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―夜・中央ブロック/某ビル―
――……んー。ふんふんふーん。
[ナルキッソスとは別れ。
ひとり、料理を楽しみながら葡萄酒を傾ける。
この時代の料理は、なかなかに美味だった。食材が豊富なのだろう。
まあ、上質のオリーブさえあれば、基本的には問題ないのだけど。
そして、数刻。窓の外――夜の帳は、とうに落ちた]
……ああ。もう、こんな時間。
[――夜は、戦争の時間だ]
さて――……と。
[屋上の寒風が、酒精に火照った肌には、丁度良い。
ナルキッソスは言っていた。バーサーカーも"こちら側"だと。
なら、残るはセイバーとランサーのみ。
こちらは実質、四騎。たとえ、残る二騎が組んでいても――]
――圧倒的じゃない、私たち?
[酔ったような瞳が見据えるのは、闇夜。
いや、真実、酔っているのだろう。葡萄酒以外の、なにかにと]
さあ――……獲物はどこかしら、レラプス?
[傍らの天の猟犬に、優しく語りかけ、その力を解放する。
流れ込む、膨大な情報。幾つかの気配を、汲み上げる。
自分のマスター、英霊、魔術師。それに――……、]
ああ――……また、出歩いて。
[――知った気配のひとつに、感慨深げに、溜息を]
[あの愚かな元マスターは、まだ、戦争から降りる気はないらしい。
サーヴァントを失って尚、夜を出歩くことが、どれだけ危険か。
それは、オルグロスという実例を目の前にして知っているはずなのに。
なんという無謀。なんという傲慢。なんという愚昧。
なんという――、僥倖]
――あはははははは!! いいわいいわ!
教えてあげられる!! 自分が何をしているかを!!
[――狂笑が、闇に響いた]
[――はた、と。狂気が止んだ]
ああ――……でも、そうね。
ただ殺すだけじゃあ、つまらない。つまらないわね。
屋敷でも吹き飛ばしてあげようかしら。
それとも、カトーの首でも放ってやろうかしら?
[あの手の輩は、己が傷付くことを厭わない。
たとえ他人を守って死のうと、身勝手な満足を抱いて逝ける種類の人間だ。
なんでもかんでも――敵でさえも守ろうとする輩。
それが、己の身内を守れなかったと知ったときの顔、想像するだけで]
ああ、いいわ……それ、いいわ。ぞくぞくする。
[淫蕩な光が、瞳に満ちる。芯が、熱くなる]
ああ――でも駄目、カトーは男だわ。
それにそれに、そう、それだけじゃ足りない。きっと足りないわ。
[男という生き物は、女を守るものと思っている。
ならば女、打撃を与えるためには、女が必要だ]
ああ――あの娘たちがいいわ。うん、そうね、それがいい。
マスターを殺せば、ブライのためにもなるもの。そうしましょうそうしましょう。
[タキガワ、コチョウ、ルナ。残ったマスターは、折良く、女ばかり]
ルナ、あなたの瞳が曇るところが観たいわ、観たいわね。
腕を折って、足を折って、爪を一枚一枚剥がしていって、指を一本一本切り落としていって。
どこまでその輝きを保てるかしら?
内臓を引き摺り出して犬に喰わせても、保てるかしら?
コチョウは……彼女は痛みには強そうだけど、そうね。
そうそう、そうだった。カリンを喪って落ち込んでいたわね?
セイバーがいるわ、セイバーを殺しましょう。
コチョウを動けなくして、その目の前でセイバーを嬲ってやるの。じっくりじっくりじっくり!
泣いてコチョウが叫ぶ様が観たいわあ……。
タキガワは赦さない、だってあのランサーのマスターだもの。
両手両足を槍で縫いつけて、死ぬまで牡牛の相手をさせてやるわ。
ううん、死なせてもやらない。正気のうちはだめ。
毀れるまで犯しつくして、欲しいと懇願したらば、槍で貫き通してあげましょう。
股から口まで串刺しにして、そうね、町の真ん中に飾ってあげましょう!
あは……楽しみ、楽しみだわ!!
にしても。
旦さんは確か胸に令呪無かったっけ。
誰かそこにあった気がしたんだけど。
てことは、令呪取られるとやばくないかねぇ。
アタシの嫁候補が一人減っちまうじゃないかい
―回想/カフェ―
[無頼の有するサーヴァントの情報。
イカロスの名に、その神話の片鱗を思い出す。
イカロスの失墜は、空を飛ぶこと、全きものへの憧れと、警告を忘れた愚行の末と。
それは魔術師が魔法や起源を求める行為に似ているのかも知れない。
太陽の熱で翼の蝋が溶かされる、その逸話にまた過ぎった顔を、頭を振って掻き消した]
願いのために、民間人を犠牲にするなぞ、
儂が居る限りは絶対にさせぬ。
おぬしがそれを厭わぬならば、
儂はマスターとしてそれを御するまでじゃ。
[セムルクとの問答、セイバーの回答に心底嫌そうな顔をしてみせる。
きっとそれは、生きる時代が異なる故の、価値観の差なのだろうが]
力を欲するは、力なき者を守るためじゃ。
戦う力持たぬ者を犠牲にしていい理屈にはならぬ。
[自身は戦争に例えるならば一兵卒の身。戦う相手の命を奪い、同時に奪われる立場。
兵の犠牲は戦争にはつきものだが、兵が戦うのは背に庇う民草を守るため。
支配者の――王の理屈は分からない。須く、君主の首は無数の民の命を贖うためのもの、それは玉座の責任だ]
王の願いに振り回される時代は大変そうじゃのう。
まあ、それが国家という集合体が君主を戴かぬ現代でも、
事情は大差ないのやも知れぬが。
儂は個々の小さな幸せを、脅かしたくないだけじゃよ。
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