情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目 エピローグ 終了 / 最新
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
[21]
[22]
[23]
[24]
[25]
[26]
[27]
[28]
[29]
[30]
[31]
[32]
[33]
[34]
[35]
[36]
[37]
[38]
[39]
[40]
[41]
[42]
[43]
[44]
[45]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
アタシのサーヴァントは、エラトだけだ。
他のはいらない。
再契約なんて、しない。
次の聖杯戦争がいつ来るかなんてわからない。
ならもう、こんなものいらないんだ。
[令呪をはがされたらどうなるのか。それを知らないわけではなかった。
それでも]
その代わりさ。あいつ、倒してよ。イカロス。
神霊だとか言ったくせに、そいつ、別のやつ身代わりにしたんだ。腹立つよね。
エラトが、何のために、――。
[言葉が途切れる。悔しい。何も、出来なかった自分が]
[魔術師であるという矜持を持っていたはずの自分が、脆く崩れ去る。
力になれなかった事ではなく、英霊を失ってしまったことに啼いてしまう自分が。
そんなことはあってはならないと思っていたから。
エラトがいた場所へと視線を移した。あとはもう、光の残滓だけが残る。
もう、いない。
繋がっていたものももう感じられなくて、目を伏せた]
――エラト。
[彼がいないということは、自分の聖杯戦争は終わったということ。
胡蝶に感じていた靄のようなものの理由がわかって、自嘲気味に笑みを浮かべた]
Wenn Sie waren gut und.
Du warst Licht.
Du warst für mich da zu träumen
Sie waren zufrieden mit Ihrer...
[紡ぐ言葉は自国のもの。届くことのない謝辞。
眼を開く。緋色に映ったのは、二つの白。セムの銀とエラトだった*光*]
…アルの、望むように。
でも、参ったな。
[自分が消えたなら。
問いかけの言葉に英霊はそう答える。
春待ちの雪が解けていくかのようにゆっくりとした流れだった]
アルに遺していけそうなものが、思い浮かばない。
[苦笑して、それから大きく息を吐き出した]
───セムル、ク?
[コツ、と響いたのは靴の響きだったか。
幾らか伏せがちだった視線を持ち上げて首を傾げる。
何故負けたのか。もう終わってしまったことを悔いるのは今更だ。
だから、ただ首を横に振るばかり。
骨張った指先の描く軌跡を、動物のように目を細めて追いかけて
それからまだ自分に残り得るものを託すかのように
手を握って、小さく呟いて、開いた手の内側に残るのは
芳膏の入った小さな器。恐らく作れるのはこれが最後になるだろう]
…どうしても助けたいと思った誰かに、一度だけ使って、ください。
貴方は、放っておいても、戦いに飛び込んで行きそう、だから。
[セムルクにその器を差し出すと、一段と淡くなった影の中で微かに笑う。
問いかけの重い響きに軽く首を振った。けれどもそのあと頷いた。
どちらも自分自身に関わる言葉。エラトはクリスマスツリーなのだと、告げる。
悔恨の響き。闇夜の中の懺悔。告げる言葉は聖壇を昇りし者の言葉]
──赦しましょう。主は貴方と共に。
[耳に届く声は、きっといつもと同じだろう。
苦しいけれど、自然と同じように出てきた。
アルに対して成される行為を止めることはなかった。
正確には、止めることができなかった。己には、既に力がないものだから]
…ハインリヒ。どうか、忘れないで。
過度の怒りは狂気を生む。
(Immodica ira gignit insaniam.)
そのことを、どうか。
[それが、最後に告げた言葉になった。
首に絡まる指を、自分の真上に望む真紅を見上げて、
ただ英霊は微笑む。今までも、そうであったように]
[食事がおいしかった、と。
アルのその言葉だけでも十分に報われる。
だから、心穏やかに死を迎えるに至った。
舌に少しだけ当たる感触は、なんだか変わっていると思った。
次にはぶつりという、レコードのノイズのような音がした。
ルナと共にいた紫は、ただ一声。ゆっくり瞬きをして小さく鳴く。
* ───ただ一匹残ってしまった事を、消えた主と仲間に謝罪するように * ]
―南ブロック・商店街 夜―
[回る
ぐるりと
それは、目の前の景色だったか。自分の思考だったか。
上も下もわからなくなる中で、ちかちかと七色に光る視界の隅に、アスファルトがゆっくりと迫ってきて、ああ、自分は地面に向かって倒れ込んでいるのだと理解する。]
(――――――だ め)
[遠く、微かに 小さな少女のような声が響く]
(――たおれたら だめ)
(おいて いかれちゃう)
[右手が 虚空を掴む。
その時、何も存在しないはずの場所に、僅かな手ごたえを感じた。]
………じ……さ……
[その呟きは、闇に紛れ、頭に鈍い衝撃を受けるとアスファルトの上に*倒れこんだ*]
――――無頼、陣
[呟く声は複雑な色を含み闇に響く。
移り変わる姿、
消え行く聖人。
笑う天使。
焼け焦げた暗殺者。]
――――…
[暗殺者の少女へ、視線を少し移して]
[サラサラと散る光、エラトに向けて手を伸ばすメイアル・ユーリの手を取る。
握手や挨拶のくちづけの為に手を取ったのでは無い事は、今のでの話の流れで分かるだろうと思った。視線は合わない。]
──…
また奪えば、
またルナに怒られる。
しかも、メイアル・ユーリから。
いっそ、憎悪や嫌悪の対象になるのかもしれない。
[憎まれる事も疎まれる事も構いはしなかった。己が彼女の本来を損なわずに、彼女を虚無の闇に引きずり込む事無く、彼女の願いを叶える事が出来るのなら。]
― →夜・南ブロック / 商店街 ―
…?
[帰宅途中。それを見つけた時。
初め、何であるか分からなかった。
闇夜に沈む青白い物体。
遠目にはそう見えた。]
だれや――
[腹から声が出ない。いや、出る前に理解した。
背筋を、冷たいものが撫でていった。]
滝川……さん……?
[意識がそれを認識すると、ゆっくりと足が向いた。]
イカロスを残す気は
毛頭無いが……。
[首を傾けると、乱れた髪で真紅の双眸が隠れる。
聖杯に一度蓄えられる令呪の力は、無頼やナルキッソスにも再分配される事を知った上で、令呪を差し出そうとするメイアル・ユーリをじっと見詰めた。メイアル・ユーリの夢を叶えるサーヴァントは、エラトだけだった。それはオルグロスの言葉に重なるが、やはり重ならない。]
[真紅が隠れ、纏う漆黒が闇に溶け込んで見えないのなら。メイアル・ユーリからは白と言う色だけが視界に映るのかもしれない。それは、可能性を描くカンバスではなく、喪失ゆえ纏うの白の煌めき。
バーサーカーは、何も言わず。
撫でるように触れ、メイアル・ユーリの手元から令呪を奪った。
小さな白い光の渦は、中空で輝き──聖杯に向かって天を昇って行った**。]
[近付くと、がつん、と。何かが体に当たった。
見渡したが、特には何もない。]
…。滝川さん。しっかりしてください。
[滝川に話しかける。
返事が返ってこなければ、「失礼」と断って脈を。
……死んではいないらしい。息をついた。]
……。すんません。
[懐から、いつか貰ったメモを取り出す。
彼女に渡された連絡先。
…咄嗟にカタカナ横文字は読めなかった。
とにかく抱えおこし、彼女の拠点であるホテルへ連れ帰ろうと。
本田忠勝がいたなら、彼に引き渡し、そのまま会話は交わすことなく、引き返す。
――彼女らには言わなければならないこともあったが、今は気分では*なかった*。]
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
[21]
[22]
[23]
[24]
[25]
[26]
[27]
[28]
[29]
[30]
[31]
[32]
[33]
[34]
[35]
[36]
[37]
[38]
[39]
[40]
[41]
[42]
[43]
[44]
[45]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目 エピローグ 終了 / 最新