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前回の、余波かな。
前回の聖杯戦争は不自然な形に終わった。
無頼陣だっけ。勝者であるのに、今回も参加してる。もうイレギュラーだとかはどうでもいいや。倒すのにかわりはないんだから。
つまり、前回の願いは叶わなかった?
今ある聖杯は、ちゃんと普通に機能するのかな。前回のように、あの町が、こんな風になったら。
[滅びるのなら滅びるのだろうとは思う。
それでもなくてもいい災厄を呼び込みたいとまでは思わない。
それに、自分のサーヴァントはそれを止めようとするだろう]
違うな。
匂いからして、違う。
[冷たい雨が身体を濡らす。
冷える。冷える。冷えていく。
これは知らぬ感覚だ。]
悴むようなら雨が当たらぬ場所に行くか?
[空向こう、雷の落ちた方角へとふと顔を向けた。]
―― 中央ブロック/駅裏通り ――
[ぁ………。
吐息のような悲鳴が女学生の口より漏れるも、そのまま力なく崩れ落ちる。]
………。
[顔をあげた時にはすでに事切れていた。加減を間違えたか。
殺すつもりではなかったが、これまでに血を吸った3人も、もしかしたら同じように命を奪っていたのではないかという考えが脳裏をよぎる。だが。]
………………。
[だからと言って、謝罪の言葉を投げたりなどはしなかった。女学生の亡骸を自動販売機の横、人目につきづらいようにもたれかけさせ、降りしきる雨の中に駆け出した。
魔力は、未だ足りぬ。]
――これでは、埒があかぬか。
[ならば――より魔力を得られる糧を探さねば――。]
[じぃ、と地面を見つめた。
龍脈を見つけられれば何があったのかわかるかもしれない。
けれども、龍脈が閉じていればそこに魔力は見えず、それを追うのは難しいように思えた]
ここがこうなってしまったのは、アタシらにはもうどうしようもないことだ。
過去は呼び戻せないから。
なんで、かな。
ここがこうなった理由が、聖杯戦争でサーヴァント同士が争ったからなのか、それとも別の理由があるのかわかんないけど。
こんな風には、したくないって、思うんだよ。
だって、誰もいない世界なんて寂しいじゃん。
私に言わせれば……私を相棒扱いした時点で、彼はマスター失格ですよ。
[そう口にしつつ、その顔には微笑みが浮かんでいただろうか]
/*
ん。同じ南ブロックにいるようなら、移動した方がいいかと思ったけれど
弓組が移動するなら慌てなくても大丈夫っぽい…か?
しかし、吊り襲撃のたびに動くのを自重してると
きっとまた次の投票に悩むんだろうな…★
っていうかそろそろ落ちるだろう私は!
バーサーカーの相方が落ちたら、場が動くのは目に見えてるんだし!
な!
*/
[誰かのために、等と思うのはなんだか癪だった。結局のところ、そう思うのは自分の勝手だからでしかないから。
起源にたどり着くことは、起源を真の意味で理解すること。
人は、夢を見る。
心の中に、頭の中に。
だから、彼を選んだ。子どもの夢である彼を、子どもに夢を与える彼を。
理解するにはまだ遠い。]
[誰かのために、等と思うのはなんだか癪だった。結局のところ、そう思うのは自分の勝手だからでしかないから。
ただ、自分の希望がそちらに向くだけなの話だと]
エラト、もうちょい見てから、帰ろう。
例えばここに無頼がいたとしてさ。今の時間はたぶん向こうだ。
[樹那町の方角を見た]
こっちで聖杯戦争があったんだからこっちに拠点はありそうだけど、あんだけの魔力にあのナルキッソスを考えたら、拠点見つかる気、しないし。
[そう言って歩き出す。
人気のない町は、とても寂しい気がした。
*あの夢の中よりも*]
屋根のあるところで、
おぬしの実力は存分に発揮できるのか?
儂の方は戦力にはならぬし、気にせずとも良い。
[一度血色を失い強張る指先に白い息を吐きかけて、頭を横に振った。
鳥も蝙蝠も飛ばぬ雨の夜を、二つの影が音もなく舞う]
……雷が恐いのであれば、道路を歩いた方が少しは安全じゃろうが。
さて何処へ向かおうか。
[気配を辿るも、眼下に広がる範囲でそれはない。
近くで魔術が行使された様子もなく、肩を竦める]
ひらけている方がありがたいが。
そちらの身体に障るようなら
私単独で向かっても構わない。
[息が白い。先日、公園に舞い落ちた
雪がごとく雨が凍るかもしれぬ。
とん、と瓦屋根を踏み越えた。どこかの避雷針に稲妻が落ちる。]
…怖いわけではない。
好かないだけだと、云っている。
[半眼で答え、貼りつく前髪を払った。]
闇雲に彷徨いても埒があかないな。
――“誘え”ればいいが。
/*
ということで、お昼の相談終わり。
それぞれの同意を得られたら今夜ライダーTと接触しつつ、オルグたん襲撃敢行。
という流れになりましたひゃっほう。
目的は、令呪襲撃を目撃させるという村側へ情報譲渡さ!
…いや、人狼側の目的やら動きが伝わらないと村が動けない、という
勝手な判断です。すまないGM。お誘い相手がライダーTなのは流れです。
何か自分、人狼役職やってるっぽくなってきたどういうことなの…。
何で情報操作とか必死に考えてるのwwwww私村人むらびと!ww
襲撃目撃したときのラナの動き? 全然考えてないよ!←
*/
あまりに見渡しが良すぎると、
確かに逃げ遂せるにも支障はあるが。
夜に怪我人のマスターをほっぽり出す気か。
屋敷で大人しゅうしておる心算はないし、
一番安全なのは、おぬしの目が届く範囲かと思うたがのう。
足手纏いなようであれば、離れておるぞ。
[屋根から電柱へ。全身のバネを使った屈伸運動の都度、負傷した脇腹に重い衝撃が走るが、誇れるらしい意地で捩じ伏せる]
そも、誘う相手が見つからねば意味はなかろう。
それとも、此方が有利な地で待ち伏せでもするか?
高低差を望むなれば北のオフィス街か、
開けた場所で遠慮なく戦いたいのであれば西の公園付近。
後者は儂の身の保全的には賛同し兼ねるのじゃが。
拠点が割れておる者に夜襲をかけるという手もあるが、
おぬしは嫌がるじゃろう。
[思い当たるのは、暢気に居場所を吹聴していたシスター服のマスターくらいのものだ。危機意識が薄いマスターの方を狙いたいが、さすがにサーヴァントがそれを許すとも思えず、厄介な相手。
幾度目かの雷鳴が、疾風迅雷と化す槍の勇士と重なった]
アサシンさま、嬉しそうですの。
[クス、と微笑む。]
私は、……私はダメですの。
何の意味も無く、迂闊だったというだけで、死んでしまいましたもの。
−教会−
セリアは一体何処にいってしまったのだろうか・・・・・・
[昨晩から戻ってこないセリアを心配しつつも、いまだに意識は混濁している]
投票を委任します。
監督者 ルーサーは、メイド セリア に投票を委任しました。
――そのようなつもりではないのだが…
[首を横に振る。
水が落ちて身体に布が張り付くが
人の身でないからか胡蝶ほどには冷え切らない。]
否、居てくれるといい。
万一の時は、守る。
それもサーヴァントの役目だ。
[ゆる、と手を握る。]
北の、ビル群か……廃ビルが幾つかあったな、
あそこなら……。
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