情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目 エピローグ 終了 / 最新
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
[21]
[22]
[23]
[24]
[25]
[26]
[27]
[28]
[29]
[30]
[31]
[32]
[33]
[34]
[35]
[36]
[37]
[38]
[39]
[40]
[41]
[42]
[43]
[44]
[45]
[46]
[47]
[48]
[49]
[50]
[51]
[52]
[53]
[54]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
監督者 ルーサーが「時間を進める」を選択しました。
[イカロスの姿はもう何処にも無く、P.ライダーに犠牲にされたP.アサシンが、背後でエーテルの霞となり消えて行く気配。
そして、目の前に居る朱金のサーヴァントから感じる力も僅か。]
──…
聖なるかな。
[メリアル・ユーリより遠い位置で覗き込み、骨張った手を伸ばし、空を撫でる。まるで、自らの宝具を破壊したサーヴァントの前髪に触れるような仕草をした。]
メイド セリアが「時間を進める」を選択しました。
― 夜・北ブロック / オフィス「ヒメクラ」 ―
[――魔術師一人が去ってから、少しして。
望月胡蝶の開けていった窓。吹き入る風が凍みる。
姫倉はと言えば、そちらを見向きもせずに、望月胡蝶が残した瓦礫と、デスクの後始末をしている。
瓦礫を履く放棄の音。硬質な音を立てて、ちりとりへ。
傍らに置いておいた袋へ塵ごと流し込む。]
…っけほ。
[舞い上がる粉塵が収まるのを待って、袋を縛る。
床に散乱していた瓦礫は、粗方片付いたようだ。
事務所の外へ置くと、烏がたかる。
…部屋の隅に、ぱんぱんとゴミ袋を四つ並べた。
瓦礫の後始末を終えれば、次はデスクの修復。
…単に倒れて資料が散乱しているだけだったので、瓦礫を集める程の時間はかからなかった。]
[後の埃っぽさは拭き掃除でもしないと解決出来ない。
開けっ放しだった窓を閉め、鍵をかけた。]
…。ないわな、やっぱ。
[胸を確かめる。
妙な跡は残っているが、輝きは失われている。
何度見ても、触れても、息吹が宿ることはなかった。
息をつき、顔を上げる。]
…。
[目に入ったのは、机に置きっぱなしだったもの。
一つはボトル。一つは瓶。
帰ってきたなら飲もうと用意していた葡萄酒と、日本酒。]
[包むものはない。
そういえば、これを購入した時にもらった風呂敷はどこへやっただろうと思い返し、――また息をついた。
ほんの少しの苦笑いも浮かばなかった。
手を伸ばす。
掌から魔力を通――そうとして、やめた。
ゆっくりと腕を下ろす。]
…。
[周りを見渡す。
少し前まで騒がしかった黒服。
「彼女」を初めてここへ連れてきた時の、どよめき。
そんなものを懐かしく思い返して、視線を彷徨わせた。
カルナも、エウロパも。
この世界のどこにもいないのだ。もう。]
[傘を取ろうと、上半身を屈ませる。
――コトリ、と何かが落ちた。
石。…何の石だっただろう、と思い返すまでもない。
ゆっくりと拾い上げた。
ファフは、…どのような顛末を迎えたのだろう。]
………。
…。帰るか。
[自分でも、息を止めるほどの静かな声。
帯刀し、傘を持ち、酒瓶と籠を持つ。
葡萄酒とワンカップは、持たないことにした。
一度だけ振り返った。]
[消えていく体。傷付き、最大限に魔力を放出したエラトの姿は最後になんと言ったのか]
エラトじゃ、なきゃ。意味なんてない。
ねぇ。
逝くなよ。
だめだよ。
アタシに一人で、どうしろってのさ。
[涙なんて出ない。泣いてる訳じゃない。けれども、痛くて]
…料理、美味しかったよ。
[消える間際、一つだけ礼を口にした]
[「誰もいないのか?」と訊ねると
「誰もいないのか?」と自分の声が返ってくる。
「すまなかった」と語りかければ
「すまなかった」と自分の声が返ってきた。
「ありがとう」と感謝をしてみても
「ありがとう」と聞こえるのは、自分の声。]
[低く囁くような声は、重く暗い響き。
アサシンが消えて、何処かに現れるはずの無頼の姿を探し、また視線をエラトに戻す。]
エラト……
否、君は
聖ニコラオス なのだろう。
どうして、君のような英霊が
“あれ《イカロス》”に敗北しなくては…ならないのか
私には理解出来ない。
理解出来ないが、そうやって終わろうとしている。
せめてこうなる前に、駆けつけられなかった事を。
そして、
奪ったジュリアともう一人の令呪と聖杯を通じて
“あれ《イカロス》”と、無頼に
魔力を与えた事にもなる己を悔いる──。
聖杯を通じて繋がるだけの──
“あれ《イカロス》”と同質の闇が巣食う己の身を恥じる。
このまま此処に佇んでいても、
私の罪が、赦される日は決して来ないだろう。
ならば、せめて
すべてを虚無の安息に身を委ねてしまわぬよう
痛みを、罪人の十字架をこの身体で背負いたい。
[するりと目隠しを外した。双眸は狂気に染められた真紅。
朱金よりも暗い、けれども鮮明な色。
ハインリヒの手のひらに浮かび上がるのは、瞳と同じスティグマに似た真紅の十字。]
私は異端審問官、ハインリヒ・クラマー。
ただ、誠実に 罪の赦しを、粛正された清らなる世界を望む者。
私も また限りない願いを持って──。
[十字はそのまま魔力の渦と成り、流動の圧力で魔力の大半を使い尽くしたメイアル・ユーリを柔く退ける。後は徐々に消え行くだけのエラトを前に、零れるように言葉を続けるメイアル・ユーリの身体を受け止めるように現れるのは、手枷と足枷の無い『審問の椅子』。]
魔術師の身である事の罪状でもって、
メイアル・ユーリを拘束せよ。
そこで見ていてくれ、
メイアル・ユーリ。
[そう言って、嗤い。マスターであるメイアル・ユーリを差し置いて、エラトの側にしゃがみ込んで覆い被さる。]
……魔術師はともかく、
如何しても聖ニコラオスは罪人足り得ないからな。
これ以上は、何の拷問具も、
処刑道具も召還出来ない。
[撫でるのは前髪。それから頬。
──薄れつつ有るが、まだ、実体は感じられる事を確かめ。]
[崩れたキャスターの身体を片手で支えて持ち上げ、骨張った右手を相手の細い喉に絡ませ、気管をおし潰す。
柔い色だと言った朱赤を覗き込み。それから、開いたくちびるの奥に覗く傷の無い舌先に吸い寄せられるように、噛み付いた。
銀杭で貫かれたままのおとこの舌が舌に触れたかもしれない。]
エラト。
君達と居られて楽しかった。
……つかの間の夢か、
兄弟のように。
[首を手折りながら、舌を噛みちぎる。飛び散るのは血ではなくエーテルの光。その行為の意味を問われたのなら、命を奪うに使える道具が無いだけだと答える。]
──…
[唇を歪めくつくつと喉を鳴らしながら。
今度は、メイアル・ユーリの元へゆっくりと歩み寄る。涙を流していないはずのメイアル・ユーリはバーサーカーの目には泣いているように映った**。]
[消える。止められない]
…セム。
[現れたセムへとゆらり視線を向けた。その口から放たれる言葉に、ああ、そう。と短く返す]
奪ったんだ、令呪。
それは、ルナが怒っただろうね。
な、に…!
[エラトの身から離され拘束される。
その後の行為には息を呑んだ。
光が散って、エラトの存在が消えていく。
何も出来ずに、ただ、手を伸ばした]
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
[21]
[22]
[23]
[24]
[25]
[26]
[27]
[28]
[29]
[30]
[31]
[32]
[33]
[34]
[35]
[36]
[37]
[38]
[39]
[40]
[41]
[42]
[43]
[44]
[45]
[46]
[47]
[48]
[49]
[50]
[51]
[52]
[53]
[54]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目 エピローグ 終了 / 最新