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6人目、姫倉 達生 がやってきました。
姫倉 達生は、村人 を希望しました。
― 10月現在・東ブロック / 樹那病院 ―
[外界の喧騒を跳ね除けるように立つ白い建物。
空ろな静けさと、物言わぬ秋の木の風情を匂わせるたその庭に、珍奇な男の姿はあった。]
…え?
[決して場にそぐわない紋付袴。
四方からひっそりと向けられる視線に意も解さず、立ち尽くしていた結果、ついに看護士らしき男に声をかけられた。
「患者さんが怯えているので…」と。]
[彼は、言われてから改めて周囲を見た。
ベンチで明らかに不自然な方向に視線を向けている患者。
介添えで患者を院内へ避させている看護士。
窓からカーテンに隠れてちらちらと眺め下ろしている子供――。]
[一通り眺め終えてから、髪をがしがしと掻いた。]
ああ。もうすぐに終わりますんで。
[片手にはアナログ型のストップウォッチ。
言い終わって数秒を待ち、止める。
細かい針が、丁度再びのゼロを示していた。]
騒がせてすんません。
あー、あそこの部屋のボウズに、これやっといて。
加藤ー。
[言うや否や、どこからともなく黒い服のお兄さんが現れた。
対峙していた勇敢な看護士は、さすがにびくりと反応した。]
……加藤。
カタギ怖がらすなていつも言うてるやろ。
[加藤と呼ばれた黒服は何かを言いたげに沈黙した。が。
最終的には「すみません若」と頭を下げ、懐から何がしかを取り出した。
看護士へ差し出されたそれは――折り紙。]
ほしたら。
[姫倉は笑顔で頭を下げ、のったりと場を後にした。]
7人目、望月 胡蝶 がやってきました。
望月 胡蝶は、村人 を希望しました。
―樹那町南ブロック/望月邸離れ座敷―
[それは暗月、朔日の夜のこと。人工的な灯も落とされた、墨溜りの漆黒より尚闇い、静謐な廟にも似た空間で。
敷かれた陣の中央に、家紋の九曜を刻んだ黄金の装身具の欠片。
充ち充ちた魔力は、滔々と流れる祝詞に呼応して、礼装の衿を正した娘の横顔を幽かな光で縁取る]
――掛巻も畏き奇しき神霊に依りて。
全き杯の神理に違は不令開世に後れ不令。
宣れ。
夜の守に護恵幸へ賜へと眞空遙に拝み奉らくを、
七天念じ申す大願を成就なさしめ給へと恐み恐み白す。
[生まれた輝きは、夜をも統べる小さな恒星の如く、伏せた目蓋をちりちりと焼いた。房室内のありとあらゆる器物が魔力の唸りに共鳴し、或いは粉微塵に砕け散る]
綾に尊き杠秤の担い手を!
[嗤う膝を励まして心眼を啓く、暴発寸前の奔流が帰結する先。
やがてそれは、人の姿となって、陣の中心に顕現した]
――成功、か?
[眩んだ視力が回復するも待たず、期待と不安で紅葉散る着物の裾を紮げ小走りに駆け寄る。
内側から引き摺られるような感覚は、恐らくは繋がったパスのせい。
零れ落ちそうに大きな柘榴石の瞳を何度も瞬いて、恐る恐る手を伸ばした]
8人目、アーチャー がやってきました。
アーチャーは、村人 を希望しました。
[――闇。
一転。
爆ぜる光。
その波は黄金である。
瞼を網膜を虹彩を一切合財灼くような
その洪水が静まりて
残滓をその身に纏ったひとつの形]
――…、……――
[それ、は静かに眼を開く。
藍の左目、黄金の右眼。爆ぜた光と同じ色。]
[駆け寄ってきた着物姿の人影を見下ろしながら
青年 の 形をしたものは、 静かに問うた。]
貴方が 此度 …
… 私の、主《マスター》であるか。
[右の目元から頬にかけて
痛々しい傷があることが見て取れるだろう。。
否、右半面だけではない。
刃物で剥いだ様な永久に残る傷痕の刻まれた身体が
隠すものなく闇の中に浮かび上がる。
――――即ち、全裸であった。]
[はたり。
焦点を結ばぬ視界に、全裸の男が約一名。
一つ瞬き。
二つ瞬き。
その輪郭が紛れもなく一糸纏わぬ状態であると認め、]
ッ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!
[声にならぬ悲鳴が迸ると同時に、平手が飛んでいた]
変質者など喚んだ記憶はないわ!!
通報! ケーサツに通報!
おまわりさーん! 110番! 110番!
全裸の露出狂が此処に居るのじゃー!
[肌色を視野から追い出そうと踵を返す。
高く結われた髪遊ぶ耳先は、含羞のためか仄かな紅に染まっていた。
動揺で足元も覚束ず右往左往、しっちゃかめっちゃかの部屋内に埋没した電話を探す。かなり必死で。切実に]
― 南ブロック / 住宅街 ―
[どこかで誰かが変質者と戦っている頃、姫倉達は帰ってきた。
そこは小屋のような家だった。
剥がれた外壁、焦げたような色の木板。
適当に組んでもここまではなるまいと言わんばかりの家屋。
その癖、到底似つかわしくない立派な囲いと、重厚な木製の門構え。]
もうアレは中にあるんか。
[加藤は頷いた。]
おおきに。
[姫倉も頷き返し、門戸を開く。]
[中に踏み入れれば、そこに廃屋の姿はなく。
囲いと門構えに相応しい、和風の屋敷と庭園が広がっていた。]
[加藤とその他の黒服は、いつの間にかいない。]
見張り頼むわ。
[誰もいないはずの物陰に向けて一言を発した。
物陰の気配は、頷いたように揺らぐ。
姫倉は振り返ることはせず、止まっていた歩みを進めた。
屋敷への飛び石を逸れて、庭の方へ。
玉砂利を横断する際は、玉石が雪駄に進入してしまわないよう慎重に。]
お。
[庭――隅には蔵。
その前に辿り着くと、四本の酒瓶が置いてあった。
中には清酒が満ちている。]
具合はどんなもんかな…。
[独り言を呟きながらしゃがみ、瓶を持ち上げる。
茶色く濁ったガラスの向こうで、水面が弾んだ。]
ん。上々。
[その作業を四本ともに繰り返し、そのどれもに満足そうに頷いた。]
ッ… !? …!!!?
[それはそれはよい音が響いて青年は目を瞬かせた。
互い違いの色の眼を丸くした、あと]
ッ、待 、ち、違う…!!
いや、待て、此れは、かの神に
鎧を捧げた際の――いや、この際其れは後だ。
私を喚んだのは貴方ではないのか!
まず落ち着いてくれ!
[とても失礼なことをいわれた気がするので
青年は必死でそんなことを言い返した。
が しかし確かに何も着ていない。
――黄金の鎧を引き剥がした所為か。
――己の身を蝕む「呪い」の所為かはさておいて
取り急ぎ隠せそうなものを探した。
無論身体をである。]
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