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[牡牛の雷が止む。視界が開ける。節操なく生い茂る緑。黄泉まで続く石段。古ぼけたカビ臭い寺院の入り口。
期待していた結果は、敵サーヴァントの撃破。しかしそこには、傷を負いながらも未だ立つ細身]
……失敗。
[舌打ちくらいはしただろうか。
コレは教訓。
相手は耐久に優れたサーヴァントとは思えない。威力だけであるなら、十分すぎるほど殺傷できた。
今の一撃は、間違いなく必殺。
だが、それでも仕留めきれぬからこその、英霊]
マスター。やはり、あなたの望みには無理がある。
[望まれたのは一撃必殺。ならば、二撃目を放つ無様はしない。
次は全力で。そう視線に込めて一瞥し、石段の直線を包む林へと逃げ込む。
敵に背を向ける躊躇いはない。そうあるべきと、彼女は知っていた]
[順に展開される二人の宝具。
牛のが放つ特大の雷光玉――
そしてそれを防ぐ少女の両手――
今の自分では決して届かない衝突に思わず見とれた]
さて、俺も及ばずながらやるか。
D'implementació, el foc
[呪文に応じて手に炎が展開される]
「貴様何をしている!!」
[回りに日をばら撒こうとした瞬間に怒鳴り声が聞こえてくる。
声の方を向きかえると無数の黒服がそこに存在した]
[少女の、冷たく猛き意志を宿した視線。
見据えて、耐えて。身を翻して消えた影の、気配がいずれ、去ってゆけば]
こ、怖かった……なー。
[へなへなと。牡牛の背に、身体を預けて、へたりこんで。
思い返して。ゼピュロスの息吹を浴びたか如きに、がたがたと身を震わせる。
一歩、間違えば。召喚から僅か数時間で脱落するところだったのは、間違いなかった]
ぅ……痛い、な……。
[抉られた肩口から、鮮血が流れ落ちる。
白い衣装を染める朱の1/4は、この世のものならぬ神血(イーコール)
左肘は折れてはいないようだったが、腕は、直ぐには使いものにはならないだろう]
― 境内 ―
あーん?
[ストップウォッチを眺めていた視線を外した。
森が、到着した時よりも大きく揺れていた。
何より]
……ふう。
[体がだるい。
酒瓶に集中していた意識を、自身の回路へ。
総量が、明らかに少ない。]
…。
[どうも、木々の方が今度は騒がしい。
酒瓶を持ち上げた。ため息をつき、頭を掻く。]
うわー、おっかねぇな。
[どうみても堅気ではない黒服たちがこちらに迫ってくる。
とりあえず展開した炎を消失させ、山の麓に向かって走った
すぐに丁度よくファフが茂みに飛び込んできた。
敵サーヴァントの気配はいまだに健在。
ならば、理由があって撤退してきたのだろう]
撤退するぞ、ファフ。
とりあえずその辺の連中の始末よろしく!!
[手早く、黒服の始末を命じただけで、
敵サーヴァントの未撃破と撤退を咎めることはない。
なぜならば、任せると最初に発言しているから。
それに、理想と現実が違うことはいやってほど理解している]
まあ。元々からっけつに近かったけど。
遠慮なく持っていきやがって。あのボケ。
[薄ら笑い。]
他のは……まあ一本でええか。
とりあえず正面か、林か…。
どっちでも変わらんけど。
[とりあえず、正面入り口の方へ向かった。]
[林に逃げ込めば、わらわらと黒服にたかられるマスターがいた。
蟻と獲物のようだ。何やってるんだろうこの人。遊んでいるのかもしれない。少し楽しそうにも見える。きっとそういう趣味]
…………。
[両手を背中に隠す。武器を取り出し、手を前へ戻す。
分銅を吊した、銀の指輪。
それが、左の親指を除く全指に]
……九撃、瞬殺。
[自らが誇る武器を操りながら、はぁ、と息を吐いた。
やはり自分には、こちらが合っているのだ]
[ハサン・サッバーハは職業殺人者であって快楽殺人者ではない。
後には、木々や地面に残された、伝説に在る獣が過ぎ去ったような爪痕と、
ことごとく倒れ伏し、ことごとく息のある、黒服たちの姿が取り残された]
[階段のところまで行くと、何かにもたれかかっている見覚えのある姿があった。
心なしか、辺りに靄がかかっている。]
…。
[よく見れば、ライダーの左腕に血のようなものが見える。]
…。宝具か。武器か。
[消えていない、ということは致命傷ではない、ということだ。それに腕ならば今すぐどうにかしなければ消滅する、ということはあり得ない。]
魔力切れにならん限りはあのままかな。
となると――。
[いつもの、ぼけっとした表情のままでの状況判断。
火急は気配がした林の方だろう。
ならばそちらを追うのが合理的で必須事項。なので]
[それは、一瞬だった、そして圧倒的だった
ファフの分銅が煌き、黒服は全て地面に平伏した]
ははは、さすがサーヴァントさんだ。
[そして、「九撃、瞬殺」の言葉。
自らが提案した一撃必殺はとんでもない間違いだったらしい。
どうやって謝ろうか考えながら街へと逃げていった**]
[主の言葉に、身を起して。少し呻いて。
力なく下がる左腕を押さえながら、痛みに引き攣りながらも、笑みを返した]
……サーヴァントに襲われて、宝具を撃ち合ったの。
[仔細は、あとでも話せると。ただ、要点だけを述べた]
なるほど。
そして勇敢なエウロパさんは見事相手を撃退したわけやね。
勿論、相手マスターなんて一緒じゃなくて、サーヴァントが一人でのこのこやってきたところを返り討ちにした、と。
そういうことでええんかな。
え、いや……、
確かに相手のマスター、途中でいなくなったけど。
その、返り討ちっていうか、痛み分けっていうか……。
[言い淀んで。ある意味、さっきの少女よりなんか怖い、と]
………。
よお、エウロパさん。
幾ら宝具が強くても、その繰り手がやられたら終いなんや。そんでそれを知られたら、相手はエウロパさんの宝具なんかまともにぶつかり合おうとは思わへん。
なら、相手のサーヴァントが宝具をひきつけて、マスターがエウロパさんを狙ってきたらどうする。逆も然り。
2対1なんか最悪や。
戦いではなから博打しとったら、―――。
[そこまで言って。
エウロパが、震えていることに気付いた。]
まあ、ええわ。
消毒――は必要ないな。
具合も見んならんし、酒は明日にして今は帰ろ。
……姐さんの運搬は、そいつに任せとけばええんか?
[さっきからエウロパの傍にいる生き物? を示した。]
[怒鳴るでもない、淡々とした言葉が。
傷に沁みるように、己が素人なのだと思い知らされる]
二人乗っても、この仔、翔べるけど……目立つ、かな。
……大丈夫、歩けるから。
[唐突に、打ち切られた静かな叱責と。
帰宅を促す言葉に応じて、両の足で、苔むす石段を踏みしめた]
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