情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目 エピローグ 終了 / 最新
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
[21]
[22]
[23]
[24]
[25]
[26]
[27]
[28]
[29]
[30]
[31]
[32]
[33]
[34]
[35]
[36]
[37]
[38]
[39]
[40]
[41]
[42]
[43]
[44]
[45]
[46]
[47]
[48]
[49]
[50]
[51]
[52]
[53]
[54]
[55]
[56]
[57]
[58]
[59]
[60]
[61]
[62]
[63]
[64]
[65]
[66]
[67]
[68]
[69]
[70]
[71]
[72]
[73]
[74]
[75]
[76]
[77]
[78]
[79]
[80]
[81]
[82]
[83]
[84]
[85]
[86]
[87]
[88]
[89]
[90]
[91]
[92]
[93]
[94]
[95]
[96]
[97]
[98]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
[胡蝶の言葉が聞こえた。
そう。
――まだ、生きている。
生きてさえ、いれば。《人》 は。
何度目か、何度目か、思うたことを
胸の内で繰り返す。]
[いつしか酒霧から元の形へと戻っていた。]
――。
[正座して、煎餅をかじっている。
視線はどこを向くでもなけれど、耳は会話へ傾けた。]
儂は神様でも聖人でもない故、
魔術師の枠を越えた次元での人の生死まで救おうなどと
思いあがったことは考えぬし望まぬ。
その程度と言われるまでならその程度なのじゃろう。
はて、そういうことのない世界とは、
究極的にどういうことじゃ?
人が決して死なぬ世界か。
それとも、人がそもそも存在せぬ世界か。
……償い。
聖杯の力でなかったことにして、それが償い……というつもりなのかしら。
[地上の会話には、俯いて。
――ああ、無論、なかったことになれば、どれだけ良いかは判らないが]
そんなの……二度、殺すだけ。死を悼んだ周囲の気持ちさえも、冒涜する。
死は、一度きりだから尊いのに。
……死を汚した神医は、ハデスの怒りを買って命を落としたのよ。
[微かに首を振って、ソファにぽすり]
[腕を回す様子を見て、溜息と共に笑いが漏れる。
その後に聞かれた質問には、暫し逡巡。
そういえば、この話題について話したことはなかったか。
如何に自分が聖杯というものを眼中に入れていなかったか解るという物だ。]
俺の願いですかい?
元はね、無かったんですわ。
俺は、戦さえ出来ればそれでいい
……そう思ってたって話でして。
[だが、と。]
昨夜、人が死んじまった。
死ぬ覚悟も、殺す覚悟も"必要なかった"奴らが、ね。
ありゃぁ、いけねぇ。
[ライダーの呟きを聞きながら、
ああ、なんだか自分も忠勝に似たようなことを言った気がする、と思い起こす。
今はもう、遠い彼岸の出来事のようだ。]
…。
[彼女を二度目の汚しに引きずり込んだ自分に、語るべき言葉は無い。ただ煎餅を齧り、目を瞑る。
――ただ、それでも。
喚ばなければ良かったと、参加しなければ良かったと。
そんな気には、不思議とならなかった。]
君のいう今回の戦争のマスターは随分とお人よしだったんだな、と言わざるを得ない。
もし相手が君とそういう嘘の合意をし、突如街中で背中から襲撃されて命を奪われたらそれで本望だったのか。残念だが俺ならそうするし、そもそもマスターをそんな危険な状態で遊ばせるなど絶対にしない。サーヴァントとマスターが出会えば一瞬でマスターが殺されても文句は言えない。それだけの戦力差がある事を理解していないわけではあるまい。
君はどうなんだ。この戦争に参加するにあたってそんな無血戦場でいられると思っていたのか。
[少し視線を変え]
そうだろ、サーヴァント。君はきっと俺の言っていることを理解している。
別にね、奴らを救いたいとかそんなんじゃねぇんで。
だけどまぁ、戦が奪っちまったもんを返せるなら。
そりゃぁ、……責任取って返すべきですわ。
[だから、と。]
俺の願いはね。
この聖杯戦争ってぇ戦で死んじまった……。
理不尽に奪われちまった奴らの。
"道"をもっかい繋ぐ事……ってぇ話で。
[重なって響く、異なる場所での会話。
そこに隠された想いを、自らの倉に秘める。
生きていようが、死んでいようが。
自分のしたいことも、願いも、永劫変わることはない。
煎餅を食べ終えたので、少し眠ることにした。]
――――それが天秤を傾けること。
[胡蝶が願いについて
そう口にしていたのを思い出す。]
誰かの在りようを歪めること
可能にする、奇跡…聖杯。
願いが、自己満足であれ
それすべてを背負う覚悟が、あるのなら。
……背負いきれるものでもなかろうが。
[眉を寄せる。
血の雨を見てきた。死を見てきた。
あれはあまりに重いもの。
―――一度眼を閉じる。]
……甘いか。
[思えば難儀な性質だ、と己を振り返らなくもない。]
君こそ矛盾しているな。自分が手を下さなければ誰がどこで死んでも構わないのか。
[少しだけ瞳が赤く染まる]
それこそがこの世界の闇だ。
我々をイレギュラーと言うならば、イレギュラーという言葉で自分達にとって都合の悪い存在をただ迫害し抹殺しようとしているだけだ。
世界は平等ではない。君のように五体満足であまつさえ戦争に参加するだけの心身を持っているものには判らないだろうが、生きることすらままならない存在はいくらでも存在する。
君たちは知らないうちに、命を天秤にかけているのだ。
[忠勝の言葉に、しばし眼を瞬く。
願いが無かった、というのも、忠勝らしいと言えば忠勝らしいのだが。]
……やっぱり、たっちんが私のサーヴァントで良かったです。
[そう、にっこりと微笑んだ。]
……神にでもなったつもり、ランサー。
いいえ……全知の神々でさえ、死を覆すことはしなかった。
[殺意さえ籠もる目で、地上を]
冒涜するだけよ……死者の魂と生者の心を。
[――それに、手を下した者の抱くなにかをも]
儂とて身の程は弁えておるから、
己がサーヴァントと離れて、他サーヴァントと行動したことなぞ、
相手を見極めた上で一度しかないぞ?
[相手はサンタさん、向かう先は病院だった]
そこで討ち取られたなら、それは儂の甘さと責じゃろうて。
儂がこうして生きておるのは勿論、
常にサーヴァントが居ったからじゃ。
その上で、相手が市街地でサーヴァント同士の
戦闘をする意志がなかったからじゃな。
おぬし等が居らねば、結果として無血戦場に
なっておったのではないか、とは思うし、
実際に現状はそうであるな。
[八組目の関わらぬ戦闘ではいずれも無機物破損は程度によりけりであったが、一般人が介入しない場所は選んでいた。ニュースを見る限りでは、他も恐らく]
そも、世界を創るなぞ思いあがりも甚だしい。
聖杯を得て、神様気取りか。
おぬしが勝手に、今の世界が理想通りでないと絶望して、
見捨てておるだけではないか。
自分の思い通りでない世界なら壊しても、
その上でどれだけ犠牲が築かれても構わぬと?
無力な者を切り捨てて構わぬと?
[忍神町、という単語を彼に認めさせただけで、誘には引っかかってくれたらしい]
その点ではもう、意見は真っ二つじゃな。
儂は、戦争が絶えなかろうが理不尽があろうが異端を生もうが、
それでもこの世界を悪くはないと思うておるし、
おぬしのように悲嘆しておらぬ。
そも、そんな壮大な話、儂一人の都合や聖杯で
如何してくれようなぞと考えぬ。
暴力を振り翳す者の理想より、
力持たぬ人がこつこつ積み上げてきた小さな生活を守る方が、
余程大事じゃと思うからな。
[会話の内容など興味なさげにしていたが、話を振られて首を傾けた。]
我が契約主が甘い考えをしている事は認めるしかないが。
[ひらり、と両の掌を振ってみせる。]
貴様の言葉の半分も我が輩には解らぬよ。
――平和ボケした願いであるとしか、な。
[そんな事を考える程に余裕ある時代なのだなと、くだらない事を思いながら。]
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
[21]
[22]
[23]
[24]
[25]
[26]
[27]
[28]
[29]
[30]
[31]
[32]
[33]
[34]
[35]
[36]
[37]
[38]
[39]
[40]
[41]
[42]
[43]
[44]
[45]
[46]
[47]
[48]
[49]
[50]
[51]
[52]
[53]
[54]
[55]
[56]
[57]
[58]
[59]
[60]
[61]
[62]
[63]
[64]
[65]
[66]
[67]
[68]
[69]
[70]
[71]
[72]
[73]
[74]
[75]
[76]
[77]
[78]
[79]
[80]
[81]
[82]
[83]
[84]
[85]
[86]
[87]
[88]
[89]
[90]
[91]
[92]
[93]
[94]
[95]
[96]
[97]
[98]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目 エピローグ 終了 / 最新