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[客席にシルヴィアの姿を見つけてうれしくなって。もちろん、来てくれているのはわかってはいたのだけれど。
手も振れないし、抱きしめることもできなかったから。アドリブをすこしだけ複雑なコードに変えた。
最初の曲が終わっての拍手に、ようやく落ち着く。]
(……いつ切り出そうかなぁ。まだ1曲ちょっとくらいの時間あるし、もうちょっとか)
[ちらり、と時計をみて、カウントダウンのコールタイミングを考えながら、次の曲の合図をする。
セットリストに飽き足らず、全部の段取りを押し付けられた。まぁ、それもこれも自分がいったわがままのせいだとおもうえば諦めもつこうというものだけど。
すこしばかり長い曲を、聴衆の心をざわつかせるかのように、あえてゆらして。唐突なアドリブから入る。
吹き始めたのは"East of the Sun And West of the Moon"だった]
[ステージ上のユウトの姿は、普段とはまた違った風に輝いてみえて。
目が合ったならば、嬉しそうに、応援するように、微笑んで。
初めて聴く、ユウトのステージ。もちろんユウトの音は何度も聴いたことはあるのだけれど。こうしてステージで、バンドとして聴くのは初めてで。
響くハーモニーを。それを奏でるユウトの姿を。全身で感じて。
一曲目が終わって、周りが拍手をしだすまで、まるで息をするのを忘れるかの如く聴き入って。感嘆の息を吐くと少しだけ遅れてシルヴィアも拍手を送ったのだった。
ユウトと出会ってから聴くようになったジャズ。それらの中から奏でられるものをひっぱりだしてきて。アドリブに気付けばくすりと笑んでユウトの音に聞き惚れる。]
[もともと長い曲を、小節交換や全員のソロアドリブを混ぜて、テンポを変えて。十数分。曲で遊ぶように、演奏し終える。
時計をみれば、ちょうどいい時間。手元のマイクをとって、挨拶をはじめる。]
今年も残りほんの1分になりました。新しい一杯と一曲は新年までとっておいて。
まずは新年へのカウントダウンに、少々お付き合いください。30……20……
5、4、3、2、1、乾杯! A Happy New Year!
[あちこちで響く乾杯の声。スタッフからグラスを受け取って、一口だけ、こくりと。
やがて、新年のざわめきがすこしだけ収まれば。傍らのバンドメンバーたちに軽くウィンクして。
もう一度マイクに向かう。悪戯の時間の、はじまりはじまり。]
今年最初の曲をやるまえに、サプライズ・ゲストのご紹介をしましょう。たぶん、本人にとってが一番のサプライズですが。
可憐なピアニスト、そして個人的には最愛のパートナー。
Ms.シルヴィア・クノール。どうぞ、こちらへ。
[ちらりとみやって、手を振って。おいで、といったろうか]
[知っているのよりもだいぶとアレンジの加えられた曲。
どことなくユウトらしさを感じながら、曲に酔いしれる。
やがて曲が終わり。拍手をし。
挨拶を始めるユウトの声に耳を傾ける。
ベルギーに来てから約3ヶ月。だいぶ聞く分には慣れてきていて。
ユウトの声にあわせ、カウントダウン。流石に数字くらいは言うのにも事欠かない。
周りと乾杯をして、グラスを傾け。ユウトの方に視線を戻して。]
――…え?
[思いもよらぬ言葉に目をぱちくりとさせる。
理解し間違えてる?と一瞬思ったけれど、とりあえず名前を呼ばれたことだけは間違いない。
いやでもまさか。そう思うも。
目があって、手を振られて。おいでと言われてしまえば自分の理解違いとは思えず。]
え、と……はい。
[思わず普通に日本語で返事をして。おずおずとステージへ向かうだろうか。]
[おずおずとやってきたシルヴィアを軽く抱きしめて。にやにやとルディが持ってきた楽譜を渡す。
日本でセッションでやろうとふたりで選んだ曲の一つ。結局セッションはできないで終わってしまったけれど。]
おどろかせちゃって、ごめんね。
でも、今年最初の曲はルヴィと一緒にやりたかったから。
[くすりと笑んで、日本語で。
こそり、とそう伝える。
バンドのメンバーにも伝えてはあったから。みんなにやにやとはしてるものの、混乱もなく。ピアノの前に席をだしてくれた。
どうぞ、とシルヴィアをピアノの前に招いてから、もう一度マイクを取る]
それでは、今年最初の曲です。
偉大なるピアニスト、セロニアス・モンクのレパートリーから。
"Ruby, My Dear"
[ちらり、とピアノの前のシルヴィアに合図した]
/*
わーい、むりやり感満載。
業務連絡感謝。
多分、20時ごろには来れるかと。
放送+転校潰しに関しては了解。
ちょっと喋る事考えてくる。
―12月・最後の日―
[引越ししてから数日。
父と共に移り住んだのは、ごく普通の10階建てマンションの5階。
まだ完全に片付いたとは言えないが、住むには不自由ないほどにはなっただろうか。
新たな土地は、少しだけ都会の香りがした。
周りには田んぼや畑やむき出しの用水路はなく、その代わりに24時間営業のスーパーや薬局がある。
とはいっても、駅前には小さなデパートがあるのみで、ここは所謂ベッドタウンらしい。一度行ったきりだが、電車のふたつ隣駅の街は、比べ物にならないくらいの大都市だった。
父は通勤時間が短くなり、昔より早く帰宅できるようになると喜んでいたし、それは自分も嬉しかった]
あ、もうこんな時間だ。
[朝から正月料理の準備を始めたため、することは終わっている。
父は急に会社に呼び出され、今は家にひとり、ごろごろしているところだった。むくりと、ベッドから起き上がる]
……もうすぐ、年明けかぁ。
[自室の机の上。猫の人形の隣。
丸い目覚まし時計は、夕方の17時を指していた]
今、連絡しても大丈夫かな……。
[携帯を開いては、閉じてを繰り返す。
ストラップの揺れるアザラシを見つめて、ひとつ息を吸って]
やっぱりメールにしよう。
何かあってる途中かもしれないし。
[結局そうすることにし、ボタンを押し始めた。
何度か文面を消したり書いたりして、やっと送信する]
[ユウトの傍まで行くと抱きしめられて。確実に注目を浴びている中なのでいつもより慌てて、顔も赤くなるけれど。拒むことなく腕の中におさまって。状況に追いつけないままユウトを見上げると、楽譜を渡されて。きょとんとしたまま中を見遣れば。
もう一度、ユウトを見上げて。]
……言ってくだされば、よかったのに。
[少し拗ねたように言うけれど。その気持ちが嬉しくて。ユウトに招かれるまま、ピアノの前に移動する。
まさか自分が演奏することになるなんて思ってもみなかった。でもユウトが練習しに行っている間、家でいつもピアノを弾いていたから。
何年かぶりのステージでの演奏。
初めての合わせ。
不安はもちろんあったけれど。
ユウトが呼んでくれたのだから。ユウトが傍にいてくれるのだから。
一緒なら、大丈夫。
それに選んでくれたこの曲。
ユウトの耳元で輝くルビーにちらりと視線をやって。
ユウトの声を耳に受けながら、軽く深呼吸。
そして合図を受ければ。
今年最初の音を共に奏でだす――]
―12月・最後の日―
はー疲れた。
[よろよろと自室に戻ると、着流しを脱いで横にごろんとなった。ふらふらの頭でぼんやりとしている。荷物は一日かけて師匠の分含め全部処理していた。]
あー、初の一人年の瀬かなー。
[師匠はこの近くに居る別の師匠と騒ぐらしい。酒を飲ませることになるから連れてかれなかった。]
別に酒くらい、いいじゃない。普段から飲んでいたのに…。
to:レーモン
題名:こんにちは…こんばんはかな。
本文:もうすぐ、年が明けるね。
新しい生活には慣れてきましたか?
私もバタバタしていて、あまり連絡出来なくてごめんね。
こちらは今までと大して変わらず、って感じかな。
あ、それでね。
もし良かったら、初詣か、初日の出を見に出かけない?
レーモン君の都合さえ合えば、でいいんだけど…。
お返事待ってます。
[少しだけ久しぶりのメール。
思ったよりも文章が緊張してしまったような気がした]
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