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>>*2
ふうん。じゃ、森の意思イコール森の番人の意思じゃないってことなのだわさね。
じゃあ、あんたに聞いても仕方ないわけだわさ。
ちょいと『檻』に戻ってみるだわさ。
[魔法の箒で『檻』に戻る]
あんたたち、お腹減ったんじゃない?これで腹ごしらえしておくといいんだわさ。
[指をぱちんと鳴らして、豪華な食事を用意する。森の中の宮殿で出てきたものよりずっと、豪華でおいしそうなものを。中には、豚の丸焼きや、牛のステーキなどもあっただろう]
私は誰かの夢なの?
[夢の住人、だとすれば]
ここにいる私は――
いったい
[じゃらりと胸元のペンダントの鎖が鳴る]
なんなのよ。
[サフィラの呟きは断片的にだけど耳に入ってきました。
が、それについて何か言うでもなく。
彼女が何処かに行こうとするなら、今度はただ見送ったでしょう。]
[胸元を押さえます、
けれどそこにあるべきものはありません。
わたくしにそれを下さったのは誰だったのでしょう。
そんなことばかりを気にしながら、
白い橋へと一歩を踏み出します。
気が付くと、赤く染まった夜光ユリの花は、
一振りの赤い短剣へと変わっていたのでした]
――………!
[驚きにその短剣を取り落とせば、
けれどそれもまた一瞬の幻だったのでしょう。
赤い夜光ユリの花は湖の底へと
深く深く、沈んでいってしまったのです。]
[元気な少女の夢。
元気でありたかった少女の夢。
どちらの夢が、夢であったのか]
あたしはただ腹立たしかった、だけ。
[何に対して?
自分に対して? 人に対して? 世界に対して?]
あ、あの、わたし、焼け跡に戻るね。
[立ち上がって、誰にともなく宣言しました。
誰かと一緒に過ごすのなら、
悲しみのみなもとを探しているサフィラよりも、
楽しまなければ損、だと言っていたジーマの方が、
自分も楽しくなれそうで。
小さな子供は、もう既に移動しているかもしれないなんて思いもせず。
いつのまにやらほおずきの形をしたランプを掲げて、
霧の湖を離れていこうとした**]
あ、あの、わたし、焼け跡に戻るね。
[立ち上がって、誰にともなく宣言しました。
誰かと一緒に過ごすのなら、
悲しみのみなもとを探しているサフィラよりも、
楽しまなければ損、だと言っていたジーマの方が、
自分も楽しくなれそうで。
小さな子供は、もう既に移動しているかもしれないなんて思いもせず。
いつのまにやらほおずきの形をしたランプを掲げて、
霧の湖を離れていこうとー**]
[悲しみと苦しみ、怒りにも似た苛立ち、楽しみを希う心。
周囲の人々の感情のざわめきにあわせたかのように、水の湖面は揺らぎます。]
……楽しみならば、
光の中でも見出せるでしょう。
けれど、わたくしが闇の中で向き合うべきは、きっと。
[沈んでいく赤を見つめながら、白い橋の上。
この橋が溶け消えてしまったら、
わたくしもまた湖の泡となって消えるのでしょう。
そんなことを考えておりました]
[何事か思案していたジェリコが立ち上がって駆けて行くのを手を振って見送った]
…トイレかなぁ。間に合うといいねー。
[何やら失礼な勘違いをしているようだ]
[なにやらとぼけたような呟きには、
湖面の揺らぎもそれに呼応するように、
一度静まったのですけれど。
わたくしはその失礼な勘違いなど、
当然知る由もありませんでした**]
[振りかえると既にサフィラは一人橋を渡って去っていく所か?]
ふぅん、君は誰も必要としてないみたいだ。他の人が目に入ってないのかな?そう言う森の効力もあるんだろうか。
まぁいいか。あっち行ってみよう。
[何事か思い悩んでいる様子のサフィラに言葉は届いたのかどうか解らぬまま湖の周りをぐるり散策しに行った]
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