誰しもが、死と隣合わせだ。
それでも、思わずには、いられない。]
…あはは。 相手が子供じゃ――物足りないでしょ。
[伸ばされる黒。
手前で止まる指先に、遠慮がちに持ち上げた手で、そうと触れる。
既に、その輪郭も朧気で 消えてしまうのが、怖い。]
――…、
[教会へ。 その言葉に、触れた手に僅か力が籠る。
一緒に行こう。 そう言った所で無意味だと、判っている。
わかっているけれども。…口に出したいのを、必死に飲み込む。
喉が痛い。引きつって、肝心な言葉は欠片として出て来そうにない。]
…やくそく。
まもれなくて、ごめん。
――死なせないって、言ったのに。
[まだ喚んだばかりの時交わした、約束にも満たない言葉。
それでも、 消えて欲しくなかったのは、ずっと。]
[触れあう指先の感覚は遠く、遠く。]
私に出来る事は此処まで だ。
ルナの 願いを 願いを
叶えたかったが……。
後は、君が自力で掴めるものを掴むしかない。
[首を振ったのは何についてか。]
[暗闇を照らす一筋の光。銀月の煌めき。
額を合わせる様にして灰銀の瞳を覗き込む。]
嗚呼、
願わくば、
もう少し──近く で
……を 、
愛している。
[戦慄く唇を自嘲するように歪めるポーズを取る事はなく。閉ざされる目蓋。消える真紅。バーサーカーとして召還された英霊は、光の渦となって消える**。]
―――、
[覗き込まれる。 酷く近い。呼吸すら 触れそうな程の。
耳に届く、最後の声に。
真紅に映った灰銀が僅かに、見開いた。]
――セム ルク、
[嫌だ、と。
声にならないまま、口唇が動く。
薄れゆくのを拒むかの様に、捕まえる様に。
強く握ろうとした指先から、
光の渦は、するりと溶けて、*消えた*]
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